注目クリエイターの睡眠習慣&寝室を調査!〜睡眠をよくする、わたしの習慣。〜照明ブランド〈NEW LIGHT POTTERY〉編
そこで、よい睡眠のヒントを探るべく、注目のクリエイターの自宅&寝室にお邪魔をし、それぞれの睡眠習慣を徹底リサーチ!
日中のパフォーマンスやクリエイティビティの源は、一体どんな睡眠習慣から成り立っているのか? 寝室のこだわりや、入眠前のルーティンを特別取材。
また、睡眠の質のさらなるアップを目指して、今話題の高機能枕「ヒツジのいらない枕®」を実際にお試し! 枕の変化により、睡眠や生活にどのような影響が現れたのかも教えていただきました。
今回は、照明ブランド〈NEW LIGHT POTTERY〉の二人が登場!
(取材協力/ヒツジのいらない枕®)

今回、取材させていただいたのは、奈良を拠点にする照明ブランド〈NEW LIGHT POTTERY〉の二人。彼らが得意とする照明は、真鍮やガラス、セラミックといった素材の質感を際立たせるデザインと、照明工学に基づいた機能美の両立だ。
2025年には、自然豊かな奈良・高畑にショップ、オフィス、ファクトリーを一体化した新拠点をオープン。建築家とともに空間全体をトータルに設計するライティングデザインを手がけることも多く、光で空間のポテンシャルを引き出すアプローチで、いまもっとも注目を集める存在となっている。
山々を望む静かな高台にて、
椅子が主役の家に暮らす。

奈良・生駒山の中腹にある一軒家に、家族と一匹の犬、二匹の猫とともに暮らす、〈NEW LIGHT POTTERY〉の永冨裕幸さんと奈良千寿さん。建築家・ninkipen!(ニンキペン)が手がけた自宅は、密やかな基地へと潜り込むような、玄関の階段が印象的な建物だ。
家の中心となるリビングダイニングからは、奈良の山々を望むのどかな眺めが広がる。試作やコレクションも含めた照明が灯るなかで、永冨さんが愛してやまない国籍も年代もさまざまな椅子たちが、家族の心地よい居場所を作っている。
かつて自宅に併設されていたオフィスやショップが移転した現在は、その空間をそれぞれの寝室として使い、日々を過ごしている。


光で空間や暮らしをデザインする二人にとって、理想の眠りをもたらす環境を整えることは、日々の暮らしに欠かせない探求のひとつ。寝室を分けているのも、自分たちのリズムを大切にするため。
時間を決めずに夜の時間を愉しむ永冨さんと、規則正しい睡眠で明日への準備を意識する奈良さん。互いのスタイルを尊重しあう形で、心地よい眠りを実現させているのだ。
コレクションと優しい光に包まれ
気ままに過ごせる自分だけの寝室。

かつてはオフィス空間だった永冨さんの寝室は、いまや好きなものに囲まれた趣味の部屋。ブルーノ・ムナーリのシルクスクリーンや、ウリヨ・クッカプーロの椅子、ロナン&エルワン・ブルレックのオブジェ、自宅の模型に、思い出の品などが空間を彩る。洋服などは全てロフトへ収納。生活感を省いた佇まいから、その美意識が伝わってくる。
「僕は夜更かしをするタイプ。時間を決めず、Netflixなどを見ながらのんびりと過ごすのが、1日の終わりに心をほぐしてくれる大切なひとときになっています」


寝室を優しく照らすのは、自作の照明「FOG」だ。どの角度から眺めても眩しさを感じさせないよう、マウスブローのガラスで覆われた柔らかな光が、穏やかな睡眠時間へと誘ってくれる。

「照明の灯りの単位はカンデラといいますが、1カンデラはキャンドル1本分の灯りのこと。照明の原点は火にあります。もともと僕らはあえて白熱電球を作ったりと、時代に逆行するような面もありますが、昨年はキャンドルを作り、自然な揺らぎを持つ火という灯りの提案も。その過程で香りも意識するようになって、いま気に入っているのは〈yaso〉のルームミスト。自然を思わせる香りが、眠りへ入る時間を整えてくれます」

小箱をミニマルに整えて、
光と香りがもたらす深い眠り。

一方で奈良さんは、パフォーマンスを最大限に発揮するためのリズムを大切にしている。「年齢を重ねるにつれて睡眠の大切さを実感するようになって、しっかり時間を確保するようになりました。毎朝5時に起きてお弁当を作るので、逆算して23時にはベッドに。6時間は必ず眠るようにしています」という。
イサム・ノグチの照明が灯るミニマルな寝室は、かつてショールームだった場所。寝る前には本を読んだり、音楽を聴いたり。心を静かに整えてから眠りに着くのが、奈良さんの健やかなルーティーンだ。


枕元には、新作のキャンドルホルダーや香木などが並ぶ。「昨年、キャンドルホルダーを制作したことで、光と香りの相乗効果をより深く考えるようになりました。キャンドルの炎の揺らぎは寝る前のひとときに最適ですが、やはり火の扱いは慎重になります。本を手に少しゆっくり過ごしたい夜はキャンドルを。そのまま眠ってしまいそうな日は香木やオイルを。その日の気分やコンディションに合わせて、光と香りを使い分けています」

枕難民がたどり着いた正解。
肩こりも暑さもない深い眠り。
そんな二人に今回、試してもらったのが「ヒツジのいらない枕®」。
TPE(熱可塑性エラストマー)という柔軟性と弾力性に優れた高品質素材を使った、三角格子構造の枕は「これまでに見たことがない!」と二人が口を揃えるほど。手にしたときの重量感もはじめての感覚だったという。

「実は私、枕難民だったんです」と奈良さん。「パソコンに向かう時間が長いという仕事柄、朝起きると肩がガチガチに凝っていることも多くて。低反発や水枕など、さまざまな素材の枕を試してみても、あまり効果は感じられなくて。枕外来に行きたいと考えていたほどでした」
今回、奈良さんは高さが調節できる『調律』と、柔らかなプレミアムモデルの『極柔』を体験。「最初はずっしりした重さに驚きましたが、フィット感がこれまでの枕とはまったく違いました。首から肩までをしっかりホールドしてくれる。使ってみて2週間ほどですが、肩のつらさが和らぐのを実感しています」

一方、スタンダードな『至極』を試したのは永冨さん。「睡眠に対してもともとあまり悩みがないこともあって、枕は高さのある方が好き、というくらいで」という。
「でも改めて考えてみると、熱がこもって暑くなるのは苦手。この枕は素材自体がひんやりしていて、格子の穴から熱が逃げていくのでとても快適。重さのおかげで、寝返りを打っても枕がズレないのもいい。前と後ろで高さが違うのですが、僕には高い方がしっくりきました」


「ようやく正解を見つけたのかも」と奈良さんは笑顔を見せる。光、香り、そして最後に枕というピースがぴたりとはまり、二人の快眠生活はひとつのゴールを迎えたようだ。
















