木村ミサと本日のティータイム。 クリエイティブなお茶体験ができる恵比寿〈INARI TEA〉へ。九州のお茶に惚れ込んだ店主が作ったスイーツたちも。

LEARN 2020.04.21

こんにちは。木村ミサです。突然ですが、可愛い看板のお店って思わず入ってみたくなりませんか?私は可愛いものに目がないので、見つけると入ってしまう人間なのですが、今回は、そんなついつい足を踏み入れたくなるような日本茶のお店を見つけたので、みなさまに共有したいと思います。行くだけで縁起が良くなるような〈INARI TEA〉をご紹介します。

恵比寿 INARI TEA

恵比寿駅から少し歩いたところにある、赤と白のシンプルな看板。そして可愛らしいお稲荷さんが目を引き、思わず足を踏み入れたくなるお店〈INARI TEA〉。店名の由来にもなったお稲荷さんは五穀豊穣の神様であり、楽しいお茶の時間を大切にしたいという思いから名付けたそう。「お茶は植物であり、さまざまな自然環境が調和しないと美味しいお茶はできない。お稲荷さんに見守っていただきながら、美味しいお茶で楽しい時間になるように」という店主の優しいこだわりがつまった素敵な由来にきゅんとします。

【本日の1杯目と甘味】「和紅茶パフェと釜茶」

「和紅茶パフェと釜茶」
「和紅茶パフェと釜茶」

〈INARI TEA〉の魅力は、九州のお茶に惚れ込んだ店主が作った、目で見ても楽しいクリエイティブな茶葉のスイーツ。抹茶、ほうじ茶、和紅茶の中から、迷いに迷って店主いち押しの和紅茶パフェを、宮崎県高千穂の釜茶と一緒にいただきましょう。釜茶といえば、九州で主に作られている、鉄釜で炒った茶葉を使用したお茶。黄金色をした釜茶は香ばしく、さっぱりとした後味でスイーツにもぴったり。それではパフェをいただきましょう。

恵比寿 INARI TEA

バニラのフォーム、和紅茶のパルフェ、ラズベリーソース、カボスとスイートバジルのジュレ、栗、胡桃などの層で作られているパフェ。まずはそれぞれの味を堪能しつつ、この組み合わせがどんな科学変化を起こすのだろう?という疑問を解決すべく、この美しい重なりを丁寧にスプーンで掬ってみる。そうすると、ラズベリーソースと絡み合ったスイートバジルとカボスのジュレの有能さよ…!苦みと渋みがなく、ほんのり甘い屋久島産の和紅茶がさらに引き立つ斬新な組み合わせは、たまらなく上品で美味しいのです。

【本日の2杯目と甘味】「和紅茶とあまおうのボウルデザートと白折」

「和紅茶とあまおうのボウルデザートと白折」
「和紅茶とあまおうのボウルデザートと白折」

泡でベールに包まれたこちらのスイーツに、和紅茶の可能性はさらに広がります。和紅茶ソースにクランブル、あまおう、あまおうのコンフィチュール、シナモンマスカルポーネが和紅茶の泡に包まれたボウルデザート。日本茶が好きで、その可能性をクリエイティブに追求したからこそ作られた端正なフォルムに期待が高まります。ふわっとした和紅茶の上品な甘みの気泡に、シナモンマスカルポーネのふわっと香るシナモンが優しいアクセントに。そして和紅茶のサクサクしたクランブルと甘酸っぱいあまおうのソースが、お互いの良さを引き立てあうのです。

恵比寿 INARI TEA

泡状になることで、屋久島産和紅茶のすっきりとした上品な甘みをさらに感じることができるのがこのボウルデザートの要。それに華を添えるように、可愛くあしらわれたお花に春の陽気を感じます。そして福岡県八女産の白折の濃厚な甘さは、私が九州のお茶が好きな理由でもある、丸みのあるとろっとした甘さを感じられる味。鮮やかな緑で、見た目からもお茶を感じられました。

【本日の3杯目】「パープルレイン」

「パープルレイン」
「パープルレイン」

日本茶を使ったカクテルも楽しめるということで、昼間でしたが一杯いただいちゃいました。こちらは徳之島のサンルージュという、紫色の珍しいお茶を使ったカクテル。酸性のものに触れるとピンクに変化するイリュージョンのような不思議なお茶なのです。りんごのコールドプレスジュースと胡蝶蘭のシロップに、「コワントロー ノワール」のリキュールと紫色のサンルージュの層は見ているだけで綺麗…うっとりしちゃいます。未知との遭遇、どんな味に出合えるのだろう。

恵比寿 INARI TEA

一口めにまず驚いたのが、サンルージュの渋みの力強さ。渋みを抑えたお茶が増えている中で、ストレートパンチを効かせたこの渋み、なぜだかクセになりそう。そこにフルーティーな下の層と合わせると甘み、酸味、渋みが混ざり合って、すっきりと爽やかで飲みやすい女性好みのカクテルに。最初の渋みから、やみつきになるこの魔のカクテル、一瞬にして虜になってしまう、今まで味わったことのない日本茶カクテルがそこにありました。

恵比寿 INARI TEA

最後に、粋な計らいで出してくださったノンアルのカクテルをお供に、店主の重松さんが〈INARI TEA〉を始めた経緯を聞いてみた。元々アメリカ映画のバイヤーをしていた重松さんは、海外と仕事をしている中でアートや歴史、カルチャーを感じながらいただく日本茶の可能性を感じたそう。そのことがきっかけで九州の山科茶舗と出会い、〈INARI TEA〉をオープン。お店を通して日本茶を楽しんでもらいたいという、海外で仕事をしてきた店主ならではのアートで感じる日本茶は、ここでしか感じられない日本茶クリエイティブ。さらに九州のお茶が好きになりました。五感でたのしめる日本茶、ぜひお店に足を運んで体験してみてください。

【本日のお土産】「焙じ茶ようかん」

「焙じ茶ようかん」
「焙じ茶ようかん」

ジャケ買いしてしまった本日のお土産。このお稲荷さんのロゴがあるだけで、スッと手に取ってしまうくらい可愛い。トートバッグとかあったら絶対買ってしまうであろう…。こちらの「焙じ茶ようかん」、そのままでもほうじ茶の美味しさを感じられるのですが、密閉容器にようかんとセットのほうじ茶パウダーを入れてフリフリしてあげると、ほうじ茶の香ばしさとようかんの甘みの相乗効果でさらに美味しくいただけます。おうち時間のティータイムのお供にオススメ。〈INARI TEA〉はテイクアウトも可能なので、お茶と共におうち時間を楽しんでみるのも良いかもしれません。最近は新型コロナウィルスの感染拡大が続く中、外出が難しい状況が続いています。すぐに行けなくても収束した後にどこに行こうかなと思いを巡らせていただければ幸いです。それでは本日の一杯、召し上がれ!

(photo:Kenichi Kurosaki)

〈INARI TEA〉

■東京都渋谷区恵比寿1-5-2 こうげつビル101
■03-6721-6420
■[月~金]10:00〜22:00
 [土]12:00〜22:00 日祝休
■www.inari-tea.jp/
※5月6日まで、19:00L.O./20:00CLOSE

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