新たな一歩を。 【京都】歴史ある小学校がホテルとしてリニューアル。〈ザ・ホテル青龍 京都清水〉で味わう、“しずかな京都”。 TRAVEL 2020.09.21

今までのツーリズムといえば、一日を目一杯使って土地を体感すること。滞在しても感じられる、特別な時間があるのが京都のホテルです。今回は、歴史ある小学校がホテルとしてリニューアル。昭和初期に建てられた〈ザ・ホテル青龍 京都清水〉をご紹介します。

世界文化遺産、清水寺の御門前から続く坂の中腹に佇む、歴史ある小学校がホテルとしてリニューアル。昭和初期に建てられ、長年地域に愛されてきた歴史や文化を継承し、新たな一歩を刻み始めた。

クラシカルな窓枠が優美。/教室を改装した既存棟の客室は全34室、平均50m²。中庭をぐるりと取り囲むように立ち、窓からは当時のままの桜が望める。
クラシカルな窓枠が優美。/教室を改装した既存棟の客室は全34室、平均50m²。中庭をぐるりと取り囲むように立ち、窓からは当時のままの桜が望める。

窓枠や階段など、かつて子供たちが学んだ校舎の意匠は館内の随所に。当時の面影を探しながら散策するのも滞在時の楽しみだ。八坂の塔を眺めながらドリンクや軽食とともに寛いだ時間を過ごせるゲストラウンジは、宿泊者全員が使えるというのもうれしい。抜群のロケーションゆえ、朝は誰もいない時間を見計らって産寧坂や維新の道、石塀小路を散歩したり。夕方から夜にかけては最上階のルーフトップバー〈K36〉でサンセットを見ながらの一杯を楽しんだり。短い京都滞在ならばなおさら、ここを拠点に濃密で凝縮した“しずかな京都”を存分に味わおう。

ルーフトップバー〈K36〉の記事はこちらから。

元講堂でいただく朝食。

〈ザ・ホテル青龍 京都清水〉

ライブラリーをイメージしたダイニングで飲む目覚めのコーヒーは格別。ほかに〈デュカス・パリ〉が監修する〈ブノワ京都〉、ルーフトップバー〈K36〉も。

唯一無二のロケーション。

〈ザ・ホテル青龍 京都清水〉

古き良き校舎の面影を残した建物を横目に歩けば、法観寺の八坂の塔がお出迎え。かつての校庭は緑麗しいガーデンとして一般にも開放されている。

旅の疲れを癒す極上空間。

〈ザ・ホテル青龍 京都清水〉

ホテルではめずらしい個室のプライベートバスも3室完備。3mを超える天高な空間は、露天風呂にも劣らぬ開放感。90分6,000円(4人まで利用可能)。

〈ザ・ホテル青龍 京都清水〉

アーカイブコーナーでは、改修前の小学校の様子を展示。変貌の軌跡を知ることができる。
■京都府京都市東山区清水2-204-2
■075-532-1111
■スタンダードキング 1泊1室69,286円〜(税サ込・朝食付き)
■全48室

(Hanako1188号掲載/photo:Yoshiko Watanabe, Noriko Yoshimura, Norio Kidera text:Mako Yamato, Yoshie Chokki)

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