喫茶店も、ごはんは京都。 【京都】京都人行きつけの“いつものアレ”に出会える喫茶店5軒。 LEARN 2021.12.14

暮らしに深く根付いた京都の喫茶文化。京都人なら誰しも行きつけの店があり、“いつものアレ”なメニューがあるとか。気取らず構えず、お値段もお手頃。それでいて記憶に残る味を求めて、京都の街へ、ひとっ飛び!11月29日発売Hanako特別編集『喫茶店に恋して。[改訂版] 』よりお届けします。

1.〈喫茶チロル〉オープン当初から変わらぬ隠れ人気メニューのやきめし。/二条城前

低いテーブルや飴色の調度品が時の流れを感じさせる街角の喫茶店。種類豊富なカレーが有名だが、ぱらりと香ばしく炒め上げたシンプルなやきめしも見逃せない。具はハム、ベーコン、玉ネギ、卵とシンプルで懐かしい味。あっさりめの味付けなので、ボリュームがあってもぺろりとイケる。目玉焼きなどのトッピングもおすすめ。

〈喫茶チロル〉
京都府京都市中京区門前町539-3
■075-821-3031
■8:00~16:00 日祝休
■14席

2.〈スマート珈琲店〉2階フロアで正統派の洋食を味わう。/寺町三条

階段の先はお昼限定の洋食専門コーナー。1932(昭和7)年に初代が始め、約23年前に復活したスマートランチなど昔ながらの洋食がそろう。バターで炒めたチキンライスを内側がやや半熟の卵で包んだオムライスは根強いファンを持つ。

〈スマート珈琲店〉
■京都府京都市中京区寺町通三条上ル天性寺前町537
■075-231-6547
■8:00~19:00(ランチは11:00~14:30LO)無休(ランチは火休)
■35席

3.〈Café 進々堂〉自家製パンに合うマイルドなカレー。/百万遍

1930(昭和5)年創業。初代がパリで感銘を受けた当時のカフェを再現したという店内は、時を経てなお趣を増す。元々はパンのメニューだけだったが、「お腹を空かせた学生のために」とカレーも登場。豚肉と玉ネギをベースに作り、ひと晩寝かせて提供する。バターロールやフレンチロールの素朴な食事パンにぴったり。

〈Café 進々堂〉
■京都府京都市左京区北白川追分町88
■075-701-4121
■10:00~17:45LO 
■火休120席

4.〈イノダコーヒ 本店〉もっちり太麺とホワイトソースのパスタ。/堺町三条

大テーブルやテラス席も備えたレトロな構えにうっとり。知る人ぞ知るメニュー、ボルセナはハムや玉ネギ入りのホワイトソースパスタ。クリームではなく牛乳を使っているため、ほどよくあっさりとした後口。洋白の重厚な器で供され、スタッフがテーブルで蓋を開ける瞬間は思わずテンションが上がる。

〈イノダコーヒ 本店〉
■京都府京都市中京区堺町通三条下ル道祐町140
■075-221-0507
■7:00~18:30LO 無休
■211席/喫煙可

5.〈マエダコーヒー 本店〉太めの麺にバターがたっぷり!/蛸薬師烏丸

ゆったりとした空間で、街中にいながらのんびりと過ごすことができる。今も昔も変わらぬ人気を誇るのが、名物のナポリタン。1.9mmの太麺を軟らかめに茹で、風味を出したケチャップでしっかり炒める。バターをたっぷりと加えるのがコクの秘訣だそう。ボリュームも満点!ドリンクセット+150円。

〈マエダコーヒー 本店〉
■京都府京都市中京区蛸薬師通烏丸西入ル橋弁慶町236
■075-255-2588
■7:00~17:30LO 無休
■80席/喫煙可

(Hanako特別編集『喫茶店に恋して。』掲載/photo : Koichi Higashiya text : Awa☆Moriko)

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