行列ができる人気店も!ハシゴしたくなる沖縄・普天間の多和田社交ビルのおすすめ5選

1. 〈月を詠ム〉/105号室

しっとりモダンな異空間と芳醇なるスパイスカレー。
沖縄野菜をふんだんに使ったアチャール(付け合わせ)で彩り豊かな本格スパイスカレーが評判。昭和感漂う建物と、店主・大野華子さんの美意識をちりばめた空間のギャップがなんだか楽しい。丁寧に淹れるこだわりのコーヒーと、数量限定の自家製スイーツもお見逃しなく。

TEL:なし
営業時間:11:30~15:00
定休日:金土休
席数:10席
2. 〈氷のELI〉/206号室

最後のひと口まで満喫したい、大人のための創作氷菓。
旬の果実で丁寧に編み出される自家製ソースが評判の創作かき氷専門店。氷の内側に潜む数々の“味変”や、繊細なレイヤーを成す盛り付けには、「最後まで飽きさせない」をモットーとする店主・知名朝常さんのこだわりが宿る。お一人さまにうれしいカウンター席も用意。

TEL:なし
営業時間:13:00~19:00
定休日:水休
席数:11席
3. 〈SANBAI〉/103号室

アジアなフォーと香味豊かな手作りソーセージがW主演。
自家製ソーセージの名店〈TESIO〉で修業を重ねた知名彩吾さんが2023年に開店。おすすめは、トムヤムや鶏だしベースで提案するフォーが主役の定食メニュー。いずれもブロック肉から丁寧にミンチにする無添加ソーセージ&ライス付き。キッチュな店の雰囲気も楽しんで。

TEL:070-8476-7437
営業時間:11:30~15:00
定休日:土・不定休
席数:10席
4. 〈創作酒場まっち〉/107号室

普天間2丁目の夜は、こだわり餃子とアテを相棒に。
看板メニューは焼き餃子と水餃子。「まっち」の愛称で親しまれる店主・前田真倫さんが作る、気づけば6種類になったというだし巻き卵や、気まぐれ創作料理も評判。お隣と会話が生まれるカウンター席も居心地いい。どこか懐かしさ漂う空間で普天間の夜を楽しんで。

TEL:090-2856-3340
営業時間:18:00~24:30LO(ドリンク翌1:00LO)
定休日:月休
席数:16席 ※チャージ300円
5. 〈LETTER STAND lolo〉/102号室

文具愛を感じる“紙好き”が集う小さな専門店。
「手紙を書くこと」をテーマにした文具と雑貨を揃える。文具愛があふれオリジナル企画商品も手がける店主・岩下里実さん。店内にはセレクトのほか人気イラストレーターや沖縄在住アーティストと作るオリジナル“紙文具”も。手紙が書ける席があり、旅先からの1通はいかが?

TEL:080-5423-1653
営業時間:11:00~17:00
定休日:不定休
レトロビルの奥に広がる、個性派店のワンダーランド。

かつて〝夜の街〞としてにぎわった普天間2丁目・すずらん通り。時代の変化とともに、人通りもまばらなシャッター街へと姿を変えたこの街に、小さな変化が訪れたのは2020年頃。さびれていた一角の雑居ビル「多和田社交ビル」1階に、同じ宜野湾市内でカフェを営む大野華子さんがカレーとコーヒーの店〈月を詠ム〉を開店した。五感をくすぐる美しいスパイスカレーは感度の高い人々の間でじわじわと注目を集め、大野さん自身「おののくくらいの行列」が絶えない店に。「その頃から直感を駆使して手綱を引くように」吸引力のある個性派専門店を続々誘致。すずらん通り沿いにも魅力的な個人店が仲間入りし、通りの空気がふわりと動き出した。
「これぞ千客万来の好機!」。大野さん自ら発起人となり『普天参(ふてんまいり)』や『福果(ふっか)』といった普天間2丁目発のイベントを開催。通りは想像を超える人々で埋め尽くされ、街興しのワクワクはさらなる高みに向かう模様。
昔の面影と新鮮な感性が心地よく混ざり合う、〝今の普天間〞を知るならこのビルへ。
県内外からさまざまな商人が行き交い、門前町として栄えた歴史も持つ普天間2丁目。昭和の名残り「多和田社交ビル」が街の再生の切り口として注目されている。