日本唯一のツリーハウスリゾートでアジア1位になったことがあるヴィラも。緑の中で過ごす沖縄の宿3選

1. 〈Treeful Treehouse Sustainable Resort〉/名護

やんばるの生き物たちと共に、極上のリトリート体験。
やんばるの山中に現れる、日本唯一の“ツリーハウスリゾート”。地中に埋め込む柱は全く使わず、生きた樹木に支えられる“本物の”「ツリーハウス」では、大自然に溶け込む体験が叶う。荷を下ろし、心を落ち着けてみると、すぐ下を流れる川のせせらぎや風に揺れる木々のざわめきに癒される。住居を浮かせたような「エアロハウス」は贅沢な内装が魅力だ。どちらで眠るか悩むのも一興。


周りのあらゆる自然を守るサステナブルな取り組みも評判だ。例えば動物や虫がのびのびと暮らせるように、建物は全て地面から1.2m以上の高さに造られている。また、再生可能エネルギーによる電力や、井戸水を殺菌した生活用水は十分に供給され、ストレスなし。心と体を解放できる。

住所:沖縄県名護市源河2578
TEL:なし
HP:https://treeful.net/
写真の「ツリーハウス(スパイラルツリーハウス)+エアロハウス1号セット」は6名まで宿泊でき、1泊1室170,000円~。ウェブ予約可。
2. 〈今帰仁 石蕗〉/今帰仁

心と体を休め、感覚を目覚めさせる里山の宿。
オーナーの新見誠一さん、美也子さんに迎えられレセプションに向かうと、立礼のみが設けられたミニマルな空間に、自ずと心が鎮められる。ここは一日一組限定の宿。ほかのゲストに邪魔されず、ゆったりとしたリズムで過ごせる。
宿泊エリアは、露天風呂、寝室、ダイニングと3つの建物に分かれている。風を感じながら木陰を歩き移動していると、感覚が研ぎ澄まされていくようだ。幼い頃からギャラリーに通っていた美也子さんのセンスで集められた小物や、陶芸家の内田鋼一(こういち)などクリエイターが携わるインテリアは、一つひとつが五感を刺激。翌朝には、誠一さんが用意する炊きたてのお米と地産食材を使ったおかずに、心満たされる。


住所:沖縄県国頭郡今帰仁村諸志1969
TEL:090-5525-4239
宿泊費:1泊2名1室・1名55,000円~(朝食付き)
HP:https://nakijin-tsuwabuki.jp/
宿泊は最大3名まで可能。夕食付きや出張シェフを呼べるプランもあり、充実の旅に。
3. 〈タビビトの家〉/南城

木の温もりと手仕事に触れる、暮らすように過ごす宿。
沖縄の木工作家、藤本健さんが手がける一棟貸しの宿。目の前の〈芭蕉の家〉に続く2棟目で、藤本さんが自らの手で半年ほどかけて建てた、木工作家らしい木の温もりあふれる造りとなっている。

藤本さんの木の器はもちろん〈bonoho〉佐藤尚理(なおみち)さん、山田義力さんなどそうそうたる仲間の作り手の作品が使えるのもこの宿の魅力のひとつ。玄関を入ってすぐのリビングルームは、自然のなかにそのまま滞在しているような開放感。シンプルで使いやすいダイニングキッチンもあり、地元素材で料理をすることも。夜は真っ暗、静かになるので、自然の音を楽しんで。庭には名前の由来でもあるタビビトノキ。いつか実る日を楽しみに。


住所:沖縄県南城市佐敷新里58-1
TEL:なし
宿泊費:1泊2名1室・1名30,000円~(食事なし)
自然に囲まれた広々とした空間のなかで、ゆったりと過ごせるのが魅力。※予約は@bashounoie_tabibitonoieより