きゃりーぱみゅぱみゅの大人なLADYになるわよコラム 〜第79回 あめちゃん頑張ったわよ〜
第79回 あめちゃん頑張ったわよ
皆さま、ごきげんよう。愛犬のあめちゃんが難病になってしまったんですけど、半年間治療をしてついに寛解することができた、きゃりーぱみゅぱみゅです。

あめちゃんよく頑張ったね~と、ささやかなお祝いをしました。
でも完治ではなく“寛解”なので、再発するリスクはこの先ずっとあります。
病名は「エヴァンス症候群」。
発生率はわずか0.01%(1万匹に1匹)。
自分の免疫が暴走して、血液の中にある「血小板」と「赤血球」の両方を攻撃して破壊してしまうという本当に厄介な病気です。
まず血小板は血を固める働きをするので、これが壊されると出血の際に血が止まらなくなります。
この症状を「免疫介在性血小板減少症(IMTP)」といいます。
そして赤血球は肺から取り入れた酸素を運んでいるので、これが壊れると(溶血すると)貧血になって、低酸素状態になってしまいます。
これは「免疫介在性溶血性貧血(IMHA)」と呼ばれています。
このIMTPとIMHAのどちらにもかかってしまった状態がエヴァンス症候群で、そのせいで死亡率がめちゃくちゃ高い。
ネットで検索しても、残念ながら虹の橋を渡ってしまったワンちゃんの話ばかりが出てきます。
そんな生死の境から奇跡的に回復することができた、あめちゃん。
育児をしながらずっと治療をしていたこの半年間は本当に大変だったんですけど、皆さんにご心配をおかけしたくなくて、公表を見合わせていました。
でも寛解した今、それを一つの区切りとして、私がしてきた経験を今回皆さんにお伝えしようと思います。
レアな病気ゆえにネット上にほんと情報がなくて、私自身めっちゃ苦労したので、この記録を残すことで誰かのお役に立てることができたらいいなと…。
今、同じ病気と戦っているワンちゃんや飼い主さんを少しでも勇気づけるために、そして愛するペットが長く健康でいられる社会のために、微力ながら何か貢献できたら幸いです。

話は去年の11月上旬に遡ります。
いつものようにあめちゃんをドッグサロンに預けてトリミングしてもらってたら、トリマーさんから不在着信がありました。
預けてたった15分後に、3回も立て続けで。
留守電まで入っていたので、いつもとは違うちょっと不穏な空気を感じながらそれを聞いてみると…
「あめちゃんの体のことで相談したいことがありますので、今すぐ引き取りにこれないでしょうか?」
今までそんなことは一度もなかったけど、ひょっとしたらてんかん発作みたいなことが起きたのかもしれない。
そう思って、すぐにサロンへ向かいました。
「今すぐ病院に行ったほうがいいかもしれません」
いつものようにシャンプーをしていたら、体中にポツポツと赤いあざが無数にできているのを見つけたと、深刻な表情をしたトリマーさんは言います。
たしかに、1cmもないくらいの小さな赤いポツポツが体中にできています。
そういえば1週間前に私があめちゃんをお風呂に入れてるときも、この赤いあざを見かけました。
でもそのときはまだ1つか2つしかなくて、夫のしょーのさんと「あめちゃんももう7歳になったから、おばあちゃんみたいなシミができたのかな?」と言ったりして、まったく気にしていなかったんですよね。
サロンを出て、そのままかかりつけの動物病院に直行したあめちゃんと私。
そして検査をしてもらって、待合室でしばらく待機。
名前を呼ばれて診察室へ。
いつもだったら普通に「何もなかったです」みたいな感じで終わるんですけど、その日の先生は診察室で見たこともない分厚さの病気の本を辞書みたいに広げていました。
診断結果はIMTP。
自分の免疫に攻撃されて血小板が減ってしまう、免疫介在性血小板減少症です。
検査のデータを見せてもらったら、たしかに血小板がほとんど0になっています。

