贅沢な香りに感動! お取り寄せして味わいたい発酵茶5選
みずの・けいすけ/大手飲料メーカーを経て、2023年〈nokNok〉を設立。お茶の体験型サービス「お茶オーナー」や日本茶のノンアルコールドリンク「nokNok CRAFT TEA SODA」などのプロダクトを開発。
「本来、緑茶は不発酵ですが、最近は摘んだ茶葉を静置して微発酵させる“萎凋(いちょう)”という工程を行い、そこで生まれるフローラルな香りを楽しむ萎凋煎茶や、半発酵の烏龍茶、発酵&乾燥のみで仕上げる白茶など、中国茶の手法を取り入れたお茶が増えています。萎凋の甘い香りは若い世代や中国茶ファンにも響くはず」(水野さん)。また四国地方の伝統発酵茶も、乳酸菌の効用から再び注目の存在に。
1. 海を渡った原生山茶。【三重県】〈Jikonka〉の「伊勢水香白茶(F4)」

日本ではまだ生産者の少ない発酵茶。白茶を作るのは、人気ライフスタイルブランドだ。かつて地域で生産され、山間部にわずかに残された幻の品種「F4」を、今も自然の力に任せて管理、手摘みして1年かけて発酵している。
2. 柑橘の香りを纏(まと)わせて。【高知県】〈村田園芸〉の「花香烏龍」

茶葉に花を被せて“着香”させるジャスミンティーの製法を踏襲した、クリエイティブな一品。共に育てる土佐文旦の花を蕾の状態で摘み取り烏龍茶に合わせ、香りが移ったところで一つ一つ取り除く、途方もない作業の末に出来上がる。
3. 発酵が生む、馥郁(ふくいく)としたアロマ。【東京都】〈nokNok〉の「竜爪萎凋煎茶」

竜が爪を落とした伝説の残る竜爪山(静岡市)で栽培される茶葉を、わずかに萎凋させた微発酵茶。一番茶づくりの最後に少量だけ作られ、クチナシのような花の香りが贅沢だ。包装はイラストレーター・勝山八千代さんによるデザイン。
4. ユニークな製法のお茶文化。【徳島県】〈はなぜん〉の「伝統樽漬け発酵茶 阿波晩茶」

世界的に珍しい後発酵茶の一つ。茶葉を茹でたのち、阿波晩茶の要となる木樽に漬けるプロセスを約1週間行う。ここで乳酸発酵が進みまろやかな酸味が生まれるのだ。低カフェインで乳幼児でも飲める“赤ちゃん茶”とも。
5. 2回の発酵で深化する酸味。【愛媛県】〈さつき会〉の「石鎚黒茶」

西日本一高い石鎚山の麓で作られ、空気を嫌う嫌気発酵、空気を必要とする好気発酵の二段階を踏む、世界でもレアな品。存続が危ぶまれる中、生産グループ〈さつき会〉が生まれた。乳酸菌由来の酸味で、食事と好相性。

















