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2020.06.28

第46回 娘から父へ…おいしい日本酒おしえます! 『伊藤家の晩酌』~第十四夜1本目/ロックやソーダ割りで楽しむ「ゆすらもも 純米酒」~

弱冠23歳で唎酒師の資格を持つ、日本酒大好き娘・伊藤ひいなと、酒を愛する呑んべえにして数多くの雑誌、広告で活躍するカメラマンの父・伊藤徹也による、“伊藤家の晩酌”に潜入! 酒好きながら日本酒経験はゼロに等しいというお父さんへ、日本酒愛にあふれる娘が選ぶおすすめ日本酒とは? 第十四夜の1本目は、夏にぴったりなお酒。
(photo:Tetsuya Ito illustration:Miki Ito edit&text:Kayo Yabushita)

第十四夜の1本目は、日本酒とは思えないさわやかさ!「ゆすらもも 純米酒」。

大分県豊後大野市にある吉良酒造の「ゆすらもも」は日本酒とは思えない、驚きのフルーティさ。アルコール度数も8度で、氷を入れてロックや、ソーダで割って飲むと美味。
大分県豊後大野市にある吉良酒造の「ゆすらもも」は日本酒とは思えない、驚きのフルーティさ。アルコール度数も8度で、氷を入れてロックや、ソーダで割って飲むと美味。
「ゆすらもも 純米酒」720ml 1486円(税込・ひいな購入時価格)/吉良酒造合資会社
「ゆすらもも 純米酒」720ml 1486円(税込・ひいな購入時価格)/吉良酒造合資会社
大分県豊後大野市にある吉良酒造の「ゆすらもも」は日本酒とは思えない、驚きのフルーティさ。アルコール度数も8度で、氷を入れてロックや、ソーダで割って飲むと美味。
「ゆすらもも 純米酒」720ml 1486円(税込・ひいな購入時価格)/吉良酒造合資会社

娘・ひいな(以下、ひいな)「今回のテーマは、ずばり、夏に飲みたいお酒だよ!」
父・徹也(以下、テツヤ)「最高だね。もうすぐ夏が来るもんね」
ひいな「低アルコールで、ひんやりおいしいお酒を3本選んでみたよ」
テツヤ「ビールみたいに、グビッっといきたいよな、日本酒も」
ひいな「夏に日本酒ってチョイス、あんまり思い浮かばないかもしれないよね。でも今回のお酒は、夏にこそ飲んでほしい日本酒です!」
テツヤ「え? グラスに氷……。ってことは、もしかしてロックで飲むの?」
ひいな「そう! 『ゆすらもも』ってかわいい名前のお酒だよ。大分県豊後大野市のお酒なの」
テツヤ「えぇ? 氷とか入れちゃって大丈夫?」
ひいな「それがね、ここを読んでほしいの」

慌てて老眼鏡をかける、父・テツヤ。小さい文字は見えません。
慌てて老眼鏡をかける、父・テツヤ。小さい文字は見えません。

テツヤ「“ワインのような酸味のあるフルーティーな味わいが特徴的なお酒です。冷やした状態で、氷を入れて飲んでい頂いてもおいしいですし、炭酸飲料を加えても……”。 蔵元がロック推奨? 日本酒で?」
ひいな「そう。日本酒でロックにするっていうのは、私としてもやっていいのかな、やっちゃいけないのかな、みたいに思ってたんだけど、蔵元がもうラベルに書いてくれてるなら、遠慮なくやっちゃおうと!」
テツヤ「めちゃくちゃ楽しみ。いただいちゃお!」
ひいな「これ、絶対ゴクゴクいっちゃう系だから、飲み過ぎ注意だからね」

氷を入れたグラスに「ゆすらもも」を注ぎます!
氷を入れたグラスに「ゆすらもも」を注ぎます!
ほんのり色づいていい感じ。乾杯!
ほんのり色づいていい感じ。乾杯!
テツヤ「氷が入ってると、暑い時にはやっぱりうれしいな」
テツヤ「氷が入ってると、暑い時にはやっぱりうれしいな」
氷を入れたグラスに「ゆすらもも」を注ぎます!
ほんのり色づいていい感じ。乾杯!
テツヤ「氷が入ってると、暑い時にはやっぱりうれしいな」

ひいな「ひゃ〜、おいしい〜」
テツヤ「なんじゃ、これ!? うんまい! これは梅酒? じゃないよな(笑)」
ひいな「梅酒とかあんず酒とかに近いね」
テツヤ「一升瓶でほしいな」
ひいな「それくらい飲めちゃうよね」
テツヤ「ヤバいね」
ひいな「これはロックか炭酸で飲むしかないでしょ?」
テツヤ「これは米なの? 純粋に?」
ひいな「なんとびっくり、純米酒なの」
テツヤ「マジか」
ひいな「アルコールも添加してないし、純粋なる純米酒」
テツヤ「お米でこんな味になるんだな。麹の力なのかな」
ひいな「お米ってすごいね」

