47都道府県・全グルメガイド 【和歌山県・新宮市エリア】めはり寿司に、さんまの姿寿司。絶対味わいたいご当地グルメ5選。 TRAVEL 2023.12.07

現在発売中の雑誌・Hanako 2024年1月号「47都道府県、おいしいあの町へ」では、地元在住の食通が教える、47都道府県のおいしい食を求める旅を紹介しています。Hanako Webでは、誌面では紹介しきれなかった47都道府県のオリジナル記事を限定で公開。

和歌山県新宮市のガイド役は、地元で農園を営む小川武毅さん。ころんとかわいい「めはり寿司」、お店でしか買えない〈香梅堂〉の「鈴焼」など、新宮ならではの味をチェック!

【目次】和歌山県・新宮市エリアの絶対味わいたいご当地グルメ5選。

1.海や川など自然に囲まれた新宮だからこそ育まれた郷土料理「めはり寿司」

熊野灘に面した新宮は、紀南エリアの伝統料理「さんま寿司」が有名ですが、もう一つ、この地域ならではの昔ながらの名物が「めはり寿司」。味付けした高菜でごはんを包むシンプルな料理です。昔は、新宮が河口となる熊野川や北山川流域の山で作業をする人たちが、仕事の合間に手で持って食べやすい弁当として重宝されていたそう。山仕事をしている方々のほか、舟で木材を運ぶ筏師も食べていたといいます。専門店の〈総本家めはりや新宮本店〉は、昔は高菜の茎と葉をまるまる巻いて大きかっためはり寿司を、年配の方や女性でも食べやすいようにと、葉っぱだけでくるんで小さくしたお店。茎は細かく刻んで具として使っていて、ほのぼのと素朴な味わい。熊野古道など世界遺産も近い新宮で、観光の合間の食事にぜひ。

総本家めはりや新宮本店

住所:新宮市薬師町5-6 
TEL:0735-21-1238 
営業時間:11:00~21:00LO(14:30〜17:00はテイクアウトのみ) 
定休日:水休

2.〈徐福寿司 駅前店〉のさんまの姿寿司は必食

〈徐福寿司 駅前店〉のさんまの姿寿司

さんまの姿寿司を食べるなら〈徐福寿司 駅前店〉(新宮市徐福2-1-9)へ。伝統の技法を使ったさんまは、身が引き締まっていて絶品です。

3.鈴カステラなら〈香梅堂〉

〈香梅堂〉の鈴焼

〈香梅堂〉(新宮市大橋通3-3-4)の「鈴焼」は、しっとりしていて程よい甘さ。お店でしか買えないので、新宮に行ったらぜひ立ち寄って。

4.地産地消の食材を使った洋菓子店〈Patisserie RaRe〉

〈Patisserie RaRe〉のケーキ

紀南地方は和菓子のお店が多いのですが、洋菓子なら〈Patisserie RaRe〉 (大橋通3-1-1)がイチオシ。地産地消の旬の食材にこだわってオリジナル商品を開発。フランス菓子をベースに、愛らしいケーキや焼き菓子が揃います。

5.アロマオイル〈Maffably〉

〈Maffably〉のチョコレート

熊野・新宮に自生するクロモジ、ヒノキなどの木から生まれる香りをアロマオイルなどにして販売する〈Maffably〉(新宮市五新1-21)。100%天然和精油を使用した“香りのチョコレート”も人気。

One More Place 崖の上にある、火祭りの舞台となる神社。

神倉神社

〈神倉神社〉(新宮市神倉1-13-8)は、崖の上に「天ノ磐盾」という御神体があり、500段以上の急な石段を昇って行きます。松明を持った男たちが駆け下りる「御燈祭り」の舞台でも。

photo_ Yoshiki Okamoto, text&edit_Hitoshi Kura

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