47都道府県・全グルメガイド 【富山県・氷見市エリア】魚介料理を出すサウナ!?
寿司やワイナリーまで、おいしい氷見のトピックス5選。 TRAVEL 2023.12.01

現在発売中の2024年1月号「47都道府県、おいしいあの町へ」では、地元在住の食通が教える、47都道府県のおいしい食を求める旅を紹介しています。Hanako Webでは、誌面では紹介しきれなかった47都道府県のオリジナル記事を限定で公開。

今回ご紹介する富山県のガイド役はワインバー店主の池崎茂樹さん。注目エリアとしてピックアップしてくれたのは、氷見市2023年8月にオープンし、地元に新風を吹き込んでいる最旬スポット。〈サカナとサウナ HOTEL&DINER〉氷見ワイン〈SAYS FARM〉〈柿太水産〉の「こんかいわし」など、全国屈指の港町で絶対味わいたいグルメを紹介。

【目次】富山県・氷見市エリアの名物に触れるスポット5選

1.サカナとサウナ HOTEL&DINERの定番「魚々出汁(ととだし)アクアパッツァ」

複雑な地形や海流のはたらきなど、さまざまな条件が手伝い、絶好の漁場環境が整う氷見。全国屈指の港町として栄えてきた氷見ですが、ここ数年新しい風が吹き込んでいます。そのひとつが〈サカナとサウナ HOTEL&DINER〉。店主は魚料理研究家&サウナ愛好家の通称“昆布ちゃん”。全国の漁港を巡った末、氷見の魚のおいしさに惚れ、移住を決めたほど魚好きです。和洋中のジャンルにとらわれず、あくまで1匹1匹の魚に寄り添った愛ある料理は彼ならでは。定番「魚々出汁(ととだし)アクアパッツァ」は、魚介だしの旨みをしっかりと感じさせつつ、思わずワインが欲しくなるスパイスがアクセントの一皿です。しかしそれだけでは終わりません。「サカナとサウナ」は伊達じゃない。ホテルにはなんと「ボナサーム・アウフグースサウナ」(特殊な方法で蒸気を発生させ、空気を循環させることでソフトな体感に仕上げたサウナ)併設。魚を食べてサウナに入って、心身ともにととのえて。

サカナとサウナ HOTEL&DINER (さかなとさうな ホテルアンドダイナー)

住所:氷見市中央町5-16
TEL:090-5514-6511
営業時間:11:30~14:00、18:00~22:00
定休日:日月休

2.氷見に来たならはずせない〈すし屋の城光〉

〈すし屋の城光〉のお寿司

氷見まで来たなら〈すし屋の城光〉(氷見市間島1−50)は行きたい。岩塩や黒胡椒など魚介との相性に照準を合わせた的確な調味。決して変化球でない、味覚への誠実さがなせる仕事。

3.魚問屋が始めた氷見ワイン〈SAYS FARM〉

〈SAYS FARM〉のワイン

氷見産のワインを造ろうと魚問屋が始めた〈SAYS FARM〉(氷見市余川字北山238)。年々高まるクオリティ、味わいはよりピュアに美しく。進化し続ける氷見ワインの「今」を見逃さないで!

4.宿泊するならここ〈HOUSEHOLD〉

〈HOUSEHOLD〉の内観

宿は〈HOUSEHOLD〉(氷見市南大町26-10)へ。「勝手口からの旅」というコンセプトが最高! 氷見再発見の立役者。勝手口から吹き込む風は、富山の風向きさえ変える⁉️

5.〈柿太水産〉で「こんかいわし」をお土産に

〈柿太水産〉のこんかいわし

お土産は〈柿太水産〉(氷見市北大町3-37)の「こんかいわし」がおすすめ。いわしの塩漬けを糠床で熟成させた発酵食は、さながら富山のアンチョビ。

One More Place 潮風が吹く癒しの公園で一服はいかが。

比美乃江展望台

富山湾が目の前に広がり、潮風が気持ち良い〈比美乃江公園〉(氷見市北大町25-4)。海辺ですが、芝生が敷かれていてくつろげるのが新鮮。展望台もあり、眺めも抜群です。

photo_Hiroko Takeda text&edit_Arata Kobayashi

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