【検証】どれが正解? 麹料理研究家が「市販の塩麹3種」と「手作り塩麹」を比べてみた!

【検証】どれが正解? 麹料理研究家が「市販の塩麹3種」と「手作り塩麹」を比べてみた!
麹料理研究家りょこさんの「混ぜるだけ麹」でズボラ腸活レシピvol.4
【検証】どれが正解? 麹料理研究家が「市販の塩麹3種」と「手作り塩麹」を比べてみた!
FOOD 2026.07.17
麹には、肌の代謝を促すビタミンB群や、シミを防ぐコウジ酸が豊富に含まれています。さらに、腸内環境を整えて自律神経をケアする効果も。ハードルが高そうに見える麹調味料作りですが、実は驚くほど簡単! ただ手作りも気になるけれど、市販品もお手軽でうれしい。では実際どれがおいしいの? 『味が決まる 混ぜるだけ麹レシピ』の著者、原田りょこさんが正直リポートしてくれました。
photo_Keiko Nakajima, Ryoco Harada text_Ryoco Harada
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原田りょこ
原田りょこ
麹料理研究家

1992年生まれ。滋賀県在住、4児の母。ズボラ体質で料理も得意ではなかったが、麹調味料に出会いシンプルな材料だけで味が決まる素晴らしさに感動。インスタグラムで麹レシピの投稿を開始し人気を博す。SNSフォロワーは9万人(2026年6月現在)。5月28日に初の著書『味が決まる 混ぜるだけ麹レシピ』を発売。

Instagram:@ryoco_koji
TikTok:@ryoco.recipe


こんな人に読んでほしい!

・「塩麹を使ってみたいけれど、手作りはハードル高そう…」と感じている人
・スーパーで「どれを選べばいいの?」と迷ってしまう人
・市販と手作りの違いを知って、マイ定番を見つけたい人

塩麹は気になるけれど、「手作りは面倒そう」
「失敗しそう」
「市販品はどうなの?」
フォロワーさんや友人から、そんな声を耳にします。実は私も、一番最初に使った塩麹は市販品でした。

忙しい毎日の中で心地よく続けるなら、市販品を上手に取り入れるのも大賛成です。自分のライフスタイルや状況にあわせて、ゆる~く使い分けられるのが理想です。

そこで今回、手作りと市販品をじっくり比較。味や使い心地いにどんな違いがあるの? どれが一番お得なの?  独自視点で検証してみました。

検証したのはこの4つ!

いろんな塩麹

左から
・手作り塩麹 (以下、手作り塩麹)
・マルコメ プラス糀 生塩糀 (以下、マルコメ塩麹)
・無印良品 国産米でつくった塩糀 (以下、無印良品塩麹)
・ハナマルキ 液体塩こうじ (以下、ハナマルキ塩麹)

【選んだ理由】
今回は、乾燥麹と塩を混ぜて作った「混ぜるだけ!塩麹」に加え、市販の塩麹3種に絞りました。全国の実店舗で手に入りやすく、テクスチャーや使い勝手が異なるものをチョイス。

見た目の違いをチェック!

・手作り塩麹
麹の粒感がしっかり残り、手作りならではの贅沢な存在感。

・マルコメ塩麹
粘度が高く、とろりとしたなめらかな質感。

・無印良品塩麹
手作り塩麹に一番近い本格的な粒感。

・ハナマルキ塩麹
さらっとした完全な液状タイプ。上質なみりんを思わせるリッチな光沢。

いろんな塩麹

そのままひと口!食べ比べてレビュー

ストレートに味わってみると、それぞれに驚くほどの個性豊かな味の違いが!

