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春はミルキーな生クリームとフレッシュなイチゴ。季節ごとにフルーツが変わる〈レシイ〉のショートケーキ
シンプルだからこそ個性が最も表れるショートケーキにはパティシエの技術だけではなく、哲学も如実に反映される。2024年のスイーツシーンで注目の〈Pâtisserie Chocolaterie Recit〉の寺﨑貴視シェフが常にバージョンアップしている自信作と語るショートケーキを紹介します。
みずみずしさがシェフの真骨頂。はかなく溶けるショートケーキ
店名のレシィとはフランス語で物語を意味する。かつて小説家を志したというオーナーシェフの寺﨑貴視さんが、ストーリーを紡ぐように丁寧に作り上げる生菓子やチョコレートが、ショーケースを彩る。誰もがおいしいと感じられる味を意識し、常にバージョンアップを重ねているショートケーキは自信作でもある。大切にしていることは、ひと口目から食べ終わるまで、〝みずみずしさ〞を感じられるような構成に仕上げることと話す。スポンジ生地には風味が濃厚な日光金乃卵を使い、生クリームはミルキーで深いコクながらキレがいい九州産を使う。
![「フレイズ」720円。スポンジの両面にしっかりとシロップを打つことで、みずみずしさが生まれる。フィナンシェやクッキーなど、焼菓子のファンも多い。 「フレイズ」720円。スポンジの両面にしっかりとシロップを打つことで、みずみずしさが生まれる。フィナンシェやクッキーなど、焼菓子のファンも多い。](https://img.hanako.tokyo/2024/02/01231538/cf5c71839063f8c2b20f0debf4a0b67d.jpg)
「イチゴとフランボワーズのピュレにレモン果汁を加えたシロップを、生地の両面にたっぷりとしみこませることがポイント。全体に一体感が生まれ、フレッシュなイチゴの甘酸っぱさが引き立つ。飲むように食べていただけると思います」
![オーナーシェフの寺﨑貴視さん。自由が丘〈マジドゥショコラ〉、西荻窪〈アテスウェイ〉などを経て独立。 オーナーシェフの寺﨑貴視さん。自由が丘〈マジドゥショコラ〉、西荻窪〈アテスウェイ〉などを経て独立。](https://img.hanako.tokyo/2024/02/01231549/DMA-_MG_0080.jpg)
季節が変わるとショートケーキのフルーツもマンゴーやメロンなどに替わる。旬ごとの味わいを楽しみに待つファンも多いそう。新宿まで電車で約15分の距離ながらのんびりとした雰囲気がただよう東松原。ここに店を構えたのはシェフ自身が暮らしやすい街と思えたから。オープンして約2年、すでにこの街に欠かせない存在だ。
Pâtisserie Chocolaterie Recit
住所:東京都世田谷区松原5-26-15 松原パレス1F
TEL:03-4362-9185
営業時間:11:00~19:00
定休日:月休ほか不定休 詳細は@recit_tokyoで確認を。
オンラインショップ(https://recitstore.base.shop/)ではボンボンショコラ、生チョコレート、焼菓子セットなどを販売。