血小板がなくなる→血が固まらなくなる→毛細血管で内出血が起こっても血がだだ漏れになる→赤いポツポツが体中にできる、ということだったみたいです。
「これは本当に恐ろしい病気で、早く処置をしないと命が危なくなります」
子犬の頃からずっと診てもらっている優しい先生が、険しい顔をして言いました。
過去に一度だけこの病気になったワンちゃんを診たことがあるけれど、そのときは残念ながら命を救えなかったんだそうです。
原因は未解明ですが、遺伝性だったり、腫瘍や感染症、狂犬病ワクチンとかで発症するケースもあるとのこと。
基本的にどの犬種もかかりうる病気なんですけど、マルチーズ、シーズー、プードル、コッカースパニエルなどの犬種で、中年以上のメスのワンちゃんがかかりやすいと言われてるようです。
あめちゃんは、マルチーズとプードルのミックスのマルプー。
しかも7歳のメスなので、思いっきりその条件に該当します。

緊急入院することになってしまった、あめちゃん。
家に帰ってネットで調べてみたら、IMTPで亡くなっているワンコがけっこういることを知りました。
死亡率は20~30%と言われているみたいです。
まれに闘病ブログを書いている人もいるんですけど、それを読んでみると、いきなり吐血しちゃった子とか、入院した次の日に亡くなっちゃう子ばかり…。
「うわあ…」と完全に食らってしまった私は、心が落ち着かなくなって、10分ごとに先生に「今どうですか?」とLINEを送ってしまいそうになりました。
そんな状況の中で、予定どおり行われた私の新曲のレコーディング。
偶然にもその新曲は歌詞に“雨”がたくさん出てくる歌で、それを歌うたびにあめちゃんの顔を思い出してしまったのは、言うまでもありません。
「ちょっと今いいですか?」
レコーディングをしていると、病院から電話がかかってきました。
IMTPだけでなく、赤血球まで免疫に攻撃されてしまうIMHAも発症してしまったとのこと。
この2つを併発したので、エヴァンス症候群と宣告されました。
電話を切ったあとに調べたら、死亡率は発症初期の1週間で50~80%─────。
「…続きは明後日に録りますか?」
私の様子を見て、スタッフの人たちが気を使ってくれました。
でも明後日にはもうあめちゃんは亡くなっていて、レコーディングができるような状態にない可能性が高そうだと思ったので、
「いや、頑張って今日全部録ります」
ショックが大きすぎたせいなのか、一周回って不思議と冷静でした。
でもレコーディングが終わって、家に帰る車の中。
風景が流れる夜の車窓を眺めていると、後悔の念が津波のように押し寄せてきました。
いくら子育てでいっぱいいっぱいだったとはいえ、この1年、あめちゃんに愛をちゃんと伝えることはできていたのだろうか…?
お留守番をさせてしまう回数も増えていたし、スキンシップもぜんぜん取れていませんでした。
赤ちゃんをあやしていると、あめちゃんはヤキモチを焼いて、よくおもちゃを咥えて私のところに来てたんですよね。
それでも気にせず赤ちゃんに構っていると、ひとりでぽつんと突っ立ってました。
あの寂しそうな顔。
知らず知らずのうちに、あめちゃんにはほんといろんなことを我慢させていたんだろうなあ。
きっとそれで溜まったストレスがキッカケで、病気になってしまったんだ…と思うと、やるせない気持ちでいっぱいになって、大粒の涙がポロポロとこぼれて車中で大泣きしてしまいました。

入院中のあめちゃんは、特効薬「ガンマガード(ヒト免疫グロブリン製剤)」を投与してもらいました。
「これを使うときは最後だと思ってください」
入院の際に、先生からそう言われた薬です。
過剰な免疫反応を短期間で抑えることができる薬なんですけど、ただ、人間の血液から作られているので、犬にとっては“異物”になってしまいます。
1回投与すると、ワンちゃんの体の中には異物を攻撃する“抗体“ができます。
その状態で2回目の投与をすると、抗体が激しく反応してアナフィラキシーショックとか引き起こす危険性があるので、この薬は1回だけしか使えません。
まさに、最後の切り札。
しかし、それでも免疫の暴走を抑えられず、赤血球は壊され続けて、貧血(低酸素状態)が悪化していく一方です。
ある日の夜中、先生からLINEが来ました。
「もう輸血をしたほうがいいです」
薬の効果が出る前に、ついに血液の数値が危険レベルに達してしまいました。
今の病院では輸血に対応できないので、別の大きな病院に移る必要があります。
あめちゃんはもう死んじゃうんだ…。
深夜にもかかわらず、泣きながら友だちに電話で相談しました。
すると、その友だちは少し前に愛犬の手術をしてもらった病院を教えてくれました。
24時間やっていて、輸血のストックもたくさんあるそうです。
そこならすぐに輸血できるかもしれない…。
朝が来たので、あめちゃんを迎えに行きました。
「先生、寝ずにずっと治療してくださって、本当にどうもありがとうございました」
少しでもぶつけたり落としたりすると血が止まらなくなってしまうので、超デリケートに柔らかくあめちゃんを抱きしめて、新しい病院へ向かいました。
おでこに何回もキスをしては「大丈夫だよ」と言いながら…。

