アイヌ文化を五感で楽しむ湖畔の〈ウポポイ〉へ。

ポロト湖に面した小さな屋外ステージで、グラフィカルな民族衣装を身にまとった男女が歌い踊る。全身から放たれる調べは見る者を圧倒すると同時に、先住民族文化への畏敬の念を抱かせる。
これは、敷地の一角に再現された集落「伝統的コタン」で上演される公演『ウパㇱクマ』の1コマ。見て、聞いて、感じられるプログラムが〈ウポポイ〉では日々開催されているのだ。
東京ドーム約2個分の面積を持つ広大な敷地は、日本で初めてアイヌ民族を主題とした〈国立アイヌ民族博物館〉と体験型のフィールドミュージアム〈国立民族共生公園〉を中心に構成。博物館では「ことば」「世界」「くらし」など6つのテーマに沿った展示を、「体験交流ホール」や「伝統的コタン」「体験学習館」などが点在する公園では伝統的な歌と踊りの鑑賞や、ムックリ(口琴(こうきん))の演奏、アイヌ文様の刺繍といった、ここでしかできない体験が待っている。
もちろんグルメやショッピングも充実。併設のレストランでアイヌ料理に舌鼓を打ったり、ミュージアムショップでオリジナル商品を購入することもできる。今年の夏は、魅力あふれるアイヌ文化を体験しに、〈ウポポイ〉に出かけてみませんか?
一日いても飽きない体験型ミュージアム。
【鑑賞する】静と動の両面から文化に触れる。
アイヌとは彼らの言葉で「人間」を意味する。博物館では、彼らの視点から語られる多彩な歴史や文化の資料を展示。交流ホールやコタンでは、今も暮らしに息づく歌や踊りを間近に体感できる。
【食べる】フチ自慢の料理をどうぞ。
施設内には4軒の飲食店が揃う。写真は〈オハウとジビエの専門店海空のハル〉で人気の季節のオハウ定食。白老で生まれ育ったフチ(おばあさん)が作る具だくさんのオハウ(汁物)が味わえる。
【体験する】選ぶのが楽しい多彩なプログラム。

体験プログラムが充実しているのも〈ウポポイ〉の魅力だ。民族衣装を試着したり、アイヌ語を学んだり、伝統的な楽器を演奏したり。中には有料のものもあるので、事前に要チェック!
【買う】ここにしかないオリジナルグッズ。

博物館のミュージアムショップではアイヌ文様を用いたオリジナルグッズを販売。右・サーモステンレスボトル2,800円、中・缶バッジ350円、左・ロルバーンのノート990円。
住所:北海道白老郡白老町若草町2-3
TEL:0144-82-3914
営業時間:9:00~18:00(季節により変動あり)
定休日:月休(月が祝の場合は翌平日休)
入場料:1,200円
約1㎞離れた場所には、慰霊施設もある。


















