〈TE HANDEL〉の北欧×和な「秘密のお茶会」が素敵過ぎる!
2018.01.21

こんなお茶会にお呼ばれしたい! 〈TE HANDEL〉の北欧×和な「秘密のお茶会」が素敵過ぎる!

大磯のティーショップ〈TE HANDEL〉店主・加瀬さやかさんが開く「お茶会」が素敵過ぎると話題に!そこで今回は、友人たちを招いた「秘密のお茶会」を特別にご紹介。是非インテリアやフードコーディネートなどのお手本にしたい、北欧と日本のスタイルが融合した加瀬さんの世界観をご堪能あれ!
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スウェーデンの紅茶文化が楽しめる、大磯のティーショップ〈TE HANDEL〉

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大磯駅から徒歩15分ほど。古樹が連なる旧街道を進むと、土壁の一軒家が現れる。そこが2年前にオープンした〈ティーハンデル〉のアトリエ兼ショップ。学生時代をスウェーデンで過ごした店主・加瀬さやかさんが、現地の紅茶文化を伝える店だ。

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扱うのはスウェーデンで親しまれるハーブや果実をふんだんに使ったフレーバードティー。現地には薬局のように町ごとに茶葉店があり、各々の店名を冠したブレンドがあるのだとか。茶葉のセレクトやブレンドは留学時代から信頼を置くブレンダーとともに行い、有機認定ユーロリーフのオーガニック認証を受けた茶葉のみを使う。だから〈ティーハンデル〉のお茶は驚くほど風味豊かでいて尖ったところがなく、柔らかい。

加瀬さんが開く、北欧×日本スタイルの「秘密のお茶会」とは?

さて、本日は秘密のお茶会の日。ショップ奥にあるダイニングでは、お菓子作りから器のセレクト、テーブルセッティングまですべて加瀬さんが手がけるお茶会が不定期で開かれるのだが、今回は友人を招いたちょっと特別なもの。

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ゲストは茅ヶ崎のパティスリー〈メゾン ボングゥ〉のオーナーパティシエ・伊藤雪子さん、真鶴にアトリエを構える小さな服飾メーカー〈スクランプシャス〉の中山靖さん・則美さんご夫妻、そして大磯のお隣、二宮町に仕事場を持ち国内外で活躍する木彫刻家、西浦裕太さん。お菓子、服、木彫作品と、それぞれの仕事で〈ティーハンデル〉と心地よく繋がる4名だ。「秋から冬へ」と題された本日の会は3部構成。ウェルカムティー、第一の皿、第二の皿と続く、長く茶道を学ぶ加瀬さんならではの、北欧と日本のお茶文化をミックスした独自のスタイルだ。

ウェルカムティーは邸内の茶室でお抹茶を。室内に飾られた花や西浦さんの木彫作品を〝拝見〟する流れなどは、まさに茶席の愉しみだ。「年齢も立場も関係なくフラットに話せることがお茶室の良さ。その精神性を自分のお茶の世界にも活用したくて。紅茶は自在にアレンジできる懐の広さがあるし、人を繋ぐ素晴らしいツールだと思います」と加瀬さん。

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ウェルカムティーは〈丸久小山園〉製の挽きたての有機抹茶を使用。置きテーブルはアトリエを設計した田根剛さんによる土の道具「土具」シリーズから。

抹茶に合わせるお菓子は、〈ティーハンデル〉の定番アールグレイ、「ブルースター」を使った〈メゾン ボングゥ〉特製のマカロン。白の茶碗はスウェーデンの現代作家のもの、マカロンをのせたお皿は〈ロールストランド〉のアンティーク。北欧の器が和の空間によくなじむ。

そしていよいよダイニングへ移動。ここからは晩秋をテーマにしたお菓子とお茶のマリアージュ。第一の皿は、紅玉、秋映え、早生ふじを使って焼き上げた「三種のりんごのパイ」で、合わせるお茶は「紅も ゆる秋」。

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「 第一の皿」のリンゴのパイはスウェーデンの家庭的レシピ。〈グスタフスベリ〉の1970年代のオーブンウエアで焼いた熱々を。

ベリーやラムを効かせた深い味わいが、リンゴの酸味に寄り添う。

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九谷焼のポットから「紅ゆる秋」の甘い香りが立ち上る。

見惚れるほど繊細な絵付けの茶器は、意外にも「スウェーデンで見つけた」という九谷焼のアンティーク…!「畳のお部屋で抹茶とマカロンから始まり、今度は九谷の器で紅茶をいただく。さやかさんの創造性が新しくて楽しくて。お茶を囲んでこんな空間を共有できるのは、とても平和な時間ですよね」と中山さんご夫妻。

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パイにはヨーグルトソースをたっぷりと。傍らの燭台は西浦さんの作品。

セッティングがチェンジされ、グッと冬の気配が漂うテーブルで第二の皿へ。お菓子は大磯産サフランとルイボスティーで煮込んだ洋梨のコンポート。

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洋梨のコンポートは伊藤さんのコンフィチュールとともに。

洋梨まるごとの姿に歓声が上がる。庭で摘んだハーブを敷いたスウェーデンの女性作家のシックな皿に、黄色に染まった洋梨が映えること!「〈ティーハンデル〉のお茶はおいしいのはもちろん、お菓子の素材としても想像力をかきたてられます」と語るパティシエの伊藤さん。マカロンに続き、今度はルバーブや女峰など、彼女特製のコンフィチュールを選んでコンポートと味わう仕掛けもまた、心憎い。

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2つめの紅茶「冬物語り」の香りに満たされるうち、秋の短い陽が傾き始める。リンゴやシナモンで表現した「冬物語り」は、加瀬さんの言う〝窓辺に揺れるキャンドルの灯り〟のような、はかなく温かな北欧の冬の香りだ。「紅茶を淹れると香りが立って、飲めばまた違う世界が広がる。とくに加瀬さんのお茶は〝風景〟を見せてくれる感じがする」という西浦さんの言葉通り、〈ティーハンデル〉のお茶は幸せな記憶を呼び起こし、物語を紡ぐ。こんなに未知の場所へ案内してくれるお茶は滅多にない。茶葉も、お茶会も、加瀬さんの人柄そのものなのだ。

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加瀬さやか/高校時代にスウェーデンに留学。帰国後、2003年に〈TE HANDEL〉を立ち上げ、北欧と日本を融合した独自のティースタイルを発信する。

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(Hanako1145号掲載/photo : Satoshi Nagare (P.74~75) text : Yoko Fujimori )

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