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イートイン可
- ベーカリー cimai桜並木に立つ白いキューブ。ドアを開くとブロカントのしつらえに、乙女じゃなくともテンションが上がり、幸福な気持ちになる。アンティークの木のテーブルに置かれたパンの美しさ。素朴でごつごつとした温かい褐色のパンは姉・大久保真紀子さんが焼いた天然酵母のパン。白さを感じさせる美意識の高いパンは、妹・三浦有紀子さんのパン酵母(いわゆるイースト)で発酵させたパン。東京から少し遠いけれど、ここに来て後悔したことは一度もない。 営業日はHPを確認。
- ベーカリー Le Pain Gris*Gris夫婦ともフランスに渡った夫妻のお店は、パリの子供部屋に迷いこんだようなかわいさ。ブルーのタイルに手書きのプライスカード。水玉や花模様の皿。パンの形も然り。小さなパン1個1個に心をこめてかわいく作る。たとえば、生ハム、カマンベール、マッシュポテトと、丸パンサンドを3つつなげて1本にしたサンドイッチがあったり。木いちごとチョコレートのデニッシュは、生の木いちごとチョコクリームをさくっとした生地でサンド。かわいい酸味とほろ苦い甘さの愛おしいランデブー。 キャラメルとチョコ、2種のコロネがくっついたコルネ180円も人気。
- ベーカリー CICOUTÉ BAKERY開店時に列を作る団地の人々。隣には「手打ちそば」ののぼりがはためく。その光景を見て感動した。おしゃれなハード系の店というイメージのあったチクテが、団地に根づいて、地域貢献している。「スーパーが遠いので、お年寄りの方が買い物に困られていた。お昼にパンを1個買われる方もいます」と北村千里さん。 食べても感動。自家製酵母のパンは、酸味も余計な香りもなく、すいすい喉を通る。みずみずしく、もちもち、まっすぐな麦の味。ハード系でも食べやすい。 コンクリートの古い壁にイラストレーター秋山花さんの絵。半透明の波々型の塩ビのファサード、廃校から救い出した木材で作った棚。店員さんの笑顔も含め、すべてが愛おしい。 取り置き可(前日10:30までに要電話)。通販は月に1度オープンするオンラインストアにて受付。
- ベーカリー PAIN STAGE prologueなぜパンステージなのか。矢沢永吉マニアの山本敬三シェフいわく「パン屋っていうのはさ、パン職人の生き様を見せるステージなんだよ」。熱き思いは、はっきりと主張してくる小麦の味わいからも伝わってくる。それはルヴァンリキッド(自家製酵母)を全種類に使用し、長い発酵も厭わずきちんと取る、丁寧な仕事から生まれているのだ。 取り置き可。イートインスペース(テラス)、駐車スペースあり。
- ベーカリー ベッカライ 徳多朗カレーパン、ミルククリーム…。売り場は名物パンが目白押し。なぜそうなのか、厨房に入ってわかった。手作りゆえのおいしさ。大きな銅鍋にデニッシュ用のリンゴが煮えていて、煮汁の、なんとも美しいピンク色。「皮まで使うのがコツ」と、久美子さんは教えてくれた。本当に料理が好きな人。元気いっぱいに厨房を走りまわる。「おいしいものを食べてもらいたくて。お客さんの顔を思い浮かべて作ります」 食パン、バゲットは取り置き可。カフェスペースあり。ブレンドコーヒー300円、ジンジャーレモン300円。
- カフェ ベーカリー CAMELBACK sandwich&espressoこの店で心血が注がれていないものはなにもない。最後の一滴まで最高の抽出を狙う鈴木啓太郎さんのエスプレッソ。具材同士のマリアージュ、口に入るときの噛みごたえ。微に入り細にわたってこだわる、寿司職人出身・成瀬隼人さんが作るサンドイッチ。 パンマニアにはうれしい、近隣の名店3軒、〈カタネベーカリー〉〈365日〉〈タルイベーカリー〉で仕入れたバゲットそれぞれに合わせた具材で作られる。 「パルマ産生ハムと大葉、ゆずとバターの香り」には王道のカタネバゲット。「ブリーチーズ、リンゴ、蜂蜜のハーモニー」には、発酵種が香るタルイバゲット。 もはや奥渋谷名物となった「すしやの玉子サンド」。卵焼き器を縦横に操り、毎日数時間かけて焼き上げた卵焼きはまるでスフレのエアリーさ。サンドイッチを芸術に高めた。 フリーハンドで描かれたORDERの文字が。バゲットサンドはそれぞれダブルサイズもある。オーダーが入ってからトーストして仕上げていく。
