Hanako w/ Seibu 〜22人のお店と、その暮らし。〜 1枚のピッツァから石神井の食文化を発信。〈ピッツェリア ジターリア ダ フィリッポ〉店主が気づいた、この街の魅力とは。 LEARN 2019.06.30

池袋線「石神井公園」駅の西側に延びる商店街、通称“西友通り”に店を構える〈ピッツェリア ジターリア ダ フィリッポ〉は、グルメ通もわざわざ足を運ぶピッツァの名店。ナポリピッツァを日本に広めた〈サルヴァトーレクオモ〉で腕を磨き、世界大会で1位になった華々しい経歴を持つ店主の岩澤正和さんが、なぜ独立の場所に石神井を選んだのか。店を開いたことで気づいた、石神井のポテンシャルと魅力を語っていただきました。

商店街の懐の深さが結びつけた、石神井が誇る名ピッツェリアの誕生。

店名の〈ジターリア〉は、イタリアにジャポネの「G」を合わせた造語。石神井のGや、グラーノ(小麦)のGなどの意味も込められている。
店名の〈ジターリア〉は、イタリアにジャポネの「G」を合わせた造語。石神井のGや、グラーノ(小麦)のGなどの意味も込められている。

ここ数年、都会的な空気感をバランスよく取り入れた、センスのいい飲食店が増えつつある石神井公園エリア。7年前にオープンした〈ピッツェリア ジターリア ダ フィリッポ〉は、そのパイオニア的な1軒。オープン当時、「ナポリピッツァの世界大会で1位になった人の店」が石神井に誕生したことは、地元で大きな話題になりました。

「最初は、中目黒、恵比寿、自由が丘、茅ケ崎、阿佐ヶ谷を候補に物件を探していました。でも申し込んだ物件すべての審査に落ちちゃって。それで、たまたまこの商店街のケーキ屋さんに寄ったら、お隣の松村不動産を紹介してくれたんです。経営者としての実績はまったくのゼロだけど、前職での経験や大会での実績を話したら『イケるぞ!』って。『ここの商店街はみんな応援してくれる街だぞ』って背中を押してくれたんです」

ご近所の農家さんから毎日届く新鮮野菜。お隣さんやご近所の飲食店とLINEグループを作り、ほしい野菜をまとめて発注している。
ご近所の農家さんから毎日届く新鮮野菜。お隣さんやご近所の飲食店とLINEグループを作り、ほしい野菜をまとめて発注している。

同じ区内の関町に15年ほど住んでいる岩澤さんは、もともと石神井に土地勘があり、「畑が近いことも魅力だった」と言います。

「石神井には近所にたくさん農家さんがいるから、作り手の顔が見える、新鮮で安心安全な野菜を使えるのは大きなメリットでした。ナポリから種を仕入れて、野菜を育ててもらったりもしています」
■続きは「Hanako w/ Seibu」をチェック。

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