餃子がもっともっと好きになる情報満載! 簡単でおいしい!餃子の基本の焼き方。〜徳成祐衣の果てしなくギョーザな日々。〜 LEARN 2020.08.12

〈クックパッド〉広報の徳成祐衣さんが、愛してやまない餃子の絶品おうちレシピやとっておきのお店を紹介する連載。第1回は、おうちで簡単にできる餃子のおいしい焼き方を紹介します。

絶妙な焦げ目に、お肉と野菜の旨味がひとつひとつにギュッと詰まった「餃子」。家でもお店でも食べる、ランチとしてもおつまみとしてもいける、アレンジ自在な大人気の国民食。

〈珉珉〉の餃子。
〈珉珉〉の餃子。

…きっといま、あなたの頭には、あの日に誰かと食べたあのお行儀よく並ぶ餃子の姿が浮かんでるのではないでしょうか。(私の場合は、大好きな〈珉珉 (みんみん)〉の餃子)

自由度高い!さまざまな餃子のスタイル。

餃子の愛され方は言うまでもない!起源は中国。シルクロードを渡り、ユーラシア大陸に伝わって、今や世界中で餃子(風)は食べられています。中国ではぷりぷりの水餃子が主流だけど、日本では焼餃子、ネパールでは蒸し餃子と、形や味は違えど世界各国でその土地の人々に愛されているのです。
餃子の世界は、一見大きなブームとは無縁のように思いますが、餃子バーが話題になったり、トリュフやアボカドを使った女性好みの餃子が人気を博したり、タレや食べ方までがどんどん多様化。最前線は常に変化しています。近年は特に、ワインとのペアリングを推すスタイルや、サクサク、もちもち、とろ〜り…など食感にこだわった餃子が注目を集めているように感じます。私は自分で挽き肉を作り、挽き目の違いで食感を変えることに夢中!
こうして多くの人が餃子界のトレンドに巻き込まれたり、クラシカルなスタイルに立ち戻ったりしながら餃子を楽しんでいますが、そんな中で私はいま、「みんなで餃子を作る」力について改めて見直したいと思います。

餃子を「包む」ことの魅力。

餃子を手作りする良さは、自分好みに仕上げた焼き立ての餃子が味わえるのはもちろん、私は「包む」という工程にあると思っています。同じ様に包む料理といえば手巻き寿司ですが、餃子とは圧倒的に違う点が。手巻き寿司は、それぞれが自分のために好きな具を入れて包む。一方、餃子はみんなが食べる分をみんなで作る。包み方にはちょっぴりその人らしさが見え隠れするときもあって…楽しい!本場の作り方なんて踏襲しない。ひだの数なんて関係ない、美味しければそれでいいのが餃子。そう、何もかも包み込んでくれるから、とにかく場を作ることに向いているのです。
餃子界にいかなる激動があったとしても、目を向けてみればやっぱり「包む」に基本があると思う今日この頃。中国では、餃子は縁起のいい食べ物とされており、お祝いの席やお正月には、みんなで包んで食べるといいます。餃子を包むことは福を包み込むことで、みんな一緒に幸せになろう、という理由からだそう。 日本ではその言い伝えこそあまり聞かないですが、みんなで一緒に包んで、手を伸ばして楽しく食べると、それだけで自然に笑顔が生まれて「おいしい」を共有することができる…。
おいしく、楽しく、かけがえのない時間を生み出し、そして何もかも包み込んでくれる餃子、最高だ!

徳成さん連載 第1回

前置きが長くなりましたが、本連載では私、徳成祐衣がお気に入りの餃子レシピをはじめ、全世界(!)で見つけた絶品餃子店情報、お取り寄せ餃子などをご紹介します。海外の餃子留学レポも予定してますのでお楽しみに!

祐衣流!定番の焼き餃子レシピを大公開。

■材料(2人分)
餃子の皮…30〜40枚
豚挽き肉(脂のある粗挽きが◎)…250g
ニラ…1束
キャベツ(なくてもOK)…2枚程度
玉ねぎ…1/2個
生姜…10g
醤油…大さじ1
塩…小さじ1/2
サラダ油…大さじ2程度
(お好みで)背脂…100g

徳成さん連載 第1回

【1】ニラ、玉ねぎ、キャベツをみじん切りにし、生姜はすりおろします。皮を剥くときは小さいスプーンで削るようにするとラクラクです!

徳成さん連載 第1回

【2】粗挽き肉の場合は包丁で軽く叩き、少し細かくする。簡単に済ませたい方は、スーパーで売っている挽き肉でOK。

徳成さん連載 第1回

【3】挽き肉に塩と醤油を加えてしっかり練りましょう。このあとに、野菜と生姜を加えて軽く混ぜるのですが、野菜を加えると水分が出るので練りすぎないように。お好みでごま油を加えてもおいしいですよ!

【4】時間がある方は、冷蔵庫で餡をねかせましょう。餃子の皮を手に取ったら餡を適量のせ、ひだをつけて包みます。

徳成さん連載 第1回

【5】油を引いたフライパンに餃子を並べ、強めの中火にかける。餃子の底にいい焼き色がついたら熱湯または水を加えてフタをします。熱湯を加えると皮がもちもちに!餃子の皮は小麦粉でできているので、お湯で茹でるとでんぷんが流れず、もちもち食感になるんです。
【6】時々フライパンを揺すって焦げ付くのを防ぎながら蒸し焼きに。5分経ったらフタをとり、水分がなくなるまで焼きます。
【7】大きめのお皿をフライパンに乗せ、裏返して完成!油が多いときは、裏返す前にシンクの上で傾けて油を落としてください。

完成!早速いただきましょう。

徳成さん連載 第1回

あとはお好みのタレでお腹いっぱい食べるだけ!私は酢胡椒や酢醤油+胡椒ダレで食べるのが好きです。

餃子はみんなで楽しく、「おいしい」を共有することができる最高のメニュー。アレンジの可能性は無限大なので、いろいろ試してみるのも楽しいです。ステイホームにもぴったり。皆さんにとって、いい8月になりますように!

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