- カフェ ベーカリー Pain au Sourire国際連合大学の裏手。有名ベーカリーがひしめく渋谷にはめずらしい、手づくりの個人店。思いを込めて、北海道産小麦を使い分ける。 「コーンブレッド」に、十勝・前田茂雄さんのキタノカオリを使用。生地からミルキーな明るい甘さがぱっと放たれたかと思うと、混ぜ込まれたコーンから黄色い甘さが後を追ってきて、幸福さで口の中が満たされた。 「マルチシリアルブレッド」は穀物のパン。北海道産小麦、春よ恋のブランが甘く、草のようなさわやかさ。トッピングの穀類の力強い香ばしさが小麦の皮目の香ばしさと響きあう。 サンドイッチも愛情たっぷり。小麦の風味がしっかりとあるパンには、手づくりのキャロットラペなど野菜がとても合う。 壁面で展覧会をしたり、手仕事の雑貨を置いたりと、あたたかさが伝わる店づくり。都会で疲れた心まで励ましてくれる。 11:30〜15:00のランチタイムには、「マルチシリアルブレッド」などを使った週替わりの「パンを楽しむランチプレート」1,200円をぜひ。
- カフェバー フレンチ ベーカリー RÉFECTOIRE〈ル・プチメック〉の西山逸成オーナーは、オープン前、この店の構想を熱っぽく語ったものだ。 「パン屋でサンドイッチを売るときは、冷蔵ケースに入れとかなきゃいけない。食堂という形式なら、いちばんおいしい瞬間を出せる」 フランスで修業をした西山さんのクリエイティビティが解き放たれた。時間をかけ丹念にダシを取ったオマール海老のビスクに、自家製のアイスを使ったアシェット・デセール(皿盛りのデザート)に。「タルティーヌ ローストビーフ」は、肉汁したたる牛肉に青カビチーズのソースがかかり、サラダがたっぷりと盛られたのを、ナイフとフォークで食べる。このサンドイッチが、1,000円札1枚でお釣りがくるとは。見下ろす明治通りの街並みも、ランドスケーププロダクツによる内装もパンをおいしくする。 ランチセット1,020円(平日限定)、オマールエビ ビスク670円、ワインは250ml 480円。
- カフェ パティスリー フレンチ ベーカリー ワインバー ヴィロン 渋谷店朝9時の〈ヴィロン〉ほど悦楽に満ちた場所はない。バゲットに、クロワッサン、パン・オ・ショコラ。ヴィエノワにショソン・オ・ポムさえも。大きなバスケット山盛りになったパンから、好きなものを選ぶ。トレイの上の6種類のコンフィチュールはジャムの王様と呼ばれる「フランシス・ミオ」。のみならず、ベルギーのチョコスプレッドとパリ〈レザベイユ〉のはちみつ。これらは塗り放題なのだから、ヴィロンのパンへの冒涜だとそしられようが、たくさんつけすぎずにいられない。 この店のパンがフランス的な理由。小麦粉はフランスの最高級品レトロドール、水は高硬度のコントレックスをブレンド、オーブンはボンガード、ミキサーも分割機もフランス製。このブラッスリーに座って、天井に反射した赤い光を浴びながらプティ・デジュネを食せば、自分がいるのが渋谷なのか、ジョルジュ・サンクなのか、見失ってしまう。 土日祝は開店と同時に満席になることも。
