カレーの激戦区・下北沢に待望の2号店!〈Curry Spice Gelateria KALPASI〉でスパイス香るカレーとジェラートを堪能する。
2020.09.04

第13回 【カレーときどき村田倫子】 カレーの激戦区・下北沢に待望の2号店!〈Curry Spice Gelateria KALPASI〉でスパイス香るカレーとジェラートを堪能する。

「カレーときどき村田倫子」へようこそ。食べたいカレー屋さんを訪ね、自身でつらつらとカレーに対する想いを綴る、いわば趣味の延長線ともいえるこの企画。今回は、下北沢のカレー屋さん〈Curry Spice Gelateria KALPASI〉を訪れました。
村田倫子
村田倫子 / モデル

「モデルとして雑誌をはじめ、TV、ラジオ、広告、ファッションショーなどで幅広く活躍。モデル界きってのカレー好きとして知られ、イベント出演や界隈の著名人との対談も行う。自身がカレー屋に訪問し執筆まで行うWEB企画「カレーときどき村田倫子」をHanako.tokyoで連載中。」

村田倫子さんの記事一覧 →

〈Kalpasi(カルパシ)〉。経堂にある、カレー好きから熱烈なラブコールが集まる人気店。変幻自在のコースメニュー、訪れるたびにスパイスの魅力にはっとする魅惑の場。完全予約制、しかしその予約が中々取れない…。行動能力が鈍く、気分屋の私は「食べたい!」と思った日には時すでにおそし…と振られることも多々(自業自得)。しかし、そんな怠惰な私に朗報が入った。
「予約を取らずとも食べられる〈カルパシ〉2号店ができたよ」。
炎天下の8月上旬、半ばスキップの浮かれた足取りで下北沢を歩く。そう、このカレー激戦区の下北沢に恋焦がれる〈カルパシ〉のDNAが宿ったのだ。

経堂 カルパシ

〈Curry Spice Gelateria KALPASI〉。2号店となるここでは、なんとも素敵なおもてなしオプションが加わった。〈カルパシ〉本店のコース料理の最後に君臨し、フィナーレに衝撃を走らせる“スパイスジェラート“を四六時中楽しめるのだ。予約なし、ジェラート堪能し放題、下北にオアシスができたぞ…。

経堂 カルパシ

紫ベースの店内、スパイスのシャンデリア、鼻を抜けるおいしい香り。高揚感で全身をビリビリさせながら、食券にて本日のお目当てをいただく権利を購入。

経堂 カルパシ

カレーは3種。この日は「クートゥー」、「タマリンドチキン」、「ポークキーマ」。「クートゥー」をベースに2〜3種の盛り合わせができる。〈カルパシ〉本店はコース仕立てだが、2号店ではワンプレートで気軽にカレーを楽しめ、ジェラートのみでの利用も可能。若年層が多い下北沢ならではの、柔軟度の高い形態である。

経堂 カルパシ
「カレー3種」1,380円

黒米で、テーマカラーの紫色に染まったバスマティライス。頂にちょこんとのったレモンのピクルス。波たち香るカレーに、「赤玉ねぎのアチャール」、「チャナマサラ」、「ゴーヤのアチャール」、「ポリヤル」…麓に咲く副菜たち。

経堂 カルパシ

〈カルパシ〉が醸すスパイスの香り。香りはずるい、思い出の発火材だ。幾分か前に本店で味わった〈カルパシ〉の味、想いが脳内にどどどと流れ込み、いま目の前に確かにある〈カルパシ〉の期待感に既に酔う。

経堂 カルパシ

まずは、ベースとなる南インド料理の「クートゥー」。「合わせる」という意味を持つこの1皿。本日は、「豆、大根、ほうれん草」。野菜から染みたやさしい甘味、一息ついた隙間に、優しく寄り添うスパイスの香り。慣れ親しんだお味噌汁を飲んだあの無防備な安堵感にほっと肩の力が抜ける。

経堂 カルパシ

シャバっとしたタマリンドチキンは、トマトとタマリンドの酸味がなんとも絶妙…。ごくごくいけちゃう!で有名な〈ポカリスエット〉が甘味と塩分の黄金比ならば、このカレーは酸味の女王。

