【東京】後世までずっと残したい。記憶に残る喫茶店のデザート3選

1. 【中板橋】〈欧風菓子 白鳥〉のデザート

地元の人も絶賛する優美な銘菓。
創業は昭和41年。先代から受け継がれた味を、現在は息子の白鳥忠光さんが受け継ぐ。質の良い素材と保存料不使用にこだわったメニューは3階の厨房で作られ、出来立てが階下に並ぶ。特にスワン型のシュークリームは上品なディプロマットが評判。
住所:東京都板橋区弥生町31-15
TEL:03-3958-4425
営業時間:10:00〜19:00
定休日:水休
席数:32席
2. 【亀戸】〈珈琲道場 侍〉のデザート

武士道精神&サービス精神満点のメニュー。
合気道の武道家が始めた店だけに「礼に始まり礼に終わる」の精神がテーマ。寛げるロッキングチェア、8時間かけて抽出する水出しコーヒーなど、万全を尽くしたサービスが心地いい。
住所:東京都江東区亀戸6-57-22 サンポービル2F
TEL:03-3638-4003
営業時間:8:00〜21:30(金土〜23:00)
定休日:日休
席数:40席
3. 【新小岩】〈珈琲ハウス 赤茄子〉のデザート

伝説の銀座イタリアンのデザートを再現。
かつて銀座のソニービルにあったイタリア料理店で働いていた店主・高橋秀博さん。41年前にこの店を開いてからはその腕を存分に振るい、ナポリタンなど幅広いメニューを手頃な価格で提供する。
住所:東京都江戸川区松島3-14-8
TEL:03-3651-1007
営業時間:9:30〜18:30
定休日:月休
席数:20席 喫煙席あり
なんば・りな/「純喫茶コレクション」の活動名で2008年からブログを始め、喫茶店の魅力を発信し続ける。近著は『純喫茶とあまいもの 大阪編: 親しみやすい名喫茶』(誠文堂新光社)。
東中野にあった〈ルーブル〉のフルーツパフェ『セレナーデ』、かき氷のような『スノーワールド』のように、情報が得づらい時代だったからこその夢のあるネーミングも、喫茶店のデザートならでは。いろいろな事情で閉店するお店が増える中、昭和、平成、令和と続けてくれているお店には感謝しかありません」
お店がなくなれば、〈珈琲道場 侍〉の“食べながら飲む”バナナジュースなど、その店独自のデザートも失われてしまうことに。推せる時に推せ、とはこの界隈でも例外ではない。
そんな風に、難波さんが「忘れられない」と語るのが〈珈琲ハウス 赤茄子〉のババロアとフルーツゼリー。「この可愛らしいデザートを、マスターが40年以上変わらず作り続けているという事実にもキュンとします」
喫茶店でよく見るモチーフの一つにスワンがある。「駒込にあった〈アルプス洋菓子店〉や、今も現役の〈欧風菓子 白鳥〉のシュークリームが大好きです」
※記事内に特段の記載がない場合は禁煙店です。
※20歳未満の方は喫煙可能エリアへは入ることができません。