ハナコラボ日記/前田紀至子のいつかの旅のはなし 第13回 暑さも忘れる至上の時。〈ザ・リッツ・カールトン大阪〉の魅力を余すことなく満喫する大人旅。 LEARN 2018.08.05

日々国内外を旅している前田紀至子による、週末旅から長期旅行まで淑女らしく旅を愉しむためのトラベルガイド。今回は、国内のホテルの中でも一度は泊まりたい憧れホテルとして名高い〈ザ・リッツ・カールトン大阪〉の魅力に迫りました。

私が今回訪れたのは、〈ザ・リッツ・カールトン〉の日本第一号ホテルとして誕生した〈ザ・リッツ・カールトン大阪〉。クラシカルでありながらとびきり洗練された空間と、温もりのあるおもてなしで人気を博している、国内屈指のラグジュアリーホテル。

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と、その前に。この度、キックオフから参加させて頂いている、〈マリオット・グルメ・ジャーニー〉という新たな取り組みのためにまずは神戸の弓削牧場へ。

実はこちらの取り組みは、日本国内のマリオットグループホテルを象徴するレストランのシグネチャーメニューやシェフに焦点を当て、そのバラエティの豊富さや奥深いホテルの食を紹介するユニークなもの。それゆえ、私自身しっかりとその一端を担うべく、〈ザ・リッツ・カールトン大阪〉がチーズを仕入れている〈弓削牧場〉の見学からスタート。

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さすが、〈ザ・リッツ・カールトン大阪〉が認め、仕入れている〈弓削牧場〉のチーズ。その味の良さはもちろんのこと、牧場や営む方々も、自然や生き物に対する愛が溢れる素晴らしい場所。

個人的には、〈弓削牧場〉のトレードマークにもなっている3人の子どものご長男、太郎さんが新しく生み出したチーズ、「フロマージュ・プチタロー」(写真中央)の味わいの良さに脱帽。

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こちらがそのトレードマークのイラスト。思わずにっこりしてしまう可愛さでありながら、どれも品質は最高。

チーズや低温殺菌ノンホモ牛乳をはじめ、自家製生チーズをたっぷり入れて、地鶏の卵を使って焼き上げたシフォンケーキも人気。

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牧場見学の後は、神戸から大阪に移り、〈ザ・リッツ・カールトン大阪〉にチェックイン。まるでヨーロッパの邸宅を訪れたかのような雰囲気とスタッフの方々のパーフェクトなサービスを間近で感じ、到着早々幸せな気分に。

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私が今回宿泊したのは、35階のクラブレベル。「ホテルの中のホテル」ともいわれるザ・リッツ・カールトン・クラブレベルでは、 専属のコンシェルジュによるパーソナルなおもてなしで、より一層スペシャルな滞在を叶えることが可能。

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18世紀の英国貴族の邸宅を彷彿とさせるインテリアにうっとりしていると、視界に入ってきたのは、テーブルの上のスイーツと宿泊部長からの心のこもったお手紙。

贅沢でありながらも、第二の我が家にいるかのような居心地の良さが感じられるのは、サービスの中にも温かな真心が感じられるからこそなのかも。

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少し部屋でくつろいで広い浴室でシャワーを浴びたなら、支度をして向かうはメインダイニングの〈ラ・ベ〉。

「ミシュランガイド 京都・大阪 2018」にて一つ星として掲載されているこちらは、フランス語で「湾」という意味をもつ店名のとおり、多彩なシーフードが自慢。伝統的でありながらも軽やかで可憐な料理の数々は、もっとも私好みなタイプのフレンチ。

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冷めにくい工夫がなされたオリジナルの寄木細工ケースに収まったパンと、シェフが幼少期を過ごした故郷、ブルターニュ地方から取り寄せている〈ボルディエ〉のバター。3kgの大きな塊のボルディエバターを削りながらサーブしていただけるのもシェフのこだわりだとか。

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見目にも麗しいコースは、五感で楽しめる美しい色彩のプレゼンテーション。〈ラ・べ〉が謳う『紳士淑女の“食”への探究心を刺激する』との言葉通り、「次は何が出てくるのだろう?」と、ワクワクしながらテンポよく進むディナータイムは、さすがのミシュランワンスター。

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どれもこれも一分の隙なく完璧なおいしさでしたが、マイフェイバリットな一皿は、「黒鮑のブイヨンキュイ 肝でリエした白ワインクリーム 穂紫蘇」。肉厚の鮑を極限まで引き立てる火入れとソースのバランスはお見事。このほか、〈ラ・ベ〉の醍醐味である希少なオマールエビのオマールブルーにも舌鼓。

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最初に訪れた弓削牧場のフレッシュチーズは、なんとムースに変身。名シェフ、クリストフ・ジベール氏の手によって、素朴なおいしさから華麗なるデセールへと昇華!このコントラストがまた愉しい。

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食後は客室に戻って幸せなディナーを反芻しつつ、リラックスタイム。自分で淹れたエスプレッソとマカロン片手にくつろぎながら、見渡す大阪の夜景はたまらなくドラマティック。

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広々としたベッドでたっぷり眠って、少しの疲れも感じずに目覚める幸せな朝。

朝食やアフタヌーンティーなど1日5回、軽食や飲み物をブッフェスタイルで自由に利用できるのもクラブラウンジの楽しみの一つ。

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朝ごはんの後はプールで泳いで腹ごなし。澄み渡った空気の閑静なプールや、室内外のジャグジー、サウナ好きにはたまらない広々としたサウナや水風呂は、どれもこれも至極快適。ずっとここで過ごしたいほど。

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プールでひと泳ぎしたら、〈ザ・リッツ・カールトン・スパ〉へ。お目当ては、8月にリニューアルされたばかりのトリートメントメニュー。

120分かけてボディ・フェイシャル・スカルプと全身を丁寧にケアする「喜色」は、肌の汚れを奥から洗い流して、キメの整った透明感のある肌へと導いてくれるトータルケアトリートメントメニュー。

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日本酒を入れてマッサージする酒フットバスからはじまる、丁寧できめ細やかな神業トリートメントにうっとり。体中をほぐしながら整えてゆく感覚は、一度体験するとやみつきになりそうな気持ち良さ。まるで平安時代の貴族にでもなったかのような和のトリートメントは、海外からのゲストならずとも虜になること間違いなし。

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施術後には、地酒とスイーツのサービスまで。まさに至れり尽くせりで、思わず「もう1泊ステイしたい」なんていう気持ちが生まれながらも後ろ髪を引かれつつのチェックアウト。

そう、可能ならば、今日も明日も…としばらくステイしたくなるのは、〈ザ・リッツ・カールトン大阪〉が豪華なだけではなく、コージーさも併せ持ったホテルだから。

明日からまた日々の生活や仕事を頑張って、友人や家族、恋人など大切な人と泊まりに戻ってきたいと思わずにはいられない、夢のような2日間なのでした。

今回の旅の場所:神戸&大阪

神戸の〈弓削牧場〉から〈ザ・リッツ・カールトン大阪〉へと繋がるソース トゥ テーブル(食材調達の現場からテーブルへ)を体感しながら、最高のホスピタリティを満喫する旅。

〈ザ・リッツ・カールトン大阪〉
https://www.ritz-carlton.co.jp
〈弓削牧場〉
http://www.yugefarm.com

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