京都 中村藤吉本店
2021.01.26

第43回 木村ミサと本日のティータイム。 京都発の老舗日本茶専門店〈中村藤吉本店 銀座店〉へ。抹茶スイーツで日本茶の可能性を見つける。

みなさまこんにちは。寒さが厳しくなると、熱々のコーン茶が飲みたくてたまらなくなる私です。温度を気にせずに熱湯でどばっと作り、マイボトルにも入れて持ち歩いたり。冬は冬のお茶の楽しみ方があるので、毎日どれを飲もうか迷います…。さて、今回はみんな大好きスイーツの回。ずっと行ってみたかった〈中村藤吉本店 銀座店〉へお邪魔してきました。
京都 中村藤吉本店

〈中村藤吉本店〉は、京都・宇治市の日本茶の茶商からスタートした老舗日本茶専門店。歴史は江戸時代までさかのぼります。本店は1854年から創業以来ずっと同じ場所にあり、2009年2月に宇治の文化的景観が「重要文化的景観」に選定されました。その中で、”明治期の茶商屋敷の代表的な建物群”として、〈中村藤吉本店 平等院店〉は、江戸期からの宇治を代表する料亭旅館菊屋の遺存建物として、それぞれ「重要文化的景観」に選定されるほどの歴史あるお茶屋さん。そんな〈中村藤吉本店〉が、〈GINZA SIX〉に誕生したのです。4階の奥に進むと、入口には大きなのれんが!一際、特別感を醸し出していて心が踊ります。

【本日の1杯目】ウエルカムドリンク「くきほうじ茶」

「くきほうじ茶」
「くきほうじ茶」

こちらは、どのメニューを頼んでもついてくるウエルカムドリンク。玄米茶、煎茶など季節によって替わり、今回は「くきほうじ茶」でをいただきました。〈中村藤吉本店〉といえばスイーツのイメージがありますが、「最近は自宅で急須を使う機会が減っているなか、 お客様自身で急須でお茶を淹れる体験をしていただき、まずはお茶を飲んでほっこりしていただきたい」という想いで、ウエルカムドリンクを始めたのだそう。その時々で、おすすめのお茶がいただけるのはとってもうれしいですよね。

京都 中村藤吉本店

まず最初にウエルカムドリンクをいただき口を潤しましょう。「くきほうじ茶」の芳醇な香りと甘みがすっと入ってきて、”ようこそ”と迎え入れてもらったような安心する味。まろやかさもあるけど、何杯でもいけちゃうさっぱり感もあったりする絶妙さはさすがの塩梅です。ポットサービスもあるので、おかわりもでき、最高のおもてなしで始められるのがいいところ。

【本日の甘味】銀座店限定「別製まるとパフェ」

「別製まるとパフェ」2,310円
「別製まるとパフェ」2,310円

〈中村藤吉本店〉といえば抹茶スイーツのイメージ。限定という言葉に弱い私にとって、銀座店限定の「別製まるとパフェ」はマストで食べたい1品です。”別製”とは、特別なお茶に対してつけられるもので、1年に渡って手間暇をかけ続け、葉を手摘みした最高品質の抹茶だけがもつ繊細で気品のある「碾茶(てんちゃ)」を余すことなくパフェにしたもの。パフェグラスの中にぎっしりとつめこまれているのは、上から抹茶「鮮雲の白」、抹茶生クリーム、抹茶シフォンケーキ、抹茶アイスクリーム、ベリー、白玉、渋皮栗、あわぽん、抹茶餡、生茶ゼリイ「抹茶」、さくさく小豆、ミルクソフトクリーム、濃茶「成光の昔」。13種類がひとつのグラスに共存しています

京都 中村藤吉本店

見た目が華やかなパフェのときは、1口目のスプーン入刀はきれいに崩したくて真剣になります。上の方からいただくと、生茶ゼリイや抹茶クリームなどの抹茶の濃厚な旨味を、サクサクのあわぽんとベリーが一層引き立ててくれる最高の仕事をすることに感動…。もっと深く知りたいと、奥へ進めば進むほど、抹茶の奥深さに驚きます。特に1番人気の生茶ゼリイは、ぷるぷる感がたまらない…。それぞれの抹茶が濃厚だったり、さっぱりしていたり、クリーミーだったり。色々な顔が見えるのがこのパフェの贅沢ポイントです。

