“ちんかめ”でおなじみ。 鎌倉在住歴10年、写真家・内藤啓介さんの1日に密着!ふらりと散歩して、友人に会って、ビールを飲んで。 LEARN 2020.06.19

鎌倉で暮らす人、育った人ならではの好きなもの、好きなこと。彼ら、彼女らにとっての日常から見えてくること。ちょっとした憧れを持ちながら、のぞき見させてもらいます。今回は写真家・内藤啓介さん。なんとなく海の近くに住み始めて、気づけば10年。“ちんかめ”でおなじみの写真家・内藤啓介さんがふらりと散歩して、友人に会って、ビールを飲んで。とある日の“鎌倉・ちん散歩”の空気と風景をご紹介します。

DAY 1「ハイキングして、海を見て。散歩は自由に、気分で。」

農協連即売所にあるパラダイス酵母を使用したベーカリー。あんパン230円(税込)は絶品。
農協連即売所にあるパラダイス酵母を使用したベーカリー。あんパン230円(税込)は絶品。

朝から地元ではおなじみの祇園山ハイキングコースを登る。お手軽コースと思いきや、道中はジャングルみたいでけっこうハード。山頂に着くと、ぱっと景色が開ける。鎌倉の友人たちは海にはほとんど行かず、山派が多い印象だ。下山して〈パラダイスアレイ ブレッド&カンパニー〉のパンと〈ヨロッコビール〉をゲット。

道中、鎌倉八幡宮の参道の立派な松に見とれる。海沿いでビール片手に、地元の若いスケーターたちを眺めたり撮ったり。20年来の友人であり、鎌倉のおしゃれなバー〈THE BANK〉で働くえみちゃんカップルと合流。心地よい疲れを感じながら、134号線沿いの〈グッド メローズ〉でハンバーガー食べてお茶して解散。すっかりお邪魔しました。

DAY 2「鎌倉の松はかっこいい。海と松もすごくいい。」

参道の立派な松に魅せられて、稲村ヶ崎公園へ。気持ちのいい天気。湘南はパームツリーのイメージが強いが、松は歴史ある鎌倉という土地に合う。海と松、やはりかっこいい。海岸沿いをふらふらと歩いて移動し、材木座でえみちゃんと再会。

少し一緒に歩いて、彼女は仕事へ。今度は海でフォトグラファーの斎藤と合流。鎌倉のアーティストが集ったグループ展で仲良くなった飲み友達。今号の鎌倉特集も撮影している。当たり前だが、切り取る景色が自分と違って面白い。写真撮ってる横顔を撮ったら「やだ、恥ずかしい」と言われる。

このあたりの国道134号は10代の頃から触れてきたマンガや映画、歌のイメージの憧れや影響が今でも残っている。
このあたりの国道134号は10代の頃から触れてきたマンガや映画、歌のイメージの憧れや影響が今でも残っている。
〈大新鎌倉店〉は農協連即売所に隣接。深夜までやっているので飲んだあとにも。夜、バイクや車で前を通ったときの赤い灯は、鎌倉の夜のランドマーク的存在。
〈大新鎌倉店〉は農協連即売所に隣接。深夜までやっているので飲んだあとにも。夜、バイクや車で前を通ったときの赤い灯は、鎌倉の夜のランドマーク的存在。

夜は〈大新鎌倉店〉でラーメン食べて締め。店じまいの早い鎌倉において、遅くまで〝THE街中華〟が食べられる貴重な存在。

Profile…内藤啓介(ないとう・けいすけ)

雑誌、広告ビジュアルなど幅広く活躍。雑誌『smart』の連載「ちんかめ」は22年目。7月3日(金)〜15日(水)、〈TOKYO CULTUART byBEAMS〉にて展覧会「ちんかめpresentsLet’sgetnaked」開催予定。

(Hanako1185号掲載/photo:Keisuke Naito(KiKi inc.))

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