経堂 カルパシ

夏バテ気味のカラダが嬉々としてこの来客を喜んでいる。大皿で豪快に喉に流し込みたい欲求を抑えるのがやっとだ…。(もっと食べたい)

経堂 カルパシ

鋭角な切れ味を持つ「ポークキーマ」。ぎゅぎゅっと旨味が詰め込まれた挽肉、少し間を置いてぷちんと弾けるスパイスの香り。ピリリとシャープに駆け抜ける爽快感のある辛味…。念密に私を待ち受けるスパイスの仕掛け達。まんまと翻弄され、歓喜する。こんなトラップなら、進んではまって溺れてしまいたい。

経堂 カルパシ

さて、まだまだここからがショータイム。カレーと副菜達を混ぜ合わせると、魅惑の魔法。個々のカレーのスペックが引き立ち、補い、味覚の化学反応が起きる。これは何度カレーを食べてもはっとする瞬間。毎回違う角度から私を激してくるから、そりゃ一生あなたに飽きないわけだわ。

経堂 カルパシ

〈カルパシ〉の味の余韻にひたひたの私。しかし、幕を閉じるのはまだ早い。もう1つの主役、「スパイスジェラート」の出番が待っている。

経堂 カルパシ

フレーバは8種。旬や仕入れによって顔ぶれも変わる。

経堂 カルパシ
「ジェラートW(「焦がしマスタードシードココナッツ」×「スパイスルイボスティー」)」530円

定番人気の「焦がしマスタードシードココナッツ」×「スパイスルイボスティー」。さっぱりとしたココナッツと、ビターに弾けるマスタードシードの掛け合い。いつもと違うココナッツの色気を垣間みた瞬間。

200814_KS_00095

優しい甘味のルイボスティーは、その奥底にひっそり潜むシナモン、グローブ、カルダモンの香りにどきりとする。スパイスとジェラートを掛け合わせると、どうもこう色っぽくなるのが何故だろう。

経堂 カルパシ
「ジェラートW(「カルダモングレープフルーツ」×「ブルーチーズローストクミンシード」)」530円

店員さんおすすめ、一捻りある組み合わせは「カルダモングレープフルーツ」×「ブルーチーズローストクミンシード」。濃厚なブルーチーズの旨味。そこに寄り添って食感と香りを相乗させるクミンシード。どちらも攻撃力のあるフレーバーだが、相打ちになるどころか、手を繋いで笑顔で迫ってくる。ナッツ入りのスイーツに”クミンシード”は対等にマウントを取れるのではないか?この新感覚は病みつきの予感。

経堂 カルパシ
「ジェラートW(「カルダモン」×「グレープフルーツ」)」530円

さて、衝撃作はまだまだ。香りの女王「カルダモン」と「グレープフルーツ」のタッグはすごかった。〈カルパシ〉さん仲介の下、この2方は秘密の平和条約を結んだらしい。どうしたらこんな旨味と香りの極地のバランスを保った着地なるのか言語化できないほどおいしい。こんなジェラート初めてよ(すっかり骨抜き)。

あぁ、恋い焦がれた恋人に久々にあったようなキラリとした感覚とどっと押し寄せる余韻。会わない間に蓄積された「期待」のハードルをひょいっと超えてくる魅力に、私の目はすっかりハートマーク。何度あっても新しい発見を見せてくれる〈カルパシ〉。

経堂 カルパシ

ずっと好きでいていいですか?

〈Curry Spice Gelateria KALPASI〉

■東京都世田谷区北沢2-12-2 サウスウェーブ下北沢1F
■11:30〜19:00L.O.(カレーのイートイン&テイクアウト)
 11:30〜19:00L.O.(ジェラートのイートイン) 木曜休

(photo:Kayo Sekiguchi)

今月のスペシャル

いまこそ免疫UP!働く女子こそ知っておきたい“腸活”特集いまこそ免疫UP!働く女子こそ知っておきたい“腸活”特集
TOPに戻る