【本日の甘味】銀座店限定「茶ごろも」(数量限定)

「茶ごろも」1,650円
「茶ごろも」1,650円

続いての甘味は、メニューで見たときに想像が未知数だったので、思わず頼んでしまったこちらの「茶ごろも」。葛餅と餡の上に濃茶が贅沢にかけられている1品です。鮮やかな深緑が印象的。〈中村藤吉本店〉でメニューに使われている抹茶はそれぞれ異なり、濃茶に使用されている抹茶は、えぐみのないランクの高いもの使用しています。となりに添えてあるのは、京都〈村上重本店〉のお漬物。箸休めとして、日替わりで提供しているのも京都発のお店ならでは。

京都 中村藤吉本店

すくってみると、葛餅がトルコアイスのように伸びるのが楽しい。抹茶餡と温かい葛餅に濃茶が絡み合った「茶ごろも」は、濃茶の上品で濃厚な苦味と、抹茶餡の甘みのコントラストがとってもクセになるおいしさ。スイーツの分類だけど、お抹茶をいただいたくらいの抹茶の満足度。これに箸休めのお漬物の塩味がいい仕事してくれて最後まで堪能できちゃうのです。ぜい体験してほしい1品。

【本日の2杯目】「薄茶(成光の昔)」

「薄茶(成光の昔)」880円
「薄茶(成光の昔)」880円

最後まで抹茶で心を満たしたい。ということで、「薄茶」でさらに抹茶を堪能しましょう。「薄茶」は甘味や旨味、香りをしっかりと楽しめるような抹茶を選んでいるのだとか。丁寧に点てられたお抹茶をカジュアルにいただけるので初心者にもおすすめです。

京都 中村藤吉本店

先程の茶ごろもの濃茶とは打って変わり、さっぱりといただける。甘味や旨味のなかに、その中にパンチのある苦味が爽やかさを演出してくれています。スイーツから、薄茶、ほうじ茶まで茶葉の旨味をいろんな形で表現してくれる〈中村藤吉本店〉にずっと感動されっぱなし…。空間も京都のお茶屋さんに来たような雰囲気なので、一層お茶の楽しみをが堪能できます。

【本日のお土産】「期間限定 煎茶藤吉」

「期間限定 煎茶藤吉」1,188円
「期間限定 煎茶藤吉」1,188円
銀座 中村藤吉本店
「期間限定 煎茶藤吉」1,188円
銀座 中村藤吉本店

お土産も充実しているので、プレゼントや差し入れにもおすすめです。こちらは、京都府南山城村童仙房で春に採れた茶葉を秋まで寝かせた熟成茶。抽出時間は60秒、80度のお湯で淹れてみました。寝かせることによって甘味や苦味、香りが濃くより立体感を感じます。さっぱりと飲みやすく、さらに2煎目は70度で淹れていただくと、さらにまるみも味わえる。9〜3月にしか出回らない特別な茶葉をぜひおうち時間に取り入れてみてはいかがでしょう。

京都 中村藤吉本店

茶商の〈中村藤吉本店〉は、抹茶ソフトクリームを始めたことをきっかけに、スイーツを通して”新たなお茶の可能性”を体現。スイーツを始め、お茶、抹茶などいろんな茶葉の在り方を楽しませてくれます。そんな感動とおもてなしが連続の〈中村藤吉本店〉で、京都にいるような古き良き和の空間を楽しんでみてはいかがでしょう。それでは本日の一杯、召し上がれ!

〈中村藤吉本店 銀座店〉

■東京都中央区銀座6丁目10-1 GINZA SIX 4F
■03-6264-5168
■平日11:30~19:30(銘茶売場)、11:30~18:45(テイクアウト)、11:30~L.O.18:45(カフェ)
 土日祝11:00~19:30(銘茶売場)、11:00~18:45(テイクアウト)、11:00~L.O.18:45(カフェ)
https://www.tokichi.jp/

木村ミサ
木村ミサ / モデル

「お茶が好きで、きになるお茶を目にするとスッとレジに運んでしまう程のTEA党。世界の様々なお茶の効能や淹れ方、飲み方、文化などを勉強し毎日愛飲している。 身体の内側からキレイに健康になる食生活でモデルとして活動中。」

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