このインポーターが選ぶワインにハズレなし。
〈ピコルーズ〉が厳選したフランスワイン4本 LEARN 2023.11.21

ワインボトルの裏面に書いてあるのは造り手からのメッセージ。加えて注目すべきは、インポーターと呼ばれる輸入業者のシール。「インポーターを経由したものは、コンディション管理が徹底されている利点があります」(酒屋店主、パラレルワーカー/飯田明)。4人の「飲み手」のプロが頼りにする業者を教えてもらった。

造り手の人となりを知り、琴線に触れたものだけを扱う〈ピコルーズ〉

左・ドメーヌ・チュロニス「フランシーズ’21」。揮発酸があり豊かな果実味が特徴。中左・ニコラ・カルマラン「ジョセット’21」。中右・カーヴ・アピコル「タンジェリン’22」。旨味が豊か。右・ローラン・バルツ「ピノ S’19」。根っからの仕事人の造り手。柔らかな果実味が持ち味。
左・ドメーヌ・チュロニス「フランシーズ’21」。揮発酸があり豊かな果実味が特徴。中左・ニコラ・カルマラン「ジョセット’21」。中右・カーヴ・アピコル「タンジェリン’22」。旨味が豊か。右・ローラン・バルツ「ピノ S’19」。根っからの仕事人の造り手。柔らかな果実味が持ち味。

フランスのナチュラルワインを取り扱う〈ピコルーズ〉。代表の門脇紀子さんが1人で切り盛りする会社だ。彼女が造り手と取引する上で大事にするのは雑談。“ワインは造り手の人となりが反映される”との哲学を持ち、ワイン造りの技術的な面はもとより、夫婦のなれ初め、子供の近況など……一見関係なさそうなことを聞き、まず人間性を確かめることを大切にするそう。また味わいの面では果実味と酸のバランスが良いワインをセレクトし、その酸が、時にマイナス要素とされる揮発酸であっても“自分が好きだから”と積極的に扱う点もユニーク。門脇さんの独特な人間性に惹かれる人は、彼女の選ぶワインにも惹きつけられるはずだ。

ピコルーズ

長年ワインの輸入業務に携わっていた門脇紀子さんが2019年からスタートした会社。現在は、ブルゴーニュの若手の筆頭、ジュリアン・アルタベールや自然派の有望株ジュリアン・クルトワら、フランス国内16の個性豊かな造り手のワインを取り扱っている。https://www.picoleuse.com/

ワインをこよなく愛する4人の「飲み手」のプロ

illustration_Natsuko Yoneyama text & edit_Emi Fukushima

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