・手作り塩麹
お米本来のコク深い麹の甘みと旨味がしっかり感じられ、粒感も楽しめます。素材の味を引き立ててくれるまろやかな塩味。

・マルコメ塩麹
まろやかな塩味とうま味のバランスが絶妙。とろみがあるため食材に絡みやすく、お肉の漬け込みやマリネにぴったり。

・無印良品塩麹
クセが少なく、4種類の中では最もキリっとした塩味が際立って感じられました。塩味がシャープなので、お肉の下味をつけるのに活躍してくれそう。

・ハナマルキ塩麹
さらっとした口当たり。塩麹特有の風味がおだやかで、クセのないすっきりとした味わい。ドレッシングやスープ、サッと仕上げに塩みを加えたい料理ときにも。液体なので計量しやすく、しょうゆ感覚で使えそう。

実際に「鶏むね肉」を漬け焼きしてみた

いろんな塩麹で鶏胸肉を焼いてみる

味の違いだけでなく、料理に使うと仕上がりに差は出るのでしょうか? ということで、今回は塩麹と相性の良い鶏むね肉で検証してみました。

【検証方法】
鶏むね肉300gに塩麹30g。

いろんな塩麹で鶏胸肉を焼いてみる

それぞれを保存袋に入れ、冷蔵庫でひと晩漬け込みました。

いろんな塩麹で鶏胸肉を焼いてみる

漬け込んだ鶏むね肉は焼く前に、表面の塩麹をキッチンペーパーで軽く拭き取ります。フライパンに油をひいて皮目から焼き、焼き色がついたら上下を返す。蓋をして弱火〜中火で約10分蒸し焼きに。

いろんな塩麹で鶏胸肉を焼いてみる

焼き上がりを比較してみると…
まず見た目の焼き色は大きな違いはありませんでしたが、ハナマルキ塩麹は、全体的にややこんがりと焼き色がついた印象です。

いろんな塩麹で鶏胸肉を焼いてみる

家族で食べ比べてみた!

「一番やわらかいと思うのはどれ?」と聞くと、私を抜いた家族4人(6人家族ですが1人は2歳なので5人の意見)が「手作り塩麹」で漬け込んだものを選びました(正直、めっちゃ嬉しかった!)。
一方で、「一番おいしいと思うのは?」の質問では、意見はきれいに割れる結果に。こんな感じです。

いろんな塩麹で鶏胸肉を焼いてみた

やわらかさのポテンシャルでは「手作り塩麹」が一歩リードですが、おいしさについては好みが分かれ、それぞれに独自の魅力があることを改めて実感。塩麹選びは、どんな味が好きか、手軽に続けられるのはどれか、どんな料理に使いたいかで選ぶのが良いいと思いました。
※今回の結果は、同じ条件で調理したうえでの我が家での検証・個人の感想です。

「コスパ最強」はどれ?

おいしさはもちろんですが、毎日使い続けるなら価格も大切なポイント。そこで、100gあたりの価格を算出して比較してみました。(2026年6月購入時)

・ハナマルキ塩麹     約63円
・手作り塩麹       約98円(※)
・マルコメ塩麹      約146円
・無印良品塩麹      約292円

※手作り塩麹は、私が愛用している高い品質とサラサラで扱いやすい乾燥麹「白雪印麹」とミネラルたっぷりの自然塩「海の精」で作った場合の試算。材料次第で、さらにコストを抑えられます。

結論!あなたはどれを選ぶ?

私の答えは、「今の自分に合うものを選べばいい」です。

・手作り塩麹
コスパもおいしさも大切にしたい人、発酵プロセスを楽しみたい人。

・ハナマルキ塩麹
粒感が苦手な方、塩麹にハードルを感じている人。

・無印良品塩麹
原材料には妥協したくない人、しっかり塩味を効かせたい人。

・マルコメ塩麹
毎日の料理でストレスなく手軽に使い続けたい人。

手作りから始めてみて、麹を愛でながらテンション高めに使い回すのも楽しいですし、手軽な市販品で塩麹のおいしさや便利さを知って、「続けたい!」と思ったら手作りに挑戦するのもおすすめです。今の自分の暮らしにフィットするものを選ぶことが、一番のコツだと思っています。

いろんな塩麹で鶏胸肉を焼いてみる

夏が近づくと、暑くて料理をする気力がなくなったり、食事がおろそかになったりしがち(これは、まさに私です!)。

そんなときこそ、塩麹の出番。混ぜるだけで、麹の甘みと旨味が加わり、シンプルな料理でも満足感アップ。この夏は塩麹で、夏を元気に乗り切りましょう!

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