ディープな酒場をご紹介! 酒場ライターが厳選!【八重洲】女子もはしご酒が楽しくなるディープ酒場3軒 FOOD 2020.06.14

古くから続く名店の密集地帯。立地の割にリーズナブルな店も多いので、ハシゴ酒が楽しいと話題エリア・八重洲。「いろんなタイプの酒場がいい!もちろんおいしい肴も!」という声に応えて、東京の玄関口・八重洲でディープな酒場を酒場ライターのパリッコさんに案内してもらいました。

【1軒目】3代続く、昭和の良心。カウンターでぬる燗をちびり。〈ふくべ〉

タイムスリップしたような、永い年月を経た味わいを感じる店内。「正統派大衆居酒屋の雰囲気を楽しんでほしい!(パリッコさん)」
タイムスリップしたような、永い年月を経た味わいを感じる店内。「正統派大衆居酒屋の雰囲気を楽しんでほしい!(パリッコさん)」

1939年、初代が酒屋から独立後に創業。現在は2代目の北島正雄さんと、3代目の正也さん親子が切り盛り。年月を経て飴色に変化した店内は、L字カウンター、右にテーブル席、2階に1日1組限定(5名〜16名)の宴会席も。日本酒のほか、肴のおいしさにも定評が。鮪づけ丼850円などのご飯ものも人気。

〈ふくべ〉
■東京都中央区八重洲1-4-5
■03-3271-6065
■16:30〜22:40 日祝、第2・4土休
■30席/禁煙

【2軒目】洗濯バサミでパクつく焼きハマとスパークリング!〈焼きはまぐり Stand〉

大はまぐりは、磯辺焼きやガーリックバターもおすすめ。「デポ蒸しは、はまぐりオンリーが通好みかも(パリッコさん)」
大はまぐりは、磯辺焼きやガーリックバターもおすすめ。「デポ蒸しは、はまぐりオンリーが通好みかも(パリッコさん)」

焼きたてアツアツのはまぐりを、立ち飲みスタイルで楽しむことができる。江戸時代から将軍に献上されていたという、はまぐりの名産地・三重県桑名市から直送されるはまぐりは、プリプリになるまで蓄養で育てているため、肉厚でおいしさ抜群!東京・神田と大阪・梅田にも店舗を構える。

〈焼きはまぐり Stnad〉
■東京都中央区八重洲1-7-7 第二山本ビル 1F
■03-6262-5810
■16:00(土日15:00)〜24:00 無休
■立ち飲み/喫煙

【3軒目】八重洲地下街の重鎮、安定のおつまみも美味。〈玉乃光酒蔵 八重洲地下街店〉

注ぐと凍る「みぞれ酒」。デカンタ300ml 990円。
注ぐと凍る「みぞれ酒」。デカンタ300ml 990円。

良質の米と水と麹にこだわり、真面目に、ていねいに醸される京都伏見の酒「玉乃光」の直営店。そのラインナップが東京で楽しめる、貴重なお店。定番つまみや居酒屋フードが充実しているので、1杯のつもりが長居してしまいそう。ランチタイムも営業しているので、昼酒も気軽に立ち寄りたい。

〈玉乃光酒蔵 八重洲地下街店〉
■東京都中央区八重洲2-1 八重洲地下街
■03-3274-6888
■11:00〜21:45LO(土日祝20:30LO)無休
■95席/禁煙

Navigator…パリッコ

酒場ライター、漫画家、イラストレーターほか。酒好きが高じ、酒と酒場に関する執筆を開始。著書に『酒場っ子』など。「銀座、日本橋、八重洲近辺は土地柄、歴史を感じるピシッとした名店が多く、背伸びして飲みに行く場所。それが魅力でもあります」

(Hanako1183号掲載/photo:Katsumi Omori text:Kana Umehara, Motoko Sasaki edit:Kana Umehara)

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