一度選べば、ずっと我が家の定番。子どもと一緒に育つ家具〈STOKKE〉の長く使えるデザイン

一度選べば、ずっと我が家の定番。子どもと一緒に育つ家具〈STOKKE〉の長く使えるデザイン
Good design, So ethical Vol.27
一度選べば、ずっと我が家の定番。子どもと一緒に育つ家具〈STOKKE〉の長く使えるデザイン
MAMA 2026.09.08
地球にも人にもやさしいものを選びたい。今を生きるわたしたちにとって、エシカルかどうかという視点はもの選びでは欠かせないよね。でも、やっぱりデザイン性も大事にしたい。学生時代からサスティナブルを追求し続けているhaluさんの愛用品はまさにGood design, So ethical。真似したくなる、素敵なアイテム、少し覗き見させてください~。
halu
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サスティナブルライフプロデューサー

学生時代から、エシカルな暮らしやオーガニックの食品に関心を持ち、地元葉山でのウェルネスな体験型ツアーの企画や、企業のリブランディングプロジェクトに携わる。また、食にまつわる資格を複数保有し、ヴィーガンスイーツのプロデュースなど、多方面で活躍する。ハナコラボパートナー。Instagram:@haluchn

子どもの「今」だけで選ばない

ベビー用品は、暮らしの中でも特に使用期間が短いものが多い。数ヶ月前まで毎日のように使っていたものが、子どもの成長とともにあっという間に役目を終える

子どもが生まれてから、そのスピードの早さに驚くと同時に「どのくらいの期間使えるのか」も、ものを選ぶときに以前より意識するようになりました。

その瞬間に必要かどうかだけでなく、少し先の暮らしまで想像して選ぶ。そんな視点からわが家に迎えたのが、ノルウェー生まれの〈STOKKE(ストッケ)〉の家具です。

一度選べば、ずっと我が家の定番。子どもと一緒に育つ家具〈STOKKE〉の長く使えるデザイン ベッド

今回紹介するのは、1972年の発売以来、世界中で使われてきたハイチェア「TRIPP TRAPP(トリップ トラップ)」と、特徴的な楕円形のフォルムを持つベッド「STOKKE SLEEPI(ストッケ スリーピー)」。

椅子とベッドという異なる家具ですが、共通しているのは、子どものある一時期だけを切り取ってつくられていないこと。体が大きくなり、できることが増え、暮らし方が変わっていく……そんな成長を前提に、家具の側にも変わっていける余地が残されています。

新生児から成長後まで。〈TRIPP TRAPP〉

一度選べば、ずっと我が家の定番。子どもと一緒に育つ家具〈STOKKE〉の長く使えるデザイン トリップトラップ

1972年、ノルウェーのデザイナー、ピーター・オプスヴィックによって生み出された「TRIPP TRAPP」。誕生から半世紀以上が経った現在も、基本的なデザインは大きく変わっていません。

一見すると、とてもシンプルな木製の椅子。特徴は、座面と足のせ板の高さや奥行きを、使う人の体に合わせて調整できることです。

子どもに合わせて椅子を購入するのではなく、椅子をその時々の体に合わせ変化させていく。さらに、月齢に合わせたアクセサリーを組み合わせることで、生まれてすぐの新生児期から使うことができます

わが家で最初に使ったのは「ニューボーンセット」です。

一度選べば、ずっと我が家の定番。子どもと一緒に育つ家具〈STOKKE〉の長く使えるデザイン

まだ自分で座ることのできない頃から、大人と同じ食卓の高さで過ごすことができます。

料理をしているときや食事をしているときも、赤ちゃんだけが別の場所にいるのではなく、自然と家族と同じ空間に。まだ食事をすることはできなくても、大人が食べる姿を眺めたり、会話を聞いたり。

食べるという行為には参加していなくても、家族の食卓にはすでに参加することができます。

一度選べば、ずっと我が家の定番。子どもと一緒に育つ家具〈STOKKE〉の長く使えるデザイン

TRIPP TRAPPが誕生した背景には、「子どもを家族の食卓へ」という考え方があります。

大人用の椅子では、体の小さな子どもにテーブルの高さが合わない。その課題に対して、子ども専用の小さな家具をつくるのではなく、大人と同じテーブルを囲めるよう、椅子そのものを体に合わせられる構造にする。高さを調整できるという機能は、長く使うためだけではなく、年齢の異なる家族が同じ場所で過ごすための設計でもあります。

そして成長したら、ニューボーンセットを外して「ベビーセット」へ。

一度選べば、ずっと我が家の定番。子どもと一緒に育つ家具〈STOKKE〉の長く使えるデザイン

ひとり座りができるようになり、離乳食が始まれば、今度は自分で食卓に参加するための椅子になります。さらに成長したらベビーセットも外し、座面と足のせ板の位置を体に合わせて調整していく。

「新生児の居場所」「離乳食用のハイチェア」「子どもの椅子」と、それぞれを用意するのではなく、一脚を軸に、その時に必要な機能だけを足したり、外したりする仕組みです。

