【鎌倉】「鳩サブレー」だけじゃない。〈豊島屋〉で見つけたお菓子7選
あかざわ・かおり/鎌倉在住歴30年以上。料理、旅の雑誌、Web、書籍を中心に執筆、編集する。内野亮との共著『DA HAWAII ハワイ原点回帰』(KADOKAWA)が好評発売中。
〈豊島屋 本店〉入り口正面のウィンドウを覗くのは、散歩の途中の私の密かな楽しみ。なぜならそこには、鎌倉の名所や移ろいゆく季節の彩りや風景を切り取りかたどった、季節限定の美しく、おいしいお菓子たちが並ぶから。それらを幾度となく眺めては、四季折々の花や海と山に囲まれた自然豊かな鎌倉の季節の訪れを知り、味わってきました。

また、創業132年の〈豊島屋〉といえば「鳩サブレー」を思い出す方も多いと思いますが、実はほかにも鎌倉の季節や名所をつぶさに追いかけ、形にしているお菓子も多数あるんです。しかも本店は季節の花や植物を模した月ごとに替わる上品な甘さの上生菓子や鎌倉の名所をかたどったまんじゅうなどの限定菓子のほか、オリジナルグッズも充実。それらはここに訪れた人だけが味わえる、おいしいお楽しみ。ぜひ、本店へ!

本店や季節限定、四季を感じるお菓子。
上生菓子をはじめ、本店には細やかに季節を描いた上品なお菓子が並びます。お菓子を見るだけで、彩りや花や植物を模したその形から季節がわかるほど。※季節のお菓子は全て取材時に販売していたものです
1. 鎌倉の12名所がかわいいおまんじゅうに。「名所まんじゅう」

1921年に誕生し、長きにわたり、地元民に愛され続けている「名所まんじゅう」。12カ所の鎌倉の名所をかたどっている。予約可。
2. 「御上生菓子」

毎月6種ずつ並ぶ季節の草花をかたどった上生菓子は、月のものと、季節の行事の菓子が出るときも。かわいらしい形に目も舌も癒される。
3. 「鎌倉の彩(つつじ)」

四季ごとに変わる干菓子。春のかごには、つつじ、たけのこ、藤、桜といった色鮮やかな菓子が。食べるのがもったいないくらいかわいい春の品。
4. 「わっぱ菓子(あやめ餅)」

季節の変わり目を知らせる「わっぱ菓子」は、羽二重求肥で餡を包んだ餅や薄皮まんじゅうを詰めたもの。初夏はあやめの花を模したお餅。
5. 「段葛(だんかずら)」

玄米粉で黒糖羊羹を挟んだ、鶴岡八幡宮へと続く参道を模した棹菓子。若葉や銀杏の干菓子や、粉雪に見立てた砂糖が施されるなど鎌倉の四季を感じる一品。
6. 「若竹」

鎌倉の神社仏閣をはじめ、山々に美しい青竹が生い茂る気持ちのいい季節に登場する棹菓子。下部分の羊羹の間と、上部分に白餡を使用。
7. お土産には鎌倉の名所が描かれた「懐中しるこ」を。

長谷の大仏、鶴岡八幡宮など鎌倉の名所8カ所が描かれた「名所しるこ」。風情ある包みを開けると、鎌倉の市章、笹竜胆(ささりんどう)の押し印が。
鳩発見!
実は本店の中には鳩がいっぱい潜んでいます。大黒様が祀られた祠の扉の内側にも、上にも鳩を発見!
住所:神奈川県鎌倉市小町2-11-19
TEL:0467-25-0810
営業時間:9:00~19:00
定休日:水不定休
HP:https://www.hato.co.jp/
若宮大路沿いに立つ。のれんをくぐると鳩の刺繍が施された黄色い制服のスタッフがお出迎え。



















