春は魚がうまい! ワンパターンにならない魚介のレシピ3選
よしだ・あい/料理研究家の助手、東京・京都の日本料理店勤務を経て、独立。本格的な和食から家庭料理まで幅広く提案。唎酒師の資格も持つ。最新刊は『おいしい味つけ黄金比:味つけがきまると料理は楽しい!』。
アレンジ多彩な春の鯛と、包容力のある器が響き合う。
3月から5月頃に旬を迎える春の鯛は、「桜鯛」とも呼ばれ、淡白ながらも風味豊か。
「刺身はもちろん、切り身も生臭さが少なく調理しやすい。ごちそう感があり、普段のメニューに取り入れても食卓がぐっと華やぎます。」と料理家の吉田愛さん。
その鯛を使って、あさりや菜の花といった春の食材を合わせた酒蒸し、木の芽を散らした春らしい焼き魚、中華風のアレンジをした刺身の3品のレシピを紹介。
「和えたり、蒸し料理や焼き魚にしたり…新鮮な旬の鯛は、どう調理してもおいしい。今回は和食と中華風ですが、洋風メニューにもすごく合います」
そんな春の鯛料理に選んだのが、三浦ナオコさんの器。
「和洋中、料理ジャンルを限定しない懐の深いデザインや、落ち着いた色合いで料理を引き立ててくれます。線の美しさや形の愛らしさも好みで、焼き魚などを盛っても渋くならず、明るく彩ってくれるのが魅力です」
1. 3つの旬の食材が楽しめる、春のごちそう。「鯛とあさり、菜の花の酒蒸し」

鯛の切り身 … 2切れ(200g)
あさり(砂抜き済み)…150g
菜の花 … 80g
塩 … 小さじ1/4
オリーブオイル … 大さじ1/2
[A]
水 … 50ml
酒 …大さじ2
バター … 5g
醤油 … 適宜
作り方
❶ 鯛は半分に切って両面に塩をふり、10分おいて水気をふきとる。
あさりは殻同士を擦り合わせるようにして洗う。
菜の花は長さを2〜3等分に切り、穂先と茎に分けておく。
❷ フライパンにオリーブオイルを中火で熱し、鯛は皮目を下にして並べ、焼き色がつくまで2分ほど焼く。
上下を返してさっと焼き、A、あさり、菜の花の茎を加える。
蓋をして1分30秒ほど蒸し、菜の花の穂先を加えてさっと混ぜ、さらに1分ほど蒸す。
あさりの殻が全てあいたら蓋をとり、バターを加えてさっと混ぜる。
❸ 器に盛り、好みで醤油をかける。
2. ピリ辛&甘酸っぱいタレで召し上がれ。「鯛の刺身 中華風」

鯛(刺身用さく) … 120g
玉ねぎ … 1/4個(50g)
香菜 … 1株
[A]
おろし生姜 … 小さじ1/2
醤油・ごま油・酢 … 各小さじ2
砂糖 … 小さじ1
豆板醤 … 小さじ1/4
ピーナッツ(粗く刻んだもの) … 適量
作り方
❶ 玉ねぎは縦薄切りにし、水に5分ほどさらして水気を切る。
香菜は3cm幅に切る。
鯛は5mm厚さのそぎ切りにする。
Aは混ぜ合わせる。
❷ 器に鯛の刺身、玉ねぎ、香菜を盛り、ピーナッツを散らし、Aをかける。
全体を混ぜながら食べる。
3. 木の芽を散らして、春らしく上品な味わいに。「鯛の木の芽焼き」

鯛の切り身 …2切れ(200g)
塩 …少々
[A]
醤油 …大さじ2と1/2
みりん・酒 …各大さじ2
木の芽(粗く刻む) …適量
作り方
❶ 鯛は半分に切り、両面に軽く塩をふって10分ほどおき、水気をふきとる。
❷ Aをバットに合わせて①を漬け、途中で一度上下を返しながら30分おく。
❸ よく熱した魚焼きグリルに②を並べ入れ、途中で2〜3回、Aを全体にハケで塗りながら弱めの中火で7〜8分焼く。
❹ 器に盛り、木の芽を散らす。
1984年、北海道帯広市生まれ。
2007年に桑沢デザイン研究所に入所し、グラフィックデザインを学ぶ。
2011年に多治見市陶磁器意匠研究所へ。
修了後の2013年より、多治見市内のアトリエで陶芸家として制作活動を行う。
宙(そら)
住所:東京都目黒区碑文谷5-5-6
TEL:03-3791-4334
営業時間:11:00~18:00
定休日:火水休
ほかに福岡〈toori〉など。
2026年5月23日(土)~31日(日)に滋賀〈季の雲〉にて木工作家・北山栄太と二人展を開催。
※今回使用している器は料理家私物。



