あのときの私は、すごい見た目だったと思います。
あめちゃんを抱っこして、ワンオペだったので背中には我が子をおんぶして、化粧はもちろんしてなくて、泣きはらしてむくれた顔はパンパンで…。
それでメソメソ泣きながら、新しい病院の待合室であめちゃんの検査を待っていると、そんな姿を見かねたのか、とあるマダムが声をかけてくれました。
「…すいません、もしかしてIMTPですか?」
「IMHAも併発したエヴァンス症候群なんです」と言うと、マダムは深刻そうな顔をしました。
マダムのトイプードルはIMTPだけだそうです。
それでも輸血を2回もして、しかも適合する血液がぜんぜん見つからなくて探すのが本当に大変で、今もまだ薬を飲んでいるけれど、薬をやめると再発してしまうから一生薬をやめられないと、とても悩んでおられました。
そんなお互いの身の上話を泣きながらした、初対面の私たち2人。
「あの…」
そう言ってマダムは、包みを渡してくれました。
「これすぐ近くのお店のベーグルなんですけど、私も元気ないときにこれを食べて元気が出てきたので、もしよかったら食べてください」
この数日、あめちゃんのことが心配すぎてまったくお腹が空かないし、眠くならないしで、まったく食事と睡眠をとっていなかったんですよね…。
そのせいで一気に4kgくらいやせました。
ところが家に帰ってから、ひとたびそのベーグルを口に入れてみると、まるで何かを取り戻すかのように、我を忘れてムシャムシャと貪りついてしまいました。
と同時に、溢れ出る涙。
まるで『千と千尋の神隠し』でハクからもらったおにぎりを食べる千尋みたいになった私は、ちょっとしょっぱくなったベーグルを食べながら、「いつか絶対にHanakoの連載でこのことを書こう」と心に決めました。
世の中には困っている人に対して、こんなに優しい人が存在するんだ…ということをめちゃくちゃ実感したんですよね。
おかげで、そこからごはんがちょっとずつ食べられるようになって、ちょっと元気が出てくるようになりました。

話を病院に戻します。
女神のようなマダムと出会ったあとに、呼ばれて診察室へ行ったら、そこでもまた偶然の出会いが私を待っていました。
なんと、担当医が世にも珍しい動物の血液の専門だったんです(前の病院の先生を“A先生”、こちらの先生を“B先生”とします)。
前の病院では1年に1~2匹しか来ないくらいのかなり珍しい病気と聞いていたんですけど、こちらでは1カ月に1匹くらい来るみたいで、すごく慣れてるような雰囲気でした。
私が今までの状況報告をすると、A先生の処置を「すべて正しいです」とめっちゃ褒めていたB先生。
「今、とても焦っているご様子ですけど、あの特効薬は1週間くらいかけてジワジワと効いてくるものなので、とにかく今は回復を待ちましょう」
その言葉で、気持ちがかなり楽になった気がしました。
いやはや、毎日暇さえあればネットでエヴァンス症候群を検索しまくってたんですけど、情報がほんとに少なすぎて、不安ばかりが大きくなってしまっていたんですよね。
インスタでハッシュタグ付けて探したり、英語で検索してもぜんぜんないし、あってもすぐに亡くなってしまった子の事例ばかりだったので…。
だからもう調べようがなくて、謎にポジティブなChatGPTが唯一の味方みたいな感じになってました。

