彩りじゃなくて主役!焼いて甘みを引き出すパプリカのレシピ3選
しんどう・まいこ/京都・大徳寺内塔頭で1年間暮らし日本古来の食文化を学んだ後、渡仏。リッツ・エスコフィエにてディプロマを取得する。発酵食を中心に幅広いジャンルの料理を手がけ、著書も多数。
彩り豊かな夏の料理と、ソリッドな焼締めの器の妙を楽しむ。
カラフルな色合いが目を引く夏野菜、パプリカ。料理の彩りとして使っている人も多いのでは?でも「フルーティな甘みとほのかな酸味があり、アレンジもしやすく、メインを張れる食材です」と真藤舞衣子さん。今回はインドのビリヤニと、フレンチの定番のムース、トルコのムハンマラがベースのディップなど、さまざまな国の料理がモチーフの品を教えてくれた。
「ビリヤニはスパイシーな中に、パプリカの甘みがアクセント。ムースとディップは、まずはパプリカを焼いて、甘みと旨みを引き出しています」
そんな料理と合わせたのは、土っぽい質感と薄さが生み出す、洗練された佇まいが魅力の二階堂明弘さんの焼締めの器。
「ビリヤニを炊き込んだ土鍋は、そのまま食卓に並べても映えます。カップや鉢の表情も、ムースやディップのなめらかさと好相性。使ううちに味わい深くなる景色も楽しみな器です」
1. パプリカの甘みを効かせたスパイス香る炊き込みご飯。「イカとパプリカのビリヤニ」

ヤリイカ1…パイ(わたを含む)
黄色パプリカ…1個
玉ねぎ…1/2個
にんにく…1片
生姜…1片
塩糀…大さじ1
トマトペースト…小さじ1
カルダモン…4粒
ガラムマサラ…小さじ2
チリパウダー…小さじ1/2~1
米油…大さじ2
バター…20g
バスマティライス…1.5合
ディル…1、2本
ミント…1、2本
作り方
❶にんにくと生姜はみじん切りにし、土鍋に米油とカルダモンと一緒に入れて弱火で熱し、香りが立ったらガラムマサラとチリパウダー、みじん切りにした玉ねぎを加えて炒める。
❷イカの身は輪切り、ゲソは小分けに切り、バターと乱切りにしたパプリカと一緒に1に入れて炒め合わせ、さらにイカのわたとトマトペースト、塩糀も加えて炒め合わせる。
❸②の上に茹でたバスマティライスをのせて蓋をし、弱火で10分ほど加熱する。
❹③の蓋を開けて、ディルとミントをちらして、全体を混ぜ合わせる。
2. 塩糀で旨みを引き出した王道フレンチ。「カニとパプリカのムース」

材料(4人分)
赤パプリカ…2個
塩糀……大さじ1
粉ゼラチン…3g
生クリーム(36%)…100g
カニのほぐし身…40g
オリーブオイル…少々
ディル…適宜
作り方
❶200℃で予熱したオープンで赤パプリカを約30分焼き、冷めたら流水では流さずに皮を剥いて種を取る。パプリカから出た水分はペーパーで拭き取り、なめらかになるまでミキサーにかけて小鍋に入れる。
❷①を温め、塩糀を入れて火を止め、粉ゼラチンを加えてよく混ぜ合わせたら冷ます。
❸生クリームを8分立てにし、②に2、3回に分けて加えてよく混ぜ合わせ、器に入れて冷やし固める。
❹カニのほぐし身と、その上にディルをのせ、オリーブオイルを少しかける。
3. パンに塗るほか、パスタソースや煮込みにも。「ムハンマラパプリカのディップ」

材料(作りやすい量)
赤パプリカ…2個
パン粉…30g
くるみ…30g
玉ねぎ…30g
にんにく…1片
レモン汁…小さじ1
オリーブオイル…大さじ3
パプリカパウダー…小さじ1
トマトペースト…小さじ2
チリパウダー…少々
塩糀…小さじ2
イタリアンパセリ…1本
作り方
❶200℃で予熱したオープンで赤パプリカを約30分焼く。冷めたら流水では流さずに皮を剥いて種を取り、適当な大きさに切る。
❷フードプロセッサーに①とパン粉、玉ねぎ、くるみ25g、にんにく、レモン汁、パプリカパウダー、トマトペースト、チリパウダー、塩糀、オリーブオイル大さじ1を入れて混ぜ合わせる。
❸器に盛り付け、刻んだくるみ5gと刻んだイタリアンパセリ、オリーブオイル大さじ2をかけ、バゲットを添える。お好みでクミンシードをちらしても。
二階堂明弘
1977年、北海道札幌市生まれ。1999年に文化学院芸術専門学校陶磁科を卒業し、2001年独立。2002年に益子へ移り、その後、静岡・伊豆を拠点に制作を続ける。土鍋は毎年12月に1、2度行われる土鍋個展でのみ販売。
住所:京都府京都市左京区岡崎円勝寺町36-12F
TEL:075-744-0680
営業時間:11:00~18:00
定休日:月休ほか不定休
2026年7月18日(土)~7月26日(日)には二階堂明弘さんの個展を開催予定/東京〈うつわ base FUURO〉、〈eatrip soil〉でも取り扱いあり。※今回使用した器は料理家私物。



















