アメリカンな食堂? 東京スタイルの異国食堂!絶品「肉じゃが定食」をお目当に行きたい進化系食堂って? FOOD 2018.11.04

北欧デザインの店に、アメリカンを意識した店…しかしどちらも「食堂」なんです。今回ご紹介する東京スタイルとも言える最先端の食堂の看板メニューは「肉じゃが」。ランチタイムに、美味しい肉じゃが定食はいかが?

1.北欧テイストの食堂でいただく、優しい味付けの肉じゃが。〈食堂まきの〉/中目黒

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日常の贅沢は、押しなべてシンプルなもの。それを思い起こさせるモノ選びに徹しているのが〈食堂まきの〉だ。木の風合いが清々しいカウンターやテーブル、座り心地のいい北欧デザイン〈カール ハンセン&サン〉のYチェアが白い漆喰の壁の店内に映える。割烹のようなシンプルで気合の入った内装の店が、食堂の定番料理を出すから、新しい。

中目黒 食堂まきの

彩りも美しく、薄めの味付けがうれしい肉じゃが。ポテトサラダとラタトゥイユを添えた生姜焼き。どちらも日替わりの小鉢2品(「梅風味の筍」、「スナップエンドウと菜の花の辛子和え」)とご飯、味噌汁付きの定食で1,100円~

人気の定番、肉じゃがを供す小サイズの〈ストウブ〉の鋳物ホーロー鍋が並ぶカウンター。
人気の定番、肉じゃがを供す小サイズの〈ストウブ〉の鋳物ホーロー鍋が並ぶカウンター。

そのエスプリは器にも。肉じゃがは〈ストウブ〉の鋳物鍋で熱々を卓上に届け、盛りのよい豚の生姜焼きは〈ロイヤルコペンハーゲン〉の白いディナープレートに盛りつける。

湯のみや急須も〈ロイヤルコペンハーゲン〉製。
湯のみや急須も〈ロイヤルコペンハーゲン〉製。

ほか、ビールの旨さが際立つ〈木村硝子店〉の薄グラスなど、オーナーの槇野健さんが選ぶ器でいただく料理は目にも新鮮な上に、定番料理が一段とおいしく感じられるから不思議だ。「普段の料理こそ、いい器で」。そのこだわりに、時代の食堂の姿が垣間見える。

〈食堂まきの〉
ガラス張りの明るい店は通りから様子が見えて入りやすく「仕事帰りに一杯飲んだり、ごはんを食べたり」と、働く30代の女性の需要をイメージ。16:30~18:30はハッピーアワー。

■東京都目黒区中目黒5-1-17 高田邸1F 
■03-6303-3622
■12:00~15:00(14:30LO)、16:30~21:00(20:30LO) 不定休 
■15席/禁煙

(Hanako1156号掲載/photo : Ayumi Yamamoto text : Chiyo Sagae)

2.「日本好きのアメリカ人がやっている風変わりな和食屋」がコンセプト。〈THE TEISYOKU SHOP〉/明治神宮前

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オーナーの車田篤さんと生産者の交流から生まれた料理が季節ごとに登場する。

群馬産国産牛の塊を使う「こだわり特上肉じゃが定食」1,400円(税込)
群馬産国産牛の塊を使う「こだわり特上肉じゃが定食」1,400円(税込)

(Hanako1156号掲載/photo : Michi Murakami text : Yukari Akiyama)

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