【横浜】はじめてでも大丈夫!音楽の街でおすすめのミュージックバー3選

1. 〈LISTEN〉

カフェ気分でくつろぎながら、現行のサウンドと出会う。
店主の長谷川直哉さんは、渋谷〈Bar Music〉、横浜〈ジャズ喫茶ちぐさ〉を経て念願の地元で2023年に同店をオープン。音楽シーンの最先端を走る渋谷のエッセンスを横浜に持ち込み、近年リリースされた音源を中心に幅広い選曲でグッドミュージックを届ける。

カフェ風の店内は居心地がよく、長谷川さんも物腰柔らかで親しみやすい。ミュージックバー初心者なら、まずはここから。
MUSIC
感度の高い人にも刺さる選曲を意識。

クラムボンも歌う『波よせて』を作曲したスモール・サークル・オブ・フレンズ、カナダのシャーロット・デイ・ウィルソンなどが伸びやかに鳴る。
DRINK
飲みやすさNo.1の“回復系”ドリンク。

おすすめは、カクテル。そなちね900円は、とろっと濃厚なトマト酢を焼酎とソーダで割ったもの。酸味と甘みがふわっと香り、飲むほどに癒される。
EVENT
DJや音楽評論家を招き、いつもと違う選曲が楽しめるイベントを定期開催。横浜と渋谷のコネクションを使った幅広い人選が面白い。
住所:神奈川県横浜市中区吉田町3-9 2F
電話番号:なし
営業時間:17:00~24:00、日15:00~23:00
定休日:火休
席数:21席
元ジャズ喫茶兼ライブハウスだった隠れ家的な場所に誕生。カウンターは前身の店主作。
2. 〈Listening Bar Antibody〉

音質にこだわる自作スピーカーで、ジャズを嗜む。
とにかく良い音で音楽を聴いてみたいなら、おすすめはこちら。店主の島直希さんは〈ジャズ喫茶ちぐさ〉で店長も務めた人物で、自作したこだわりのスピーカーが魅力。録音時のサウンドを忠実に再現する豊かな音色に驚かされる。「音楽を介していろんな出会いが生まれる場所なので、ぜひ会話も楽しんでください。もちろん、一人で音楽に浸るもよし。会話も音楽も、両方楽しんでもらえたらうれしいです」(島さん)
MUSIC
自作のスピーカーの音に注目。

板一枚にスピーカーユニットを貼り付けた平面バッフル型のスピーカーは、クリアで繊細なサウンド。まるで録音スタジオにいるかのようなカラフルな音色に包まれる。
DRINK
日本の芳醇な香りがMIXされたハイボール。

島さん作のハイボールは、オリジナルでブレンドしたウイスキーで作るハイボールに、ジャパニーズビターズを数滴加えたtrio 1,000円。ほのかな甘みが広がる一杯。
EVENT
DJイベント(月2~3回)、ミュージックライブ(月1回)、オーディオマニアが集う試聴会(2カ月に1回)など多彩な催しを用意。
住所:神奈川県横浜市中区相生町2-34-2 梅原ビル3F
電話番号:045-264-6112
営業時間:18:00〜翌2:00、土日16:00〜24:00
定休日:月休
席数:15席
まるで昔からあったような店内は暗めでしっとりとした大人の雰囲気。
3. 〈rotary〉

多彩なレコードとメスカルのマリアージュ。
2025年で4年目を迎える同店は、多様な音楽とメキシコの蒸留酒・メスカルが楽しめるバー。「メスカルの陽気なラテンのノリが、音楽と相性抜群なんです」というのは、店主の内田大樹さん。店内に流れる音楽は歌謡曲からアンビエントまで幅広く、知らない音楽と出会えるのも魅力のひとつ。日本国内で流通する銘柄のほか、現地に買い付けにも行くこだわりのメスカルは、飲みやすいカクテルもあるので初心者でも安心。
MUSIC
その時々の雰囲気に合わせて選曲。

ソウル、ジャズはもちろん、ハウス、テクノなどのダンス系からアンビエント、時にはシティポップに昭和歌謡まで。音楽のジャンルは新旧問わず、いつ訪れても飽きない。
DRINK
まだ知らない、本当においしいメスカルを。

「テキーラと同じメキシコのお酒だから勘違いされがちですが、本場の味は多彩でおいしいんです」と力説するメスカルは、ストレート1,000円~、カクテル1,400円~。
EVENT
DJイベントは1人でも訪れられる落ちついた雰囲気。メスカルに興味がある人に向けたセミナーも実施し、飲み比べなども楽しめる。
住所:神奈川県横浜市中区宮川町2-52-4宮川TKビル4F
電話番号:045-334-8260
営業時間:17:00〜翌1:00
定休日:不定休
席数:16席
カウンターの向かいにはスタンディング席もあり、気軽に来店できるのもうれしい。

横浜を代表する存在でありながら、2022年に一時閉店した伝説店〈ジャズ喫茶ちぐさ〉。実は、所蔵するレコードや音響機器を預かるボランティアが立ち上がり、リスニングスペース〈ミュージッククロニクルYokohama〉(神奈川県横浜市中区常盤町2-10 常盤不動産ビル2F 101)を営業中だ。
※写真は解体前の〈ジャズ喫茶ちぐさ〉。