47都道府県・全グルメガイド 群馬県民のソウルフード〈原嶋屋総本家〉の焼きまんじゅうなど、注目の前橋グルメ5選 TRAVEL 2024.03.06

雑誌Hanako2024年1月号「47都道府県、おいしいあの町へ」では、地元在住の食通が教える、47都道府県のおいしい食を求める旅を紹介しました。Hanako Webでは、誌面では紹介しきれなかった47都道府県のオリジナル記事を限定で公開。

今回ご紹介する群馬県のガイド役は、桐生市にあるセレクトショップ〈st company〉の阿部高典さん。ピックアップしてくれたのは、〈原嶋屋総本家〉の焼きまんじゅうなど昔ながらのソウルフードが味わえる前橋市エリア。近頃はカルチャーシーンでも注目される前橋で、お散歩にぴったりのお店を教えてくれました。

【目次】群馬県・前橋市エリアの注目のグルメ5選!

1.おやつに、軽いランチに。群馬県民に欠かせない〈原嶋屋総本家〉の焼きまんじゅう

群馬県民のソウルフード「焼きまんじゅう」を知っていますか? お団子じゃありません。ふわふわのまんじゅうです。県民には言わずと知れたソウルフードですが、他県の方には珍しいかもしれません。地元名産の小麦を使った生地を、同じく名産品のどぶろくを使って発酵させたまんじゅうがルーツだそう。見た目にインパクトがあるので「1人で1本は無理!」と思ってしまいそうですが、女性でも2本、3本と食べられる軽さなんです。甘じょっぱい味噌ダレを塗るのはどこのお店も同じなのですが、安政4年の創業以来、焼きまんじゅう一筋という〈原嶋屋総本家〉では、何度も塗り重ね、生地に染み込ませながら焼くのが特徴。注文が入ってから仕上げるので、できたてをいただけるのもうれしいところです。初代の生家を模して造ったという趣ある建物で、ゆっくりと味わってください。

原嶋屋総本家(はらしまやそうほんけ)

「まんじゅうではなくタレを焼け」との教えを守り、タレは5〜6回重ね塗り。店内には香ばしい香りが漂い、完成を待つ間も楽しい。思い切りかぶりついて口の周りを味噌ダレまみれにするのも一興。1串240円。

住所:前橋市平和町2-5-20
TEL:027-231-2439
営業時間:10:30~17:00(売り切れ次第終了)
定休日: 火休

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2.川沿いに佇む〈Café Le Cocon〉で本格ガレットを

【群馬県・前橋市エリア】ガレットとクレープの店〈Café Le Cocon〉

前橋出身の店主が営む、ガレットとクレープの店〈Café Le Cocon〉(前橋市千代田町3-2-12)。神楽坂の〈LE BRETAGNE〉をはじめ、パリやブルターニュ地方でガレットを学び、自身の店をオープン。川沿いの遊歩道に面し、風の通りも気持ちいい立地です。

3.ポートランドで人気のパスタ店〈GRASSA〉が前橋へ

【群馬県・前橋市エリア】人気のパスタ店〈GRASSA〉

〈GRASSA〉(前橋市千代田町2-7-21)は、アメリカ・ポートランドで人気のハンドクラフトパスタ店。地元野菜を使った絶品のパスタが人気です。前橋のまちなか活性化プロジェクトに共感した創業者のRick Gencarelli氏とのパートナーシップにより、日本初進出が実現したとか。

4.正統派の洋食なら〈パーラーレストラン モモヤ〉

【群馬県・前橋市エリア】〈パーラーレストラン モモヤ〉

1956年創業の〈パーラーレストラン モモヤ〉(前橋市千代田町2-12-22)は、都内有名レストラン、有名ホテルで修業を積んだファミリーで経営。オムライスやナポリタンなど、懐かしいメニューそれぞれにファンがついています。

5. 〈サンデールーム〉は、毎日が日曜日のような気持ちよさ!

【群馬県・前橋市エリア】グローサリー〈サンデールーム〉

僕が前橋を訪れると必ず寄るグローサリー〈サンデールーム〉(前橋市千代田町5-4-2)。1階にある食材店では、自然栽培のお米・野菜・天然菌発酵調味料・焼菓子・日用品などを販売。陳列からも、店主と生産者の思いが伝わってきます。

One More Place 現代アートの注目スポットが続々誕生。

【群馬県・前橋市エリア】〈まえばしガレリア〉

クリエイターが手がけるホテルが開業するなど、現代アートの拠点としても盛り上がる前橋。2023年5月には、ギャラリーやレストラン、住居を有する複合施設〈まえばしガレリア〉(前橋市千代田町5-9-1)がオープン。複雑に入り組んだ建築を見るだけでも刺激的な楽しさ。

photo_Yoichiro Kikuchi text&edit_Kahoko Nishimura

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