- パティスリー ベーカリー uneclefトロペジェンヌは誘惑する。ふとした瞬間にまた食べたいと思いだし、せつない気分にさせる。むにゅにゅと動くやわらかなブリオッシュ。サンドされたミルククリームの甘さがじーんと喉にまとわり、イチゴジャムの酸味は激しく響く。酸味と甘さに感覚が引き裂かれるゆえに、えも言われぬ快楽がやってくるのだ。あるいはデーツとバターのサンドイッチ。ねっとりとしたデーツがバターといっしょにとろけいく狂おしさ。その甘さはクルミとカンパーニュ生地の香ばしさとマリアージュを見せる。どのパンにも巧みなバランス感覚があり、それが味覚の飛行航跡を美しいものにしているのだ。 店内にはカウンターが2席、テーブルが8席。ドリンクは自家製果実シロップのソーダ500円など。クッキー各 種 250円〜。
- カフェバー パティスリー ベーカリー TRASPARENTEイタリアのトラットリアでパティスリーのシェフも務めた森シェフ。店は色彩とモダンな形に満ちている。その代表はグラノ。形は曲線的にうねり、枝豆のドットがちりばめられたデザインは確かにイタリアン。ベーコンの旨味と塩が、枝豆の青々しさへ伝染し、噛みごたえある生地はスルメのようにかじりつく快感を生む。仕事帰り、ワインとともに楽しみたい、中目黒的なパン。あるいは、カーニにあるクランベリーの目にしみるピンク。アイシングの甘さとクランベリーの酸味が口の中で火花を散らしあい、じんじんさせる。静かにして熱い森シェフにとって、ただスタイリッシュな店だと思われるのは本意ではない。地元密着を目指し、食パンを安価に抑える。国産小麦を使ったプリマベーラ。麦の香りと、ミルクの甘さ、なめらかさという、両立しがたい2つを兼ね備える秀逸な食パンだ。 取り置き可。店内には常時70種のパンがそろうほか、ケーキなどの生菓子も並んでいる。イートインではビールとともに。学芸大学に2号店も。
- カフェバー ベーカリー ワインバー 365日パンシーンの先端を走る杉窪章匡シェフが2013年12月にオープンさせた「食のセレクトショップ」。 「食って血となり、肉となり体を作る。もっと楽しんでいいし、大切にしていい」。添加物や農薬の影響を受けない国産素材でパンを作り、野菜や乳製品まで扱う。ひと口食べて驚く杉窪マジック。〈365日〉×クロワッサンの、しゃりしゃりと音を立てる繊細な皮と、高原のミルクのようにフレッシュで豊かなバターの香りは衝撃の一語。素材の持ち味を限界まで引き出す、すばらしい仕事である。 店には、ワインソムリエが常駐。パンとワインの最高の組み合わせを訊いてみてほしい。 取り置き可。パンのほか、店内 には自家製コンフィチュールやコーヒー豆、ブレッドナイフなど、パンのお供やグッズも豊富にそろう。
- カフェ ベーカリー Boulangerie Le Ressort素材とはこんなに香りに満ちていたのか。〈ル・ルソール〉のサンドイッチを食べると、当たり前のことにまざまざと気づかされる。たとえば、パストラミビーフと人参のマリネ。苦味も草っぽさも含んでいない甘いニンジンの風味のすばらしさに改めて感動する。それが活きているのも、ビーフのコクや赤玉ねぎの辛みを、ニンジンとうまくバランスさせているから。 「バランスの悪いものはおいしくない。いいお店でしか働いてこなかったので、わかってるつもりです」 さらりと言ってのける清水宣光シェフはシャープな感性の持ち主。素材を厳選し、具材の微妙な量さえスタッフ任せにせず、このハーモニーを生む。チャバタ、フォカッチャ、そしてバゲット。サンドイッチを食べてクローズアップされるのはパンのおいしさである。個性に満ちた麦に自家製酵母のフェロモンのような香りがクロスする。 私が深く愛する、小さなバゲットによるおやつパン。ジンジャーフランス、ミルクフランス、チョコとバターをはさんだショコラ55。バゲットがおいしければ、はさむものはシンプルであればあるだけおいしい。 取り置き可。「パンブリエ」460円やカカオ 55%のベルギー産チョコレート使用の「ショコラ55」170円(各税込)など、ていねいな作りのパンが所狭しと並んでいる。
