料理した「いちご」を堪能。 デザートだけじゃない!みずみずしい「いちご」を使った副菜メニューがある店。 FOOD 2018.05.08

フルーツ界のプリンセス・いちご。デザートの主役になることがほとんどですが、いちごを野菜として仕上げた一皿も乙なものです。メインの前の前菜にみずみずしい「いちご」を使ったフレッシュな一皿はいかが。野菜としていちごが楽しめるスタイリッシュな2店を紹介します。

1.フレンチを彩るいちごの一皿〈La Paix〉/日本橋

La Paix 日本橋

「日本人である自分が日本橋でフレンチレストランをやる意味を常に考えています」という松本一平シェフ。出身地・和歌山県の食材をはじめ、日本全国の信頼できる生産者を訪ねその食材を積極的に使い、器やカトラリーも日本人作家のものにこだわる。時に西京味噌や昆布ダシなどもほんのちょっと取り入れながら、確かな技術と腕で、どの料理もまぎれもないフレンチのひと皿に仕上げていく。

La Paix 日本橋

チゴのガスパチョとトマトに炙りニシンのタルタル、生クラゲのマリネを合わせた料理。いろいろな食感や複雑な味わいをイチゴがひとつにまとめていることにびっくりする。しっとりと焼き上げたメインのホロホロ鶏(手前)の皮目からはかすかに西京味噌の香りが。和歌山の柑橘類で作るデザート(左奥)は一見シンプルだけど、様々な調理法が駆使されてすごく手が込んだ味わい。最初から最後まで、口の中でおいしさと驚きが止まらない。

〈La Paix〉
ランチ5,000円、ディナー12,000円。共にシェフのおまかせコース。ディナーは通常8~9品。ワインペアリング6種7,000円、3種4,000円。要予約。
■東京都中央区日本橋室町1-9-4 B1 
■03-6262-3959
■11:00~13:30LO、18:00~21:00LO 水休 
■19席/禁煙 

(Hanako1153号P120~121掲載/photo:MEGUMI(DOUBLE ONE) text:Riko Saito)

2.長居必至!気軽に寄れる立ち飲みカウンター〈così così〉/吉祥寺

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入口から向かって左がキッチンとカウンター、右がテーブル席。グラスワインは600円~、日本酒、サワーなどアルコールも多彩。

「ひとりでも入りやすい店にしたくて」、カウンターはオールスタンディング。ふらりと寄るのはもちろん、しっかりと食べて飲みたい時も窮屈さがなくゆっくり過ごせるスペースだ。鶏の唐揚げからガレットやシェフ特製手打ちパスタまで、ジャンルレスの日替わりメニューのラインナップがツボをつく。

馬肉のタルタル900円
馬肉のタルタル900円

かえし醤油に漬けた卵黄、本ワサビと刻んだエシャロットを混ぜて食べる。

季節の果物の白和え600円。写真はイチゴとクレソン。
季節の果物の白和え600円。写真はイチゴとクレソン。

〈così così〉
料理は1品300円~、手打ちパスタは1,200円。
■東京都武蔵野市吉祥寺本町1-29-5 サンスクエア吉祥寺1F 
■0422-27-5484
■17:00~1:00(24:00LO)、日~24:00(23:00LO) 月休 
■16席+スタンディング約10名/禁煙

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