PUTTING IN THE BAG 旅慣れている人の、旅のもちもの。#5湯浅 望 (イラストレーター) TRAVEL 2024.03.25

イラストレーター・湯浅 望さんの旅のもちものと、旅のプラン。

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東京とニュージーランドをつなぐ、ライフワークの道具たち。

生活の拠点をニュージーランドに移して、もうすぐ5年。年に2~3回は日本へ戻るという湯浅望さんのスーツケースのなかでは、ライフワークでもある画材セットが一際光る。
「スケッチブックとパレット、筆やペンはどこへ行く時も一緒。水彩なので、必要な色をパレットにつけて、乾かして持っていけばチューブ絵の具も持ち歩かずに済むんです。ニュージーランドで家族旅行をする時も持って行って、練習も兼ねてスケッチをしたり、子どもと一緒に描いて遊んだりしています」

今回は単身帰国し、約1カ月滞在。湯浅さんが得意とするライブドローイングのイベントなど、一つ大きい仕事が決まると、前後に予定を詰め込んでしまうのが恒例になりつつある。
「せっかく日本に戻るから、とつい張り切っちゃうんです。それでも仕事の合間には友人と食事に行ったり、美術館へ足を運んで刺激をもらったり、自分の時間も大切にしています。お酒を飲みながら、持ってきた短編集や詩集をゆっくり読む時間も好きですね」

最近は、日本に来る度に新しいものと出会える東京のスイーツからも目が離せない、と語った湯浅さん。名残惜しさと期待を胸に、帰国の途に就いた。

湯浅 望の旅のもちもの。

DESCRIPTION
❶〈CABaN〉のワンピース。〈シャネル〉のヴィンテージショルダーバッグも一緒に。❷〈repetto〉のシューズ「サンドリオン」。❸アイマスクなどを入れたトラベルパック。❹文庫本『茨木のり子詩集』。❺〈HANRO〉のラウンジウェア。❻〈ALEXANDREDEPARIS〉などのヘアアクセサリー。❼〈DOCTORAIR〉のマッサージガン。❽AirPods。❾ラフを描く時に使うiPad。❿MacBook。⓫携帯用コスメ類。〈マニキュリスト〉のマニキュアやグロスなど。⓬小物ポーチ。⓭&⓮パレットと水彩チューブ絵の具2本。⓯愛用する〈名村大成堂〉の筆たち。⓰〈OLIVERPEOPLES〉のサングラス。⓱スケッチ用のペンと鉛筆。⓲スケッチブック。⓳小物をまとめる巾着袋。⓴エコバッグ。㉑〈RIMOWA〉のスーツケース。

PLAN 充実の日本1カ月滞在の日々。

DAY1→3
日本に到着後、毎回決まってすぐに向かうのは〈世界堂 新宿本店〉。「ニュージーランドより日本のお店の方が、安価で質の良い画材がそろうので安心」と湯浅さん。滞在中に仕事で使う画材道具などを調達した。


DAY7

〈松屋銀座〉で行われた〈HANRO〉のポップアップイベントに登壇。商品を購入した方を対象に、1on1約15分でお話をしながらポートレートを描くライブドローイングを行った。翌週には、大阪〈阪急うめだ本店〉でも参加。


DAY8→9
湯浅さんがイラストを担当するジェラート店〈YAYOITOKYO〉のチームと茨城県境町へ。ふるさと納税の返礼品提供をきっかけに、定期的に訪れる地。打ち合わせや工場の視察、夜は地元のスタッフと合流し、食事を楽しんだ。


DAY13

公私ともに仲の良い、ライターの前田紀至子さんと〈YAYOI TOKYO〉の1dayイベント「Knit&Gelato」を開催。寒い冬でも、お気に入りのニットを着てお店のジェラートを楽しむイベントは大盛況に終わった。


DAY15→

大阪でのイベントを終えた後も、2024年以降の仕事の打ち合わせや会食、作品の納品にも勤しみ、あっという間に帰国の途へ。合間には美術展鑑賞や友人と大好きな居酒屋へ行くなど息抜きする時間も楽しんだ。


ALWAYS TOGETHER
〈WALALA〉のCBD ウェルネスサプリメント。
特に飛行機での移動中やホテル滞在時など、環境が変わりなかなか寝つけない時に重宝。ソフトカプセルなので飲みやすい。

photo_Miyu Yasuda text_Ami Hanashima

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