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ミシュラン掲載店〈ギョウザマニア〉が仕掛ける新業態に注目。 本格的な北京ダックが2,000円台から!〈品川横丁〉の〈北京ダックマニア〉がリーズナブルな理由。
日本で「北京ダック」といえば高級料理のイメージが強く、1万円以上かかる店も珍しくありませんが、中国では大衆食として愛されています。「もっと日本でも北京ダックを気軽に楽しんでほしい」という想いがつまった品川の北京ダック専門店〈北京ダックマニア〉は、2,000円台というリーズナブルな価格を実現。その理由を探りました。
ミシュラン掲載店〈ギョウザマニア〉の仕掛け人が〈品川横丁〉内に開店。
![S__3112983 S__3112983](https://img.hanako.tokyo/2021/10/13112615/S__3112983-1536x1026.jpg)
店があるのは、品川駅高輪口から徒歩約3分の〈品川横丁〉。中国のソウルフードを中心とした飲食店〈ギョウザマニア〉〈小籠包マニア〉〈焼き小籠包マニア〉を運営するマニアプロデュースが仕掛けています。
特に〈ギョウザマニア〉は、『ミシュランガイド東京2019』でビブグルマンを獲得した人気店!
![S__3112987 S__3112987](https://img.hanako.tokyo/2021/10/13112646/S__3112987-1536x1026.jpg)
![およそ6時間をかける大切な乾燥作業。 およそ6時間をかける大切な乾燥作業。](https://img.hanako.tokyo/2021/10/13112702/DSC4969-1536x1024.jpg)
店頭にはこんがりおいしそうな北京ダックがぶら下がった状態で回転していて、本場・中国さながら。約40もの工程を経て作られる北京ダックを、こうして乾燥しているのだそう。
「日本人として初めて輸入した」とマニアプロデュースの天野裕人代表が胸を張る北京ダック専門の焼き機(上の写真)もぜひチェック。残念ながら日本では消防法に引っかかってしまうためダックは店内の窯で焼き、この機械は肉を乾かすためだけに使っています。
内装デザインは中国とチベット地方のいいとこ取り。食器類はすべて中国から輸入したもので、ランプや置物も個性的です。
〈北京ダックマニア〉の北京ダックがリーズナブルな理由。
![_DSC4979 _DSC4979](https://img.hanako.tokyo/2021/10/13112843/DSC4979-1536x1370.jpg)
中国では日常的に食べられている北京ダックですが、どうして日本では高級メニューなのでしょう?
天野代表曰く「日本では皮だけを食べるイメージが強く、そうするとどうしても原価が上がってしまうから」とのこと。
「本場では皮だけでなく肉も一緒に食べられています。〈北京ダックマニア〉では、専門店だからこそ効率よく仕込みができ、皮以外の肉を使った多彩なメニューも幅広く用意しているため、その分お安く提供できるんです」
![_DSC5024 _DSC5024](https://img.hanako.tokyo/2021/10/13112911/DSC5024-1536x1024.jpg)
開店準備期間中にはスタッフが中国に渡り本場の技術を学ぶ予定でしたが、コロナ禍で渡航できず。代わりにリモートで技を習得したというエピソードも。
北京ダックは下処理が難しく野生の香りが残りがちなので、クサミを除く手法を徹底的に追究。独自の丁寧な下処理を施した肉はクサミがまったくなくジューシーな味わいと評判です。
![「北京ダック」小(2人前)2,178円、中(3〜4人前)3,278円、大(4〜6人前)4,928円。 「北京ダック」小(2人前)2,178円、中(3〜4人前)3,278円、大(4〜6人前)4,928円。](https://img.hanako.tokyo/2021/10/13112945/S__3113003-1536x1026.jpg)
皮、むね肉、もも肉と、部位を切り分けて提供しているのも特徴。
![_DSC5008 _DSC5008](https://img.hanako.tokyo/2021/10/13113013/DSC5008-1523x1536.jpg)
自家製甜麺醤のタレは講習で学んだものを更にブラッシュアップし、八丁味噌やオイスターソースなどの調味料を何種類もブレンドしています。