- カフェ ベーカリー ルヴァン 富ヶ谷店その歴史は日本、東京での発酵種(いわゆる天然酵母)パンの歩みとほぼイコール。1984年創業の老舗。オーナー甲田幹夫さん自筆の絵、野の花が無造作にテーブルに置かれる。甲田さんの手にかかれば、なにをやっても味になるのだ。 厨房の壁や天井に見えるにじみこそが、この店にすみついた酵母や乳酸菌たち。約30年ものあいだ種をかけ継ぐことで、継ぎ足し続けたウナギのタレのように熟成が進み、パンのまろみや深みを増す。 〈ルヴァン〉のパンを食べることは、この店の歴史を食べることだ。 平日のみカフェ予約可。取り置き、取り寄せ可(FAXにて受付)。エコバッグを持っていくとベター。
- カフェ ベーカリー カタネベーカリー職人気質の片根大輔さんと、料理上手の奥さま智子さん。毎年家族でフランスへ出かけ、アパルトマンで暮らしてバカンスを過ごす。そこでの発見がこの店をどれだけ充実させていることだろう。フランスのパン屋のように、〈カタネベーカリー〉は早朝7時から営業する。地下のカフェに下り、旅行気分で、「パリの朝食セット」を頼む小さな贅沢。 「パリの一ツ星か二ツ星の、安いホテルの朝食をイメージ」と、片根さんは笑う。素っ気ない食堂のテーブルに置かれるカゴ盛りのパン、そのおいしさに感動した記憶が甦る。特に謳うわけではないけれど、このパンには、片根さんのありったけの技と情熱が注ぎ込まれる。クロワッサンをひとかじりしたとき、流れ込んでくる圧倒的なバターの香ばしさは、きちんとバターを折り込み、焼き込む、という職人仕事の積み重ねからしか生まれないものだ。 カフェで出てくる食器やカトラリーが素敵だなぁと思っていたら、隣にセレクトショップ〈アコテ〉もオープン。カタネテイストの雑貨を多数取りそろえているので、こちらも注目。 フランスパンは7:00・10:30・16:30、クロワッサンは7:30・13:30・17:30に焼き上がる。
- カフェ ベーカリー ソンカ村山さんがフランスパンのおいしさに開眼したのは、パン職人になってから。毎日作り続けるうち、自分好みの味を追い求めてみたくなった。あらゆるお店で食べ比べ、研究を重ねること2年。独学で辿り着いたのは、発酵に2日間かけ旨みを引き出す製法。発酵中も頻繁に生地に空気を含ませる作業を繰り返す。丁寧に作業する姿を見るだけでも、おいしいパンを地道に目指す姿勢がわかる。 南阿佐ケ谷駅から徒歩約15分。
- カフェ ベーカリー 空と麦と店主の池田さんは少し変わった経歴の持ち主。自分の田舎を作ろうと、山梨県北杜市に畑を借り、無農薬・無肥料で野菜を育て始め、次に麦の栽培に興味を持つ。自家製小麦のパンは評判を生み、代官山にベーカリーカフェを開いたのが2014年のこと。体にいいものを食べてほしいという思いから、パンに使われる素材や調味料はもちろん、デリの野菜など、提供するすべての食材にこだわり抜き、愛されている。 安心して食べられる野菜や食材なども販売する。
- カフェ ベーカリー 粉花自家製レーズン酵母に国産小麦、きび砂糖、オーガニックドライフルーツなど、使う素材にこだわるのが〈粉花〉のパン。素材の風味が生きたパンは、噛み締めるごとに味わいを増す。ころんとかわいいパンを作るのは姉の真由美さん。それを手伝いながらカフェのコーヒーを淹れるのが妹の恵さん。息の合った姉妹が作りだすやわらかな空気感が、優しいパンの味わいと重なる。 カフェの営業は不定期のため、事前に確認するのがおすすめ。
- カフェ ベーカリー ブーランジェリー オンニ店名の〝オンニ〟は、フィンランド語で「幸せ」という意味。店名の由来を聞くと、「独立するなら、この名前をつけようと妻と話していたんです」とオーナーの近賀健太郎さん。パン職人を目指していた修業先で奥様と出会って結婚。あるとき、松戸の人気店〈ツオップ〉に夫婦で訪れた際、その魅力にはまったという。その魅力を知るため〈ツオップ〉で修業した後、夢だった店名を掲げて2015年7月にオープン。 駐車場2台あり。