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テツヤ「氷を入れてないやつも飲んでみたいな」
ひいな「氷なしで、どうぞ」
テツヤ「こりゃ、お酢だね。健康酢だね!」
ひいな「うんうん、確かに!」
テツヤ「超好きな味♡」
ひいな「前にさ、九州に酒造見学に一緒に行ったじゃない? 別府に行った時〈酒スタンド巡(じゅん)〉っていう角打ちがあって。そこで1杯目に出されたお酒がこの『ゆすらもも』なの」
テツヤ「そうだっけ? ってことは俺も飲んでる?」
ひいな「飲んでる(笑)。その時はワイングラスに入れてもらって、ストレートだったけどね。初めて『ゆすらもも』を飲んだ時、衝撃的で。これが純米酒って言うんだったら、日本酒の概念が変わりすぎるなと思って」
テツヤ「ほんとだよな。そのお店は別府の飲み屋街のちょっと外れにあるんだけど、新しいお店で気になって入ったんだよな。そしたら店主のそにちゃんがすごいいい子でさ。はす向かいにある焼肉屋の娘さんだったんだよな、確か」
ひいな「そう。だからすっごくキムチがおいしくて。ごぼうのキムチとかフルーツを使ったキムチとかに日本酒を合わせたり。おもしろかったね」
テツヤ「もう一回、あのお店行きたいなぁ。でもさ、このお酒に合わせるおつまみ、難しそうだね」
ひいな「うん、いろいろ考えたよ。酸味があるからフルーツはきっと相性がいいだろうなって思ったけど、この酸味を利用して考えてみたよ。おつまみ持ってくるね」

「ゆすらもも 純米酒」に合わせるのは、カリッと揚がった「手羽先のからあげ」!

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ひいな「じゃ〜ん、手羽先のからあげです! 揚げたてだよ!」
テツヤ「うわ〜、うんまそう! よだれが出た」
ひいな「このからあげには、レモンをかけずに召し上がれ!」
テツヤ「からあげを食べてから、お酒を飲む、と」
ひいな「そう。からあげを食べて、『ゆすらもも』を飲んで完成っていうこと」
テツヤ「お酒がもうなくなっちゃったみたい」
ひいな「早いな(笑)」
テツヤ「だって、おいしすぎて一気に飲んじゃうでしょ」
ひいな「アルコール度数は8度だからね。ちなみにね、日本酒度ってだいたい+5度とか、−7度とかっていう数字でしょ? なんとこのお酒は−70度なの」
テツヤ「−70度? それは相当甘いっていうこと?」
ひいな「そう。そんな数字聞いたことない!」
テツヤ「めちゃ甘だね。じゃ、いただきます!」

手羽先にかぶりつく2人! ケンタッキーのCMみたいな食べっぷり!
手羽先にかぶりつく2人! ケンタッキーのCMみたいな食べっぷり!

テツヤ「こりゃ、最高だね。ヤバいね、ヤバいね」
ひいな「めっちゃおいしい!」
テツヤ「カリっと揚がってるから、いい音するね〜」

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ひいな「この酒とからあげ、最高のペアリングじゃないかな」
テツヤ「文句なしに最高! からあげも下味しっかりついてて、おいしいな〜」
ひいな「おろしたにんにくとしょうがをたっぷり入れて、お酒と塩を入れて、冷蔵庫で45分くらい置いたの。片栗粉をたっぷりとつけて揚げて、仕上げにこしょうと塩を振ってできあがり」
テツヤ「下味って大事だね。俺もさ、ステイホームになってから家で3食ごはん作ってたけど、炭水化物とか油に対する抵抗感がまったくなくなったね」
ひいな「ごはんといえば、炭水化物と油だよね(笑)」
テツヤ「前は抜いたりもしてたけど、3食がっつり炭水化物食べてたもんな」
ひいな「ね!」

夏の定番酒として認定! ロックで、ソーダで、日本酒を夏でも楽しみたい!

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テツヤ「日本酒を飲み慣れていない俺からするとさ、不思議だったんだよ。日本酒を水で割ったり、氷を入れちゃいけないのはどうしてなんだろうってね」
ひいな「日本酒に氷を入れるなんて!みたいな?」
テツヤ「温めて飲むのはいいのにさ、氷入れるのはNGとか変じゃない? 日本酒だけでしょ、ロックがダメなお酒って」
ひいな「ダメなわけじゃないんだけど……。確かに薄めちゃうのはNGっていうのはあるかも」

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テツヤ「でもさ、これからは揚げ物に、ビールでもなく、レモンサワーでもなく、ハイボールでもなく、日本酒って言えるよね」
ひいな「これからの新しい定番になるんじゃない?」
テツヤ「この酸が油をすっきりと流してくれる!」
ひいな「ロックだとさらにアルコール度数も低くなって、ゴクゴクいけちゃう!」
テツヤ「でもさ、これ上級者のセレクトじゃない? こんなお酒があるって知らないもん。からあげにはきっとレモンサワー買ってきちゃうよね」
ひいな「だから、こうやって紹介してるんだけど(笑)」
テツヤ「そうかそうか。もう知っちゃったから、今年の夏はこのお酒で決まりだね」
ひいな「ソーダで割っても、さらにさわやかだろうね」
テツヤ「これ、どこで買えるの?」
ひいな丸田酒舗さんっていうオンラインショップで買ったよ。お店だとなかなかないかも」
テツヤ「デキャンタに入れてソーダアップしてさ、ガーッとグラスに注いじゃってグビッと。あ〜、早く夏来ねぇかな」
ひいな「最高だね! 夏はもうすぐだから」
テツヤ「今から冷蔵庫に冷やして準備しとこう!」

→次回は7月5日(日)更新

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【ひいなのつぶやき】
夏の新定番に「ゆすらもも」、クセになります! 沼は深いです(笑)!
ひいなインスタグラムでも日本酒情報を発信中

伊藤 ひいな
伊藤 ひいな / 唎酒師

「東京生まれの24歳。大学入学時から割烹料理店でアルバイトをはじめ、20歳のお酒の解禁とともに日本酒にハマる。唎酒師の資格も取得し、日本酒の知識を増やすべく日々邁進中。父はHanakoをはじめ多くの雑誌で引っ張りだこの人気フォトグラファー、伊藤徹也。酒好き気質は間違いなく父親譲り!」

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