オンリーワンの結婚式を作る! 人気ウェディング&パーティデザイナー・黒沢祐子さんは、こうやって人生を切り開いた!

LEARN 2018.07.05

オンリーワンの結婚式を作り上げる、人気ウェディング&パーティデザイナー・黒沢祐子さん。転職、さらにフリーランスとして活躍する彼女を突き動かしてきたものとは?Hanako創刊30周年特別企画『働くことと、生きること。46人の、転機と決断。』「転機は通過点。オンリーワンな仕事をする人。」よりお届けします。

〝やりたい〞を追求し、自らの道を切り開く。

最新のウェディングドレスが並ぶ〈ザ・トリート・ドレッシング〉にて。「何度訪れても気分が上がる場所」(黒沢さん)
最新のウェディングドレスが並ぶ〈ザ・トリート・ドレッシング〉にて。「何度訪れても気分が上がる場所」(黒沢さん)

黒沢祐子/大学卒業後、OLを経て〈Plan・Do・See〉に転職し、ウェディングプランナーに転身。2008年会場探しからスタートするフリーランススタイルのプランナーに。現在まで950組以上のカップルを担当する。

新郎新婦2人の〝らしさ〞を引き出す結婚式を作ることで評判のウェディングプランナー・黒沢祐子さん。
彼女の転機のきっかけは〝直感〞。「若い時はひらめきで動くタイプではありませんでした。どちらかというと慎重で事なかれ主義。新卒で入った会社も『潰れなさそうだから』という理由で選んでいますし(笑)」

大きな転機となったのは、自らの一度目の結婚式の時。「結果的にこの結婚は失敗に終わったのですが(笑)。この時初めてウェディングプランナーという仕事に接して、型通りの対応に疑問を持ち、『この仕事がしたい』と強く感じ、行動にうつしたんです」

その後、レストランウェディングの会社に転職、約10年間勤務した後、フリーランスのプランナーに。

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〈Plan・Do・See〉勤務時代。10年はがむしゃらに働くと決め、猪突猛進していた頃。「会場ありきでなくお客様のオンリーワンの式を作り上げたい、と思ったのがフリーになるきっかけでした」

プレ花嫁さんのアイデアソースとしても人気の黒沢さんのInstagram。
プレ花嫁さんのアイデアソースとしても人気の黒沢さんのInstagram。

会場、花、ドレスやヘアメイク、映像や音楽、ペーパーアイテムまで式をトータルコーディネートすべく、顧客と何度も打ち合わせを重ねる。時に顧客の自宅に足を運び、お酒を飲みながら行うことも。「大切にしているのは、家族のように密な関係性を築くこと。ありがたいことに式の後も交流が続くことが多いのは、お客様とプランナーという関係の前に、人として向き合うようにしているからかもしれません」

黒沢祐子さんのターニングポイントとは?

①自分自身の一度目の結婚式。
「初めて接したウェディングプランナー。ソツがないけれど、マニュアル通りで味気なく感じられて。だからこそ、『もっと別のアプローチでこの仕事ができる場所があるはず。やってみよう』と直感で決めました。人生の中で『これがやりたい!』と強く思ったのはこの時が初めて」

②仕事スピリッツを学んだ秘書業。
「〈Plan・Do・See〉社長の、はちゃめちゃだけど熱いインタビューをたまたま読んで、『この人の会社で働きたい』と直感で転職しました」。入社してすぐまさかの社長秘書に。1年半ほどの短い期間だったが「社長から『有言実行』『夢は口に出す』スピリッツを学びました」。

③“好き”を追求すべくフリーランスに。
「会社の中でプランナーとして10年以上現場を経験すると、おのずと現場統括の役割を担うことが多くなって。元々常に最前線で現場にいたいタイプ。35歳を過ぎたら好きなことをやろうとフリーランスに。より密にお客様と対峙し、パーティを作り出せる環境を選びました」

Hanako『46人の、転機と決断。』特集では、オンリーワンな仕事をする女性を多数ご紹介しています。

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(Hanako1159号掲載/photo : Mariko Tosa text : Kana Yabuuchi)

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