- カフェ ベーカリー ブーランジェリー スドウ須藤さんのお宅では、お店が定休日の日だけ、自宅で食パンを食べる。スドウ家のおいしい食べ方は、ちょっと贅沢な「山食1斤を3枚切りにした“超”厚切りバナナトースト」。作り方は簡単。トーストした山食に、北海道産の無塩発酵バターを厚く切ってのせ、さらにバナナの薄切りをのせて、上からメープルシロップをたっぷりかければできあがり。 待ちに待って手に入れた食パンだから、カロリーなんて気にせず、贅沢に。当日はそのままで、翌日からはトーストして。焼きすぎないよう、さっと高温で焼くのがコツだとか。 東急世田谷線「松陰神社前」駅からすぐ。朝9時のオープンと同時に、甘いデニッシュやボリューム満点のお惣菜系パン、ハード系まで美しいパンが所狭しと並ぶ。行列ができるほどの人気店のため、平日でも午後には売り切れることも多く、早めの来店がオススメ。一番人気の食パンは、朝9時50分と夕方17時30分、1日2回焼き上がる。角食、山食ともに合計88斤分は予約で完売するため、電話と店頭で事前に予約を受け付けている。
- カフェ ベーカリー カタネベーカリー2002年にオープンした〈カタネベーカリー〉は、駅から徒歩10分ちょっとの住宅街の中。にもかかわらず、朝から閉店まで人が途切れることなく訪れるお店だ。また、近所の飲食店にもパンを卸していたりと、食のプロも認めるパンを作り続けている。ここのオーナーシェフを務めるのが片根大輔さん。毎日でも食べてもらいたくなるパンを目指し、腕を磨いてきた。スペシャリテを尋ねると、「絞れないなぁ」と悩む。それほど、すべてのパンへの愛情が深い。
- ベーカリー AOSAN仙川駅から徒歩約4分の場所にある〈AOSAN〉。開店1時間前から少しずつお店の前に人が並び始め、30分前にはざっと数えて20人超え! 調べたところ、並んでいる8割の人のお目当ては「角食パン」250円。早いときには15分で売り切れてしまうという食パンなのだ。 公園の真向かいにあり、学校にあるような大きな丸い時計が目印。
- カフェ ベーカリー 発酵所+ぱんのとなり「食事を出す店を開きたい」というシンプルな思いを胸に行き着いたのが、パン屋さんだった。パンにこだわりがないように思える経緯だが、店主・松岡秀さんが抱える熱量は棚に並ぶパンの数を見ればわかる。〈パーラー江古田〉では約1年働いたものの、形式張った修業や勉強はせず、自由な発想でここまで来た。パンを作る上で決めていることは、バターや卵をなるべく使わず、少ない材料で仕上げること。クロワッサンよりもカンパーニュのように、食事に寄り添う素朴なパンを提供する。 工業高校の目の前にあり、畑に囲まれたのどかな立地。東武伊勢崎線韮川駅から徒歩約25分で、車がベター。駐車場あり。
- カフェ ベーカリー Boulangerie Yamashita約3年間の修業を経て、店をオープン。さらに昨年6月には食堂〈La table de Boulangerie Yamashita〉を併設した。「はじめはヨーロッパの町角にあるような、夫婦2人で営む店として開店しました。遠くからもお客さまが来てくださるようになったので、くつろげる場所を作ろうかなと」。「La table=食卓」という名は「家のように温かく、“食べる”ことと向き合う場所」という想いから。インテリアのほとんどはビンテージのデンマーク家具でそろえ、20代のころに過ごしたデンマークの空気を感じられる空間になった。 パンは次々と売れるので先に購入を。食器はデンマークで学んだ陶磁器作家の知人作。色はこの地で名高い菜の花から。
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