夏のお茶、冷やして飲むだけじゃもったいない。いつものお茶がもっとおいしくなる簡単レシピ6選
ながお・ともこ/素材の味わいを生かす料理にファンが多く、レシピ本やエッセイも多数。オリジナルブランド〈SOUPs〉では、独自に調合したティースパイスやセレクトした茶葉も販売。
1. 甘酸っぱさと渋みを味わうフルーツティー。ウーロンパイナップルティー

フローズンカクテルみたいなビジュアルに、歓声があがること間違いなし。パイナップルの甘酸っぱさの奥に中国茶の渋みが広がって、初めての味わいに頬がゆるんでしまうはず。お茶の風味を引き出すコツは、ポットの茶葉に湯を注ぎ、茶葉が開いたら水で冷やすこと。
材料(4杯分)
烏龍茶(凍頂烏龍、高山茶など)…約5g
パイナップル…約200g
作り方
❶烏龍茶は沸かしたてのお湯200mlを注いで2分ほど蒸らし、水400mlを加えて冷蔵庫でしっかり冷やしておく。
❷パイナップルも冷やしておき、細かく刻んでミキサーかフードプロセッサーでピュレ状にする。
❸グラスにお茶を分けて注ぎ入れ、パイナップルのピュレをよく混ぜてからスプーンでそっとのせるようにして加える。飲むときはマドラーやスプーンで軽く混ぜる。

NAGAO’S VOICE:パイナップルと相性が良いのは半発酵の台湾産烏龍茶。ピュレの量で味も雰囲気も変わります。ピュレは多めに作っておき、ヨーグルトやアイスと混ぜてもいいですね。
2. ミントの香りを楽しむモヒート風の一杯。ミントレモン煎茶

香りのいい生のミントが出る季節ならではのおもてなし。モヒートのように、ミントの葉やレモンの皮をつぶしながら混ぜて飲めば、爽やかさも風味も倍増。煎茶を淹れるときにハチミツか白みつで少し甘みをつけてもいいし、濃いめに作って炭酸で割ってもおいしい。
材料(2杯分)
ペパーミント、スペアミント…計1パック(約15g)
レモンの皮…約1/2個分
煎茶…約300ml
氷…適量
作り方
❶ミント2種は適宜ちぎっておく。レモンの皮は、白い部分があまり入らないように薄めに削いでおく。氷は多めに用意。
❷煎茶は濃いめに淹れて冷やしておく。
❸グラスに氷とレモンの皮、ミントを入れて煎茶を少なめに注ぎ、ミントとレモンを潰すようにスプーンで混ぜて、少し煎茶を足す。

NAGAO’S VOICE:ミントは2種類使うと風味に奥行きが出ます。レモンは国産の有機か、低農薬のものを。皮は大きめに削ぐと色もきれいで特別感が出るはずです。
3. ピリッと辛くて甘い大人のウェルカムティー。ハイビスカスジンジャーソーダ

いちごソーダのようなかわいい見た目と、しょうがの辛みを効かせた大人の味のギャップがたまらない! 色鮮やかで甘酸っぱいハイビスカスティーは、ハイビスカスローゼルという植物を原料としたノンカフェインのハーブティー。温かくして飲むのもおすすめ。
材料(2杯分)
ハイビスカスティー(またはドライハイビスカス)…約10g
しょうがのスライス…約30g分
レモンのスライス…2枚
砂糖(粗糖、またはてん菜糖)…大さじ3〜4
炭酸水…約200ml
氷…適量
作り方
❶ハイビスカスティーとしょうがのスライス、レモンのスライス、砂糖をポットに入れ、お湯300mlを注ぐ。
❷砂糖が溶けるようによく混ぜ、8〜10分ほど蒸らしてから、水300mlを加えて冷やす。
❸グラスに氷を入れ、ハイビスカスティーを適宜注ぎ、炭酸を加える。

NAGAO’S VOICE:ハイビスカスの酸味、しょうがの辛みが出るので、少し甘めにしたほうがおいしい。素材の風味を引き出すために、お湯は沸かしたてを注ぐこと。
4. シナモンを効かせたリッチなデザートティー。スパイスクリームティー

この一杯で、スイーツを食べた後のような満足感。その秘密は、スパイスを煮出したところへ茶葉を入れて味をまとめる長尾さん流アレンジと、少しだけ甘みをつけた生クリーム。シナモンをメインに、カルダモンや黒こしょうを加えて複雑な風味にしてもおいしい。
材料(2〜3杯分)
セイロンシナモン…2本
クローブ…5、6本
紅茶(ケニア、アッサムなど)…小さじ1
生クリーム…約100ml
砂糖(てん菜糖、グラニュー糖など)…小さじ1
作り方
❶鍋に細かく割ったシナモンとクローブを入れ、水800mlを加えて中火で煮込む。15〜18分ほどかけて、煮立たない程度の火加減でスパイスを煮出してから火を止め、紅茶を加えて2分おいてから濾す。
❷ポットに入れて、よく冷やしておく。
❸生クリームをボウルに入れ、砂糖を加えて泡立てる。とろりとしてきたら冷蔵庫へ入れ、クリームも冷やしておく。
❹グラスにスパイスティーを入れ、クリームをスプーンで軽く混ぜてのせる。

NAGAO’S VOICE:シナモンとクローブを煮出し、紅茶はバランスをとる役目として加えます。茶葉の渋みが出ないうちに濾し、粗熱が取れてから冷やすと品のいい味に。
5. 夏の疲れを癒し、飲んだ後もうれしい一杯。ナツメルイボスティー

体に優しいルイボスティーと、薬膳にも使われるナツメやクコの実をあわせた温かいお茶。ほんのり甘いお茶に癒された後のお楽しみは、水分を含んでふくふくに柔らかくなったナツメやクコをいただくこと。食後の甘いデザート代わりのようで、ちょっとうれしい。
材料(約4杯分)
ルイボスティー…5〜6g
ドライナツメ(あれば種を抜いたもの)…6〜8個
クコの実…大さじ山盛り1
作り方
❶ルイボスティーはティーバッグか、茶葉をお茶パックに入れておく。
❷①をポットに入れ、沸かしたてのお湯を700〜800mlほど注ぐ。
❸蓋をし、ポットを保温して10分以上おいてからドライナツメとクコの実を加えて漬け込む。

NAGAO’S VOICE:一旦冷めるくらいまで漬けると風味がかなり出るので、軽く温めなおして飲むのがおすすめです。残りを冷蔵庫で冷やすと、さらに甘さが出ます。
6. 3層が生み出す優しいおいしさに感激必至。黒みつ抹茶ソイミルク

抹茶&黒みつ&ミルクという絶対おいしい組み合わせを、「小さなガラスのうつわに3層で」入れることで、特別感あふれるデザートティーに。コツは抹茶をふるう、そっと注ぐ……など、簡単だけど大切なポイントを省かずに行うこと。おもてなしの心も伝わるはず。
材料(2杯分)
黒みつ…約大さじ2
豆乳…約200ml
抹茶…小さじ2
水…約160ml
作り方
❶黒みつをグラスに分けて入れ、豆乳をそっと注ぐ。
❷抹茶はカフェオレボウルなどに茶漉しでふるい入れて水を注ぐ。
❸茶筅でよく混ぜてからしっかり泡立てる。
❹スプーンで豆乳にそっとのせるように注ぎ入れる。
NAGAO’S VOICE:とにかく抹茶をそっと注ぐこと。黒みつと豆乳を先にグラスに入れておくといいですね。豆乳の代わりに牛乳やアーモンドミルクを使うときは、抹茶多めで苦味を生かして。



















