『U.S.A.』振り付け秘話も。〈DA PUMP〉KENZOさんに聞く、ダンス哲学とは?
2019.11.12

〝センスは誰も持ってない〞 『U.S.A.』振り付け秘話も。〈DA PUMP〉KENZOさんに聞く、ダンス哲学とは?

自分のカラダひとつで始められるダンスは、実は一番身近な運動!?ダンス界の頂点にいるDA PUMPのKENZOさんに、『U.S.A.』の振り付け秘話や、楽しく踊るための心得を教えていただきました。

編集部 / Hanako編集部

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「誰にも負けたくない」から「自分のダンスを踊りたい」へ。

9月にフランスで開催されたストリートダンスの世界大会で日本人初優勝を飾ったKENZOさん。世界大会優勝保持者との激しいバトルを勝ち抜き頂点に立った心境とは。

「僕にとってダンス=言語なんです。世界の舞台では特に、人種、国籍、年齢を全て取っ払って、そこにいる人たちを一つにしてくれるもの。大会に出始めた頃は勝つことにこだわっていましたが、今回は、ただ自分らしいダンスを踊りたい、ダンスで相手と会話をしたい、というシンプルな気持ちで臨めました」

その境地に至る大きな転機として、昨年大ヒットを記録したDA PUMPの『U.S.A.』があるという。

「ユーロビートといい、パンチの利いた振り付けといい、僕たちにとって『U.S.A.』はかなり大胆な舵取りでした。アメリカで流行していたシュートダンスを入れたり、MCハマーの動きを〝驚異のインベーダーフォーメーション〞と名付けたり。観た人が楽しめるよう、メンバー全員でアイデアを出し合いました。リリース後、曲もダンスも瞬く間に広まって、一気に景色が変わりましたね。『これは夢か?』って何度も思いましたし(笑)。何より子供たちが笑顔になって踊っているのを見たとき、ダンスがこんなに人を幸せにできるのか、と驚いたんです。それは自分がこれまで突き詰めてきたダンスでは叶えられなかったことでした」

CMやドラマで流れるダンスが大流行するようになった昨今。KENZOさんの元には振り付けの仕事もたくさん舞い込むようになったそう。

「〜ダンスと呼べるものや、お子さんが真似しやすい振りのオーダーが増えました。学校の必修科目になったことで、以前よりもダンスが皆さんにとって親しみやすくなったのはうれしい限りです。ただ、日本でここまでブームになったのも、ダンスを広め続けてくれた偉大な先人がいたからこそ。その方々が築いてくれたものを基盤に、僕たちは常に新しいダンスを追求しているんです」

興味があれば、入り口はなんでもいいんです。

最後に、これからダンスを始めたいHanako読者たちへ、楽しく踊るための心得を教えてください!

「〝センスは誰も持ってない〞というのが僕の哲学です。センスを磨くためのアイテムを手に入れればいいだけ。漢字ドリルだって、最初は誰でもなぞって文字を覚えますよね。原型となる基礎を知って、練習して自分のものにすればいい。好きな曲で踊りたい、カッコいい服で踊りたい、誰かと一緒に踊って騒ぎたい。興味があれば、入り口はなんでもいいんです。僕は、昔も今も変わらず、〝仲間と踊る〞時間が一番楽しいです。間違いなく、ダンスは皆さんの人生も豊かにしてくれるはずです」

Teacher KENZOさん

DA PUMPのメンバー。9月に開催されたストリートダンスの世界大会で優勝し、通算13冠を達成。安室奈美恵をはじめ多くのアーティストの総合演出やCMの振り付けも手がける。

ブルゾン92,000円(alexanderwang―コウズ リック クロ 03-6427-1405)/シャツ29,000円(PORTVEL)、パンツ28,000円(enharmonic TAVERN―共にスタジオ ファブワーク 03-6438-9575)/シューズ37,000円(ASICS Walking―アシックスウォーキング 0120-068-806)

(Hanako1178号掲載/photo : Takao Iwasawa styling : Naoki Sakuyama hair & make :NORITAKE (KIDMAN) text : Satoko Muroga (RCKT / Rocket Company* )

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