ビタミンDが豊富なきくらげを使ったリピ確レシピ3選
吉岡秀治・知子夫妻による料理とグラフィックデザインのユニット。「時間がおいしくしてくれる料理」を大切にしながら、雑誌や映
像などの分野で独自の世界観を表現。器と料理の店〈カモシカ〉も運営する。
洗練された器の余白が魅せる、食感が楽しい家庭料理。
「生だったらプルプル、乾燥だったらコリコリ。弾力のある独特の食感が持ち味のきくらげは、地味なんですけど、料理にリズムを作ってくれる魅力的な食材。多くの人が不足しがちなビタミンDをはじめ、栄養も豊富です」
オカズデザインの吉岡知子さんが好きな食材のひとつだというきくらげは、初夏から秋にかけて生のものが旬を迎える。
「きくらげ自体には味の存在感がほぼありません。だからこそ、和洋中、どんな料理にもいかようにもなじんでくれます。炒め物のイメージが強いですが、今回の3品のように、ピクルスやマリネ、煮物など、調理の自由度も高いんですよね」
そんなきくらげが主役の料理を引き立てるのは、大谷哲也さんの真っ白な器。
「大谷さんが生み出す白い器は、温かみがありつつも、エッジが効いていて背筋が伸びる美しさがある。家庭料理を一段も二段も格上げしてくれます」
1. さまざまな酸味が溶け合う奥深いさっぱり感がクセになる。「茜色のピクルス」

生きくらげ …200g
(干しきくらげの場合、25g程度)
赤キャベツ …1/4個
赤玉ねぎ …1個
新生姜 …3~4本
茗荷 …6個
ぶどう …1/2房
[ピックル液]
水 …750ml
米酢 …80ml
りんご酢 …40ml
粗糖 …大さじ3
ローリエ …1枚
にんにく …大1片
シナモン …1本
赤唐辛子 …3本
八角 …1個
カルダモン …4個
クローブ …5個
ディル …小さじ1/2
黒胡椒 …15粒
塩 …大さじ1
レモンの搾り汁 …大さじ1
作り方
❶ 生きくらげは石突を取り、食べやすい大きさに手でちぎる。赤玉ねぎは皮をむき、くし形切りにする。
❷ 茗荷は下の部分を薄く切り、すべての野菜をかなり強めの塩(分量外)でもみ、しんなりするまでおく。
❸ レモンの搾り汁以外のピックル液の材料を鍋に入れ、中火にかける。沸騰したら①のきくらげを入れて1分煮て、火をとめる。常温まで冷めたらレモンの搾り汁を入れる。
❹ 消毒した密閉容器に水気をキッチンペーパーで拭きとった②の野菜、③のピックル液を入れ、最後にぶどうを入れる。
❺ 蓋を閉めて冷蔵保存する。2日目以降がおいしい。2週間ほど日持ちする。
2. 香りと旨みが強い中華風オイルで仕上げ。「きくらげとタコ、きゅうりのマリネ」

茹でタコ(刺身用) …100g
生きくらげ …100g
(干しきくらげの場合、12g 程度)
きゅうり …1本
米酢 …大さじ2
[マリネオイル]
ニラ …100g
ミントや紫蘇、セロリの葉などのハーブ …50g
生姜 …1片
米油 …100ml
いしる(またはナンプラー)…小さじ2
米酢 …小さじ1
作り方
❶ ニラ・ハーブ・生姜をみじん切りにする。
❷ 小鍋に米油を入れ、180℃になったら①を加え、すぐに氷水を入れたボウルに小鍋ごとつけて急冷する。さらに、いしると酢を加えてよく混ぜ、消毒した保存容器に入れる(日持ちは冷蔵庫で約5日間)。
❸ 別の小鍋でお湯を沸かし、石突を取り、食べやすい大きさに手でちぎった生きくらげを入れて約1分中火で湯通しする。ざるに上げて水気をよく切り、粗熱をとる。
❹ タコを一口大に切る。③のきくらげと一緒にボウルに入れ、酢で洗い、ざるに上げる。
❺ きゅうりはへたを取り、タコより小さめの乱切りにする。塩ひとつまみ(分量外)でもんで10分ほどおき、
キッチンペーパーで水気を拭きとる。きくらげと一緒にボウルに入れ、冷蔵庫でしっかり冷やす。
❻ ⑤に②のマリネオイル大さじ3、4ほど(好みの量)を加えて和える。
3. ケッパーで酸味を加えて味に深みを。「きくらげとごぼうの白ワイン煮」

ごぼう …300g
生きくらげ …100g
(干しきくらげの場合、12g 程度)
玉ねぎ …1/2個
セロリ …1/4本
にんじん …1/2本
白ワイン …1カップ(200㎖)
にんにく …1片
オリーブオイル …大さじ3
塩 …小さじ1/2
黒胡椒 …少々
作り方
❶ 厚手の蓋つき鍋に、オリーブオイルと軽く潰したにんにくを入れて弱火にかけ、ふわっと香り広がるのを待つ。
❷ みじん切りにした玉ねぎ・セロリ、細かめのみじん切りにしたにんじんを①に入れ、塩2つまみ(分量外)をふり、しんなり旨みが出るまで30分ほどじっくり炒める。
❸ 炒めている間に、ごぼうを叩いて4つ割り程度に割き、4㎝くらいに切り分け、薄い酢水に10分ほど晒し
アク抜きをする。ざるに上げ水をしっかり切る。きくらげは石突を取り、ごぼうと同じくらいの大きさに割く。
❹ ②の鍋を中火にし、ごぼうときくらげを鍋に入れる。オイルが全体にコーティングされるまで混ぜ、塩と黒胡椒をふる。白ワインを入れて蓋をして弱火にし、15分程度煮る。味をみて、足りなければ塩胡椒で調える
1971年、神戸市生まれ。1995年、京都工芸繊維大学工芸学部造形工学科意匠コース卒業。1996年、滋賀県窯業技術試験場勤務を経て、2008年に信楽町に妻の大谷桃子とともに工房〈大谷製陶所〉を設立。
住所:東京都杉並区下高井戸5-5-23
TEL:03-6304-6270
営業時間:12:00~17:00
定休日:週末を中心に不定期営業/三重〈ギャラリーやまほん〉でも取り扱いあり。
神奈川〈ヨリフネ〉で9/25(金)~9/28(月)に企画展開催。
※今回使用している器は料理家私物。



















