旬の今が一番おいしい!夏のごちそう穴子を使ったリピ確レシピ3選
しんどう・まいこ/京都・大徳寺内塔頭で1年間暮らし日本古来の食文化を学んだ後、渡仏。リッツ・エスコフィエにてディプロマを取得する。発酵食を中心に幅広いジャンルの料理を手がけ、著書も多数。
穴子のごちそう感を、端正な漆の器で彩る。
6〜8月に旬を迎える穴子は、栄養たっぷりで夏バテ予防にも最適。
「夏の食養生にはうなぎも人気ですが、穴子はよりふわっとした食感で、さっぱりとしているから、私はどちらかといえば穴子派です」と真藤舞衣子さん。今回は煮る、焼く、揚げるの3パターンの調理法によるレシピを提案してくれた。
「ちらし寿司にはお酢、パスタにはケッパーと、酸味を少し効かせてさっぱりと。揚げ物はサクッとフリットに。夏は軽やかな感じがいいですよね」
そんな穴子のメニューに合わせたのは、輪島塗の塗師・赤木明登さんの漆器。
「個人的に昔ながらの漆器の文化を大事にしたいので、普段から積極的に使うようにしています。赤木さんの漆器は、伝統的な汁椀から、洋皿やアートピースのようなものまで幅広く、質感も美しく洗練された雰囲気。使うほどに深みが増して、料理を格上げしてくれます」
1. 山椒の爽やかな辛味をキリリと効かせて。「穴子ちらし寿司」

A
穴子(下処理済)…2尾
酒…100ml
みりん…100ml
水…100ml
醤油…50ml
きび砂糖…大さじ1
きゅうり…1本
塩…ひとつまみ
炒りごま…小さじ1
山椒の塩漬け…小さじ1
大葉…2枚
白米…1合
B
米酢…大さじ1
赤酢(または米酢)…大さじ1/2
塩…小さじ1/2
作り方
❶ Aの材料を鍋に入れて火にかけ、沸騰したら穴子を入れて落とし蓋をし、弱火で30分ほどコトコトと煮る。
❷ 薄切りにしたきゅうりと塩をボウルに入れて塩揉みし、水気をしっかりと切る。
❸ Bをあらかじめ混ぜ合わせておく。炊きたての白米に加え、さっと混ぜ合わせる。
❹ 器に③を入れ、その上に一口大に切った①の煮穴子、②のきゅうり、千切りにした大葉、炒りごま、山椒の塩漬けをちらす。
2.ふんわりサクッと軽やかに。「穴子のフリット発酵野菜添え」

穴子(下処理済)…1~2尾(大きさによる)
*
薄力粉…50g
片栗粉…20g
炭酸水…約60ml(*ない場合はベーキングパウダー小さじ1/2、酢小さじ1、水60mlくらい)
塩…少々
揚げ油…適量
作り方
❶ 穴子を流水で洗い、しっかりと水気を切る。
❷ *を混ぜ合わせて①の衣としてつけ、180℃の揚げ油でカリッと揚げる。
❸ 食べやすい大きさに切り、器に盛りつけ、別途作っておいた紫キャベツ乳酸発酵と、好みで塩を添える
紫キャベツ乳酸発酵
❶ 紫キャベツを1/4個を千切りにし、ボウルに入れ、キャベツの総量の2%の塩を加えてよく揉む。
❷ ポリ袋に①を入れて空気を抜いて結び、一日1回揉みながら、好みの酸味になるまで常温で2、3日以上おく。出来上がったら冷蔵庫で保存。
3.ケッパーで酸味を加えて味に深みを。「穴子のパスタ」

焼き穴子…1/2尾
なす…1個
ケッパー…大さじ1
にんにく…1片
鷹の爪…1本
スパゲッティーニ…80g
塩…適量
オリーブオイル…大さじ2
作り方
❶ なすを1㎝角に切る。フライパンにオリーブオイルとみじん切りにしたにんにく、鷹の爪をちぎって入れ、香りが立ったらなすを加えて中火で炒める。
❷ 塩分1%のお湯でパスタを茹でる。茹で汁を①に70㎖ほど入れ、なすが少し溶けるように中火で煮る。
❸ パスタを②に入れてよく混ぜ合わせ、一口大に切った穴子とケッパーを加えて塩で味を調える。
1962年岡山県生まれ。中央大学文学部哲学科卒業後、東京で雑誌編集者を経て、1988年に輪島へ移住。輪島塗の下地職人・岡本進のもとで修業し、1994年独立。伝統に現代性を加えた作品は、国内外で高い評価を得ている。
住所:東京都足立区千住4-18-11
TEL:03-5284-8220
営業時間:10:00~19:00
定休日:無休/ほかに京都〈essence kyoto〉でも展開。
展覧会は8/19(水)まで新潟〈gallery tanne〉、9/5(土)~9/13(日)に福岡〈クラフトの店 梅屋〉など。
※今回使用している器は料理家私物。



















