エネルギーをチャージしよう。 神社検定1級を持つほどの神社好き!モデルMARIKOさんと歩く、ぶらり神社参拝 in 東京。 LEARN 2020.09.13

モデルのMARIKOさんは、神社検定1級を持つほどの神社好き!そこで今回は都内にある東京大神宮・水天宮・小網神社の3社を参拝、各社の魅力を彼女が書き下ろします。

1.東京のお伊勢さまで結びのご利益をチャージ!〈東京大神宮〉

さやさやと、清々しい風が体を吹き抜けていくような場所。飯田橋のビルの一角に鎮座する東京大神宮は、何かとせかせかしがちな心をほっとさせてくれる穏やかな空気に包まれています。縁結びにご利益があるといわれる「結び」のパワースポットとして女性に大人気の東京大神宮。日本で初めて神前結婚式を行ったことでも有名です。実は「東京のお伊勢さま」と呼ばれていることはご存じですか?江戸時代から庶民にとって伊勢神宮に参拝する「お伊勢参り」は憧れの的でした。そこで明治13年(1880年)、東京でも伊勢神宮を参拝できるようにと遥拝殿として創建されたのが東京大神宮なのです。つまり東京にいながらにしてお伊勢参りが叶うのです!

東京大神宮は伊勢神宮(内宮・外宮)のご祭神である天照皇大神豊受大神、倭比賣命をお祀りしています。また「結び」のご利益をもたらしてくださるのが「造化の三神」。神々の世界・高天原に最初に現れたといわれる三柱の神様で、万物の「結び」の働きを司っていることから、様々な良縁を授けてくださいます。参拝の際はぜひ社殿にも注目を。東京大神宮の社殿は、どっしりとしていて美しく、厳かさの中に温かさを感じます。特に青空に向かって伸ちぎびた千木(屋根の両端から伸びたV字の板木)が、日の光を浴びてキラキラ輝く姿は見つめているだけでパワーをもらえそう!恋愛はもちろん、れていることはご存じですか?仕事や家庭、普段の生活の隅々まで「ご縁」によって生きる私たち。東京大神宮はそんな私たちをそっと支えてくれているような気がします。

〈東京大神宮〉
■東京都千代田区富士見2-4-1
■03-3262-3566
■6:00〜21:00、授与所8:00〜19:00、御朱印受付9:00〜17:00

2.神様と繋がる鈴の緒。新社殿でピカピカの気持ちに。〈水天宮〉

安産・子授けのご利益で有名な水天宮。撮影当日もお宮参りや七五三など、たくさんのご家族でにぎわっていました。私も友人の安産祈願で訪れたりとお世話になっています。安産で子宝にゆかりがある犬にちなんで、犬モチーフの絵馬や福犬など、かわいらしい縁起物に思わずにんまり(笑)。水天宮は2016年月に新社殿となり、ピカピカのエネルギーが満ちている神社です。都会的なコンクリート造りの外壁、階段を上ると目の前に広がるのは抜けるような青空と、白木の美しい社殿。古き佳きものと新しさが融合した、時代に寄りそう神社だと感じます。ご祭神は高天原に最初に現れたという天御中主大神、壇ノ浦の戦いでも知られる安徳天皇、建礼門院、二位の尼。天御中主大神は、日本の神々の祖先神でもあることから、安産や子授けをはじめ、様々なご神徳があるのだそう。

都会的な外壁に白木の社殿が清々しい空間/緑、紫、赤、黄、桃、5色の鈴の緒が風になびく。
都会的な外壁に白木の社殿が清々しい空間/緑、紫、赤、黄、桃、5色の鈴の緒が風になびく。

ところで水天宮といえば「帯祝い」が有名ですね。帯祝いとは、妊娠5カ月頃の戌の日に帯を巻いて安産祈願をするものですが、こちらでは「御子守帯」としてご祈祷した鈴の緒がいただけます。鈴の緒は参拝の際に鳴らす鈴から下がる紐のこと。いわば私たちと神様を繋いでくれる大切な架け橋のようなものです。ご利益が一層高まりそうですね…!風にふわりとなびいた五色の鈴の緒をそっと掴むと、神様と繋がったようで優しい気持ちになります。水天宮は一段高い所に立っているので、空も近くて、天の中心の神様である天御中主大神に少し近づけたような、何だか不思議な気分になれるのです。

〈水天宮〉
■東京都中央区日本橋蛎殻町2-4-1
■7:00〜17:00(授与所8:00〜)、ご祈祷は8:00〜15:30(開始9:00〜)

3.強運厄除けのパワースポットで身も心もスッキリ!〈小網神社〉

人形町をてくてく歩いていると、スウッと目に飛び込んでくる厳かな空間。ここ小網神社は参拝客が途切れない隠れたパワースポット。私も参拝するたびに気持ちがシャキッとして、元気をいただける大好きな場所です。小網神社はとてもパワフルな強運厄除け、財運向上の神社なんです!第二次大戦の際、ここのお守りを受けた氏子の兵士全員が無事に帰還したというエピソードがあるほど。元々は文正元年(1466年)、当時流行った疫病を鎮めるためにお稲荷大神である倉稲魂神をお祀りしたことがはじまり。その後、学芸上達や財運をもたらす弁財天、健康長寿など様々な徳を授ける福禄寿が合わせてお祀りされました。

銭洗いの井で洗ったお金は種銭として大事にとっておこう。
銭洗いの井で洗ったお金は種銭として大事にとっておこう。

訪れた際にぜひ見てほしいのが「昇り龍・降り龍」の彫刻。強運厄除けのシンボルでもあり、今にも動き出しそう。さてさて参拝をすませたら、「銭洗いの井」でお金を清めましょう!小網神社は「東京銭洗い弁天」とも呼ばれ、ここで清めたお金を種たね銭せんとしてお財布などに入れておくと、財運を授かるのだとか。実際に銭洗いをしてみると、何だか日ごろの煩悩まで洗い流されるような気分に…(笑)。私がお気に入りなのが「まゆ玉おみくじ」。本物のまゆ玉におみくじが入っていて、コロンとした姿が可愛い!一本の糸で紡がれるまゆのように、神様とのご縁が長く結ばれますようにとのこと。そういえば小網神社では忙しそうなビジネスマンがサッと鳥居前で一礼して去っていく姿をよく見かけます。こんな風に毎日ちょっとした心がけで神様とお付き合いできたら素敵ですよね。

〈小網神社〉
小網神社は2020年で創建554年、境内の東京銭洗い弁天は遷座151年を迎えた。
■東京都中央区日本橋小網町16-23
■03-3668-1080
■終日参拝可(授与所10:00〜16:00)

Navigator…MARIKO(マリコ)

ファッション誌やビューティ誌、CMなどで幅広く活躍中のモデル。神社や日本文化に興味を持ったことをきっかけに、「神社検定1級」を取得。Hanako.tokyoにて「MARIKOの、神社deデトックス!」連載中。

(Hanako特別編集 合本・完全保存版『幸せをよぶ、神社とお寺。』掲載/photo:Maki Ogasawara, Hiro Nagoya text:MARIKO, Chihiro Yamamoto)

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