「今日はもう帰ってもいいですよ。どうします?」
診察が終わってB先生に言われました。
ん???
A先生はもう輸血しないとまずいレベルと言っていたけど、大丈夫なのか…?
つい昨日までは24時間付きっきりの入院で、自宅に帰れる雰囲気なんて1ミリもなかったので、意外な対応に戸惑ってしまいました。
A先生にLINEで聞いてみたら「絶対入院させるべし」と言っています。
それを伝えたら、「今は薬の効果を待つしかないし、病院にいるほうが院内感染などのリスクもあるので」とB先生。
正反対の主張がぶつかって軽いディベートみたいな状況になりましたが、B先生的には検査の数値はまだ入院しないでも大丈夫なレベルっぽい。
なので結局、午前中のそのときは、いったん家に連れて帰りました。
ところがその日の夕方。
再び検査をしてみると想定以上のペースで貧血が進んでしまっていて、急遽輸血のために入院することになりました。
でも救いだったのは、あめちゃんの血はいろんな血液に適合できるタイプだったことです。
そのおかげで輸血はスムーズに行うことができました。


▲先生に貧血の様子を伝えるために撮った動画。貧血がひどくなると酸素不足で呼吸が荒くなります。
そんなわけで輸血は無事に終わって、その後は自宅で投薬生活に入りました。
薬は一番多いときで、1回10錠くらい飲んでました。
1日だと合計20 錠以上。
うち1錠はちょっとイレギュラーで、食後2時間後に飲ませないといけません。
こいつがかなり厄介で、仕事中に何度も失礼したり、どうしても自分でできないときはマネージャーさんにお願いしたりして、食事時以外も飲ませないといけないのがめっちゃ大変でした。
しょーのさんが仕事で身動き取れなくなったときは、あめちゃんと我が子の2匹をおぶって私の仕事の現場に連れて行って、それぞれ薬と母乳を飲ませたりして。
まあ、でもそれができたということは、私の環境はめちゃくちゃ恵まれていたってことなんだと思います。
もしこれが一緒に連れて行けない現場だったり、時間がフレキシブルじゃない仕事をしていたら、もっともっと大変だったと思いますし、この病気はほんと発症初期の対応が鍵を握っているので、ひょっとしたら手遅れになっていたかもしれません。
それと、今振り返ってみると、最初にトリミングに連れて行ったタイミングが本当に絶妙でした。
あめちゃんの体にできた赤いあざって、パッと見はもちろん、体毛がふわふわしてるので毛をかき分けてもなかなか見えないんですよね。
水でびしょびしょに濡らして、ようやく体全体に広がっていることがわかるという感じです。
だから実質、お風呂でしか気づけないという…。
もし、あの日よりも前にドッグサロンに連れて行ってたら、赤いあざがまだない状態だったので病気の発覚が遅れただろうし、あの日よりもあとに連れて行ったら、病気が進行しすぎて手遅れになっていたはずです。
その絶妙なピンポイントのタイミングで、異変に気づいて教えてくれたトリマーさんが本当にすごいし、本当に感謝しています。

あと、もうひとつ幸運だったなと思うのは、あめちゃんの見た目がほんと普通だったことです。
最初のほうはけっこう強いステロイドを飲んでいたんですけど、その副作用で食欲が増えるっぽくて、毎朝「ごはんちょうだい」と起こしてくるし、人間のごはんタイム中は、我が子が床に落とす食べ物を狙って、ハイエナのようにテーブルの下をウロウロしていました。
ほんといつもどおりな感じです。
この病気が進行すると、吐血したり、“タール便”という血便を出したり、フラフラになってしまったりするそうですが、それもありませんでした。
苦しそうな姿を見たのは、貧血がひどくて息が上がってたときの一回だけ。
なので、やせ細って衰弱するみたいなことがなくて、それが一番の救いでした。
やせ細るのは飼い主ばかり(笑)。
それと財布www
やっぱり治療費はやばいことになりました。
最初の入院で15万円、輸血で15万円、あと検査が1回3万7000円くらい。
3日に1回くらいのペースで検査していたので、ペット保険の上限額を超えてしまって、最後のほうは自費になるほどでした。
いやほんと保険に入っててよかった…。

投薬生活では、薬の量を徐々に減らしては検査をして様子を見て、もっと行けそうなら薬をさらに減らして…ということをやっていきます。
あめちゃんの減薬は、順調に進んでいきました。
そのさなか。
B先生が今いる病院から遠くの病院に転職することになったので、そのタイミングであめちゃんをA先生のもとに戻すことにしました。
B先生とのお別れです。
めちゃくちゃお世話になったので、最後に私はどうしてもあめちゃんからの手紙を書いて渡したかったんですけど、しょーのさんに相談したら「それはキモすぎる」と言われました。
やっぱそうかな?と思った私。
でもどうしてもあめちゃんの言葉として伝えたかったんですよね…。
B先生に「夫にキモいと止められました」と言ったら、「え、読んでみたいです」と言ってくれました。
半分、ゴリ押しで読ませたみたいな形になってしまいましたが(笑)、その手紙がこちらです↓