カオヤーピン(皮)に、北京ダックの皮、もも、むね肉、胡麻、キュウリを包んでパクつけば、香ばしくジューシーで多彩な味に魅了されることでしょう。
「焼豚とブルーチーズ」や「貝柱の中華粥」などサイドメニューも充実。
![_DSC5014 _DSC5014](https://img.hanako.tokyo/2021/10/13113050/DSC5014-1536x1024.jpg)
北京ダック以外にも、個性的な一品料理がそろっています。
![「薬膳カモスープ」385円。 「薬膳カモスープ」385円。](https://img.hanako.tokyo/2021/10/13113159/S__3112995-1536x1026.jpg)
9種類の薬膳が入った「薬膳カモスープ」は、食前に胃腸を温める現地の習慣にならい、すべてのお客さんにお通しとして提供。食欲増進や胃もたれを防ぐ効果が期待できるのだとか。
![「焼豚とブルーチーズ」。 「焼豚とブルーチーズ」。](https://img.hanako.tokyo/2021/10/16140306/S__3113002-1536x1026.jpg)
自家製甜麺醤のタレに漬け込み専用窯で焼いてハチミツを塗った「焼豚とブルーチーズ」は、食欲をそそる一皿。添えられたブルーチーズが、香ばしく甘みのあるタレと驚くほどマッチして、お酒がススミます!
![「イカとセロリの炒め物」968円。 「イカとセロリの炒め物」968円。](https://img.hanako.tokyo/2021/10/13153932/S__3112998-1536x1026.jpg)
「イカとセロリの炒め物」はぷりぷりのイカとセロリをあわせた中華炒め。こちらもおつまみに人気です。
![「価格が高いクラゲの冷製」638円。 「価格が高いクラゲの冷製」638円。](https://img.hanako.tokyo/2021/10/13113538/DSC5037-1536x1024.jpg)
コリコリと音がするほど歯ごたえがよい「価格が高いクラゲの冷製」は、ねぎ塩の風味がしっかり。
![「貝柱の中華粥」715円。 「貝柱の中華粥」715円。](https://img.hanako.tokyo/2021/10/13153422/DSC5051-1536x1024.jpg)
宴の後半に注文したいのが、胃袋に染み渡る優しい味の「貝柱の中華粥」。細かく刻まれた貝柱がアクセントです。
中国食文化を伝える美しい「花茶」がデビュー。
![写真左から「薔薇茶」「金木犀の工芸茶」「ミックス花茶」(すべて各495円)。 写真左から「薔薇茶」「金木犀の工芸茶」「ミックス花茶」(すべて各495円)。](https://img.hanako.tokyo/2021/10/13153459/DSC5049-1536x1024.jpg)
華やかなビジュアルと香りに癒やされる「花茶」もオススメ。北京ダックと一緒に味わうことで、中国文化をより身近に感じることができるはず。
![「薔薇茶」。 「薔薇茶」。](https://img.hanako.tokyo/2021/10/13153528/DSC5042-2-1536x1209.jpg)
美容効果、代謝促進効果があると言われる「薔薇茶」は、バラの香りで気分もリフレッシュします。
![「金木犀の工芸茶」。 「金木犀の工芸茶」。](https://img.hanako.tokyo/2021/10/16140449/6894ac37aafbb6916a0634906a71a9f3.jpg)
お湯を注ぐとゆっくりと花が開く「金木犀の工芸茶」は、ほのかな甘みと金木犀の香りで、ほっとリラックスできる緑茶です。
![「ミックス花茶」。 「ミックス花茶」。](https://img.hanako.tokyo/2021/10/13153833/6d3c775d77ffc9734c1bf2c1f04126c4.jpg)
「ミックス花茶」はまるでレモンティのような味わいで、飲むと爽やかな気分に。また、花茶以外にも、中国から取り寄せた紹興酒などのお酒も充実しています。
北京ダック、一品料理ともにかなりリーズナブルなのに、味も見た目も食べ終わったあとの満足感も高得点。通いたくなるマニアなお店がまた一つ増えました。
〈北京ダックマニア〉
■東京都品川区高輪3-25-23 京急第2ビル2F(JR品川駅高輪口徒歩約3分)
■03-3441-1139
■17:00〜23:00(22:00LO)
■日休