大銀座で学ぶ、暮らしのテクニック集#8 いい部屋づくりにはやっぱり植物!人気セレクトショップから学ぶ『植物が喜ぶ、室内での育て方』
テレワークが進み、自宅はもちろん、カフェやシェアオフィスで仕事するなど、働き方が多様化している。しかし、環境が変わっても、仕事はいつも通りこなすことを求められるという現状も。今までと変わらぬパフォーマンスを維持するためにも、働きやすい環境を整えるのも大事なこと。今回は〈TOKY/mokuhon〉が教えてくれた『植物が喜ぶ、室内での育て方』をご紹介。深呼吸したくなるような居心地のいい部屋づくりにはやっぱり植物が必須!
【多肉植物】光と水と風を良い状態に保って、低く太く育てる。
塊根植物はコーデックスとも呼ばれ、その不思議な姿かたちで世界中にファンが多い。体内に水を溜めているので水やりは真夏でも少なめ。サンスベリアは室内の窓辺で1カ月に数回ほどで十分。いずれも乾燥に強い。水やりは1分ほど水をたっぷりとかけ、雨が降ってきたと感じさせること。たとえ室内であっても自然の環境に極力合わせてあげることが大事。とはいえ植物の特性や育つ環境、鉢の形でも大きく異なるので、詳しくは店主に確認を。
愛媛県・砥部焼の作家・池田麻人さんの鉢はすべて一点もの。一瞬のかたちを捉えた独特の製法で自然の造形物に近い。植物との組み合わせで唯一無二のものになる。Ryumyakuシリーズ8,900円〜。
〈TOKY〉
店内には珍奇植物とオリジナルの鉢がずらり。「鉢の選び方は服と同じで見た目のサイズ感が大事」と店主。
■東京都中央区東日本橋3-3-17 RE-KNOW 東日本橋5C
■03-3527-2767
■12:00〜19:00 月に数日だけ営業。HPで確認を。
【葉】水やりは雨をイメージして幹や葉っぱにもたっぷりと。
シンボルツリーとなる大きな木を家に置いて、暮らしを楽しむ人が増えている。大きな木に包まれる感覚は不思議と圧迫感がなく、部屋の空気が良くなり、生活も変わるという。大人になった木は手入れが楽なのもうれしい。水やりは土の色を見て乾いていたら、ゆっくりと土全体にかけ、下からしみ出てきたらやめる。水があふれたら鉢皿の水を捨てるか雑巾で吸わせて取り除く。幹と葉っぱにも霧吹きで水をあげると潤いを保ち、病害虫の予防になる。
大小さまざまな鉢を取りそろえるほか、ショップオリジナルの鉢には、コガネムシ、ゾウムシなどの虫のイラスト入り。「植物に合うのはやっぱり虫」と虫好きのオーナーが発案。Mサイズ各1,600円。
〈mokuhon〉
植物のエネルギーを感じる銀座のパワースポット。何百種類もの植物があり、まるで都会の森のよう。深呼吸したくなる空間でお気に入りの一本を見つけて。
■東京都中央区銀座1-14-15 シライビル
■03-3566-4720
■12:00〜19:00 月休
(Hanako1189掲載/photo:Kazumasa Harada, Kentaro Kase, Chihiro Oshima, Jun Hasegawa, Jiro Otani, MEGUMI, Kazuharu Igarashi illustration:Manako Kuroneko text&edit:Maki Kakimoto, Kayo Yabushita, Kei Sasaki,
Makoto Tozuka, Narumi Sasaki, Rio Hirai, Ami Hanashima)