発想の転換で事業拡大に! ペットサロン経営と動物保護を両立!〈ミグノンプラン〉オーナー・友森玲子さんが下した大胆な決断とは?

LEARN 2018.07.17

動物病院・ペットサロン・保護動物のシェルターを兼ねた北参道〈ミグノンプラン〉オーナー・友森玲子さん。コピーライター・糸井重里さんの後押しにより、ペットサロン経営と動物保護を両立する為に彼女が下した大胆な決断とは?

保護活動を続けるための、冷静な計算と大胆な判断。

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友森玲子/〈ミグノンプラン〉運営。今年で5 年目になるイベント「いぬねこなかまフェス2018 〜動物愛護週間に集まろう〜」を9月9日に昭和女子大学人見記念講堂で開催。www.diskgarage.com/feature/inuneko2018/

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動物病院とペットサロン、保護動物のためのシェルターからなる複合施設・北参道の〈ミグノンプラン〉。代表の友森玲子さんは、動物病院に勤める看護師兼トリマーだった。「動物と関わる仕事を続けるために、自分の店を持ちたい」という思いで〈ミグノンプラン〉の前身となるペットサロンを25歳でオープンさせる。
「不安だったけど、失敗するなら早い方がリカバリーできるかな、と」。開業資金を返済した2007年には本格的に保護活動をスタート。開業から12年、保護活動にさらに力を入れるため店の業務縮小を考えていたとき、かねてから親交のあった糸井重里さんと話す機会に恵まれた。
「以前、糸井さんと『保護動物が集まっているお店があったらいいね』と話していたことがあって、『保護活動に力を入れたいなら、そっちに挑戦してみたら?』とそのとき背中を押してくれたんです」。友森さんは事業拡大を決意した。

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明るくてスタイリッシュな〈ミグノンプラン〉の店内は、保護された動物たちでにぎやか。中にはなんと、ニワトリも。その名も鳥男。

「保護した動物は併設の動物病院で治療して、サロンでトリミングもできる。フードも、仕入れ先からパッケージ破損や賞味期限が近くて売り物にならなくなったものを譲ってもらえるのでかなり節約できています」

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写真の犬たちのほか、壁に備え付けられたキャットウォークには猫も。3階のシェルターも含めて、ここには常時20頭以上の動物たちがいる。

はたから見れば困難に思えることも、友森さんは「私の趣味だから」と笑い、持ち前の冷静さと大胆さで颯爽と実現し続けている。

友森玲子さんのターニングポイントとは?

①小学校時代に、うさぎの死と直面。
園芸飼育委員としてうさぎを世話していた小学校時代。ある朝、野良猫に襲われてしまったうさぎを発見し、動物病院へと走る。「運ぶ途中に私の腕の中で息絶えたうさぎを、獣医さんがもぎとって蘇生措置をしてくれた姿を見て、自分も動物を助ける仕事に就きたいと思ったんです」

②25歳で独立し、ペットサロン開業。
「自分のペースで仕事ができるようにしたら、ハサミさえ持てればおばあちゃんになってもトリマーとして働ける」と考え、2002年ペットサロンを開業。〈ミグノンプラン〉のオープンまで12年間続けていた。07年には保護団体「ラコントレ・ミグノン」の活動をスタートする。

③〈ミグノンプラン〉オープン。
プロジェクトに賛同してくれる人々からの協力もあり、目標の開業資金を集めることに成功した。株主総会で、利益の代わりに「年間何頭保護したか」を報告するというユニークな経営アイデアも話題に。現在も月2度の譲渡会が開かれ、年間約200頭が新しい家族と出会っている。

(Hanako1159号掲載/photo : Tomo Ishiwatari text : Rio Hirai)

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