年齢は手元に出る。5分でできる老け手を食い止めるハンドケア
photo_Shinsuke Sato illustration_Mihoko Otani text_Emi Taniguchi
いけだ・あきこ/ソフィアフィトセラピーカレッジ校長。西九州大学客員教授。一般社団法人日本フィトセラピー協会代表理事。一般社団法人日本ハンドケアセラピー協会代表理事。
毎日のハンドケアで見た目も心も美しく。
顔に比べ、ついつい後回しにしがちな手や指先。植物療法士であり、ハンドケアセラピストを養成する学校の校長でもある、池田明子さんにハンドケアの大切さを聞く。
「見た目以上に、私たちに大きな影響力を持つのが手。ハンドケアは血行促進、冷えやコリの改善、肌のターンオーバーを正常化するほか、最近では細胞の酸化や炎症を抑える作用があることがわかってきました。ハンドケアの心地よい刺激は、オキシトシンという幸せホルモンを分泌。このオキシトシンは他者との信頼関係や絆を深めるものなので、ハンドケアによるコミュニケーションもおすすめ。さらに、ストレスホルモン分泌抑制作用や抗うつ作用、認知症予防や抗がん剤の副作用緩和にも有効とされるエビデンスも報告されています。ただ手元を美しく保つ以上に、様々な効果を期待できるハンドケア。仕事や家事、育児と朝から晩まで働き続ける手に、感謝の気持ちを込めてケアを習慣にしてみませんか」

日常ケア1「保湿」
手を老け見えさせる根本原因が乾燥。
「ハンドケアの基本はこまめな保湿。血行不良は乾燥を助長させてしまうので、ここに+マッサージがおすすめ。皮膚への過度な刺激を抑えるためにも、オイルでのケアが◎」(池田明子さん、以下同)
日常ケア2「手袋」
〝うっかり〟予防が手の老化を阻止。
「紫外線の強くなる3 月以降は、外出時にUV カットの手袋を。また、食器を洗う際も、+手袋は欠かせません。紫外線や水仕事は肌にとって大敵。エイジングを加速させないためにも予防が肝心」
5分完結のケア
Step1.両手を組んで10〜15秒キープ。
両手をゆっくりと組んでいく。組み終わったらぎゅっと力を入れて、指の付け根部分を刺激。親指から一本一本力を入れて。
Step2.ハンドオイルやクリームをON。

ハンドオイルやクリームを手に取り、手の甲全体に広げる。大きな円を描くように優しくさする。
Step3.水かき部分にも心地良い刺激を。
指の間や水かき部分も忘れずに保湿。水かき部分には、冷え性改善やストレスケアに良いツボが。手作業が多い日中の保湿は手の甲のみでOK。
Step4.“万能のツボ”の合谷を5秒押す。

親指と人さし指の骨が合わさる部分のV字のくぼみ。肩コリやストレスケアなど、マルチ対応。
Step5.手の甲にある中手骨間を3往復。

手の甲にある、5 本指それぞれをつなぐ中手骨。全ての中手骨間を優しくさする。
Step6.指1本1本を丁寧にマッサージ。

右手で左手の親指を軽く握り、付け根~指先までねじり回す。これを全ての指、反対の手も行う。指先まで行ったらサイドから押す。爪の上と指の腹を上下から押す。
Step7.心地良い強さで手のひらをほぐす。

親指のつけ根のふくらみから手のひらや指全体も反らし、グーにした手で手のひらをグリグリ刺激。
ケアの相棒!ハンドクリーム&オイル。

NIGHT CARE
手のひらを密着させ、ひじまでスライド。
夜は、いつものケアの締めくくりに+ 1 ステップ。手の甲からひじまで、自分が心地よいと思う回数分優しくさする。強い刺激を与えなくてもリンパの流れを改善し、リラックス効果も。反対側の腕も同様に。