ひとつの完成形を長く使うのではなく、その時々の体に合わせて「完成形そのものを変えられる」。そこに、この椅子ならではの長く使うための工夫があります。

また、子どもらしさを強く打ち出さないシンプルな佇まいも特徴のひとつ。

一度選べば、ずっと我が家の定番。子どもと一緒に育つ家具〈STOKKE〉の長く使えるデザイン トリップトラップ

毎年のように新色が登場。北欧らしい豊富なカラーバリエーションも魅力ですが、木材もビーチ材とオーク材から選ぶことができます。

我が家はインテリアとの相性を考えて、オーク材のウォームブラウンをチョイス。

さらに、アクセサリーもさまざまなカラーや柄が揃っているので、組み合わせ次第で印象が大きく変わります。定番のアイテムでありながら、人とかぶりにくく、自分らしい一脚に仕上げられるのも魅力です。

体に合わせて変えられる機能と、年齢や時代を限定しすぎないデザイン。その両方を備えながら、ひとつの椅子が子どもの成長を追いかけるように役割を変えていきます。

眠りの場所も成長する。〈STOKKE SLEEPI〉

一度選べば、ずっと我が家の定番。子どもと一緒に育つ家具〈STOKKE〉の長く使えるデザイン

もうひとつ、わが家に迎えたのが「STOKKE SLEEPI」。まず目を引くのは、一般的なベビーベッドとは少し異なる楕円形のフォルムです。

直線的な四角いベッドが多い中で、SLEEPIは角のないやわらかなライン。赤ちゃんを包み込むような形でありながら、いわゆる“ベビー用品”らしさを強く感じさせません。

ベビーベッドはサイズも大きく、部屋の中でも存在感のある家具。だからこそ、機能だけでなく、ひとつの家具として今まで大人だけで過ごしてきた空間になじむかどうかも大切なポイントです。

子どもが生まれると、家の中には一気に子どものものが増えていきます。安全性や使いやすさはもちろん大前提。それでも「子どものものだから」と、それまで大切にしてきた暮らしやインテリアをすべて変える必要はない。大人にとって心地よいものと、子どもにとって必要なもの。そのふたつが同じ空間に自然と存在できることも、家具として長く付き合うためのひとつの要素です。

一度選べば、ずっと我が家の定番。子どもと一緒に育つ家具〈STOKKE〉の長く使えるデザイン
乳児期には四方を囲まれたベビーベッドとして使い、さらに成長に合わせてマットレスの高さやベビーベッドを拡張することが可能。
一度選べば、ずっと我が家の定番。子どもと一緒に育つ家具〈STOKKE〉の長く使えるデザイン
自分でベッドへ出入りできるようになる頃には、片側を開けた状態へと変えることができます。

赤ちゃんの成長は「できないことが、できるようになるの連続です。

最初は大人が抱き上げて寝かせていた場所も、やがて自分で立ち上がり、自分の足で出入りする場所になる。それに合わせて、ベッドに必要とされる役割も変わっていきます。

「ベビーベッドを卒業したら、次のベッドを用意する」

そんな流れとは少し違い、使う人の成長に合わせて家具そのものの役割が変化していきます。見た目の軸を保ちながら、使い方には余白を持たせることで、ひとつの家具をその先の暮らしへ、子どもへの成長へとつないでいく設計です。

一度選べば、ずっと我が家の定番。子どもと一緒に育つ家具〈STOKKE〉の長く使えるデザイン
赤ちゃんの頃は、囲まれた安心できる眠りの場所として。少し大きくなれば、自分で出入りするためのベッドとして。印象的な楕円形のフォルムはそのままに、必要な機能や仕様だけを変えてくれる。

暮らしの変化を受け入れる家具

一度選べば、ずっと我が家の定番。子どもと一緒に育つ家具〈STOKKE〉の長く使えるデザイン

両者に共通しているのは、長く使うために「変わらないこと」と「変えられること」がうまく考えられていることです。

TRIPP TRAPPは1972年の誕生から半世紀以上にわたって基本的なデザインを受け継ぎながら、座面や足のせ板、アクセサリーによって、その時々の体に合わせることができる。SLEEPIも、印象的な楕円形のフォルムはそのままに、子どもの成長に合わせて高さや仕様を変えることで、ひとつのベッドに複数の役割を持たせています。

子どもの家具は、成長によって必要な機能が大きく変わるもの。だからこそ、ある月齢や年齢に合わせて完成させるのではなく、その先の変化まで含めて設計することが、結果としてひとつのものを長く使うことにつながります。

また、長く使うためには機能だけでなく、デザインが特定の年齢や流行に左右されすぎないことも大切です。

一度選べば、ずっと我が家の定番。子どもと一緒に育つ家具〈STOKKE〉の長く使えるデザイン

必要な機能は変えられる一方で、家具としての佇まいは変わらない。ものを選ぶとき、その瞬間の使いやすさや美しさだけではなく、「この先、どう使われていくのか」まで考えてみる。成長するたびに新しいものへ置き換えるのではなく、使い方や役割を変えながら、ひとつのものを使い続けていく。ものの寿命を、使う人の成長によって区切らない。

そんな視点も、これからのもの選びのひとつの基準になりそうです。

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