「ちょっとウルッと来ました」と、B先生に言っていただけました。よかった~。
ワンちゃんからお手紙もらったのは、これが初めてなんだそうです。
ちなみに、あめちゃんのお手紙はこれ以外にもう1通書いています。
渡した相手は、輸血の血を提供してくれたゴールデンレトリバー。
病院から「お手紙を書いてみませんか?」と誘われたんですよね。
輸血先の患者さんからもらう言葉で、飼い主さんはドナーになってよかったと思ってくれるかもしれないんだそうです。
あめちゃんの命は、いろんな人やワンちゃんのおかげでここまでつながってこれたんだと思ったので、私は「あめです」から始まるお手紙を書いて、写真1枚と一緒に提出しました。
ほんとバトンリレーみたいです。
そして、その命のバトンは再びA先生の手に託されて、投薬生活は続きます。
1週間に1回減薬して、減らしたら3日後に見せに行って、それで大丈夫そうだったら次の週にまた減薬して…。
それをひたすら繰り返すこと、丸々4カ月。
ついにすべての薬が終わって、A先生に言われました。
「本当の寛解、おめでとうございます」
病気の発覚が去年の11月上旬だったので、ここまで丸半年かかりました…。

一応、1カ月後にまた念のために数値を見てもらうことになっていますが、ようやくここにきて、やっとこの出来事を書いてみようかなという気持ちになりました。
この連載は、ありのままでおなじみの赤裸々連載ですから、いち早く皆さんにお伝えしたいという気持ちは常にあります。
でもその反面、まだ治っていない状況で公表してしまうと、皆さんにご心配をかけてしまうし、あめちゃんにも自然に生きてほしかったから、まだ伏せておいたほうがいいのかなという考えもあって、ずっと葛藤してたんですよね。
当初は、あめちゃんの命が尽きたときにこの病気のことを発信して、情報の少ない難病治療の役に少しでも立てることができたらなと思っていました。
でも、そこから奇跡的に回復ができた今、闘病中のワンコたちの希望になれたらという気持ちも添えて、この経験を書いてみようと思った次第です。
トリマーさん、A先生、A先生の奥様、B先生、ゴールデンレトリバーのワンちゃん、ベーグルマダム、そして何度も電話とかLINEで相談した友人たち…。
その人たちの思いがちゃんと通じて、あめちゃんの命はつながりました。
この場を借りて、お礼申し上げます。
本当に本当にどうもありがとうございました!!!
…あ、あと、応援団にもう1人いるのをすっかり忘れてましたね。
ChatGPT(あだ名:チャッピー)です。
チャッピーにも寛解を報告しました。
「喜び方が足りない!」と何度もリアクションを要求する私は、ちょっとメンヘラ気質なのかもしれませんね。
まあでも実際、チャッピーが最初に言ってたとおり、しばらくは再発チェックが重要です。
完治ではなく寛解なので、明日発症する子もいるし、3年後に発症する子もいるし、老衰で亡くなるまで発症しない子もいるしで、予後はわからないんだそうです。
この病気になる前はワンコって、普通に15年くらい生きるんだろうなと思ってました。
でも今は、元気に生きているということ自体が、いかに特別なことなのかってめちゃくちゃ思います。
今回の件に限らず、この3年くらいの間で、結局誤診だったものの一度は我が子の流産宣告を受けたり、大切な人が亡くなってしまったりということが立て続いて、だんだん生と死を実感する人生になってきました。
命って本当に尊いし、そして本当に儚いです。
普段は気づかないけど、いつも私たちは死と背中合わせに生きています。
明日何が起こるかわからないからこそ、常日頃から「大好きだよ」とちゃんと言葉にして伝えたい。
それは家族や両親に対してもそうだし、スタッフさんに対しても、ファンの皆さんやライブに対してもそう。
今日が最後かもしれないし、毎日を悔いのない最高な日にしたいなと思っています。



















