【横浜】生粋のハマっ子が太鼓判! 本当においしい定番の行きつけ店4選

1. 中華料理〈李園(リエン)〉

お客の要望に応えて増えていったメニューは100種以上。
B級グルメ巡りを趣味に持つ、FMヨコハマで活躍中のDJ帝さん。約20年前から通うのは、1986年創業の老舗。
「町中華よりも少しエクスペンシブだけどおいしい料理が食べられるので、まだ訪れたことがない友人をよく連れていきます。並ぶことはありませんが、開店後すぐ満席になる人気店」。
新宿で腕を磨いた店主が、地元に戻り家族で経営。店の名物ともいえるトマトタンメンをはじめ、お客のリクエストに応えて生まれたパイコー炒飯など、ユニークなメニューが目白押しで目移りするほど。

住所:神奈川県横浜市中区本郷町1-18-18
TEL:045-621-9878
営業時間:11:30〜14:15LO、17:00〜20:45LO
定休日:月、第3火休
席数:20席
店の壁一面には、カラフルな短冊に書かれたメニューがびっしり。最寄りのJR山手駅から徒歩約14分ながら、足繫く通うファンが多い。
“横浜B級グルメを愛すDJ”
ディージェイみかど/1984年生まれ、横浜市出身。民謡家元の三代目として生まれ、DJ活動を行いながら、津軽三味線演奏家・ミカド雅峰としても活躍。FMヨコハマ『PRIME TIME』の木曜レギュラー。
2. 焼肉〈網焼き肉つる屋〉

最高級の松阪牛を半頭買いし、部位ごとに丁寧にカット。
横浜に制作拠点を置き、山手にも店を構える渡邊謙一郎さんが、スタッフや家族とよく訪れる焼肉店。
「僕的に焼肉はお肉一択なので、余計なものを食べようとしない人と来ます(笑)。この店は黒毛和牛のホルモンも秀逸! うまい肉が食べたいなら100点オーバー間違いなし。お店の方々もフレンドリーで居心地が良いです」。

名だたる品評会でグランドチャンピオンを何度も受賞している肥育農家〈なかお畜産〉の松阪牛を半頭買いし、冷凍せずフレッシュな状態のまま、備長炭の網焼きで提供する。

住所:神奈川県横浜市中区伊勢佐木町1-7-10
TEL:045-242-2917
営業時間:17:00〜22:30LO(日〜22:00LO)
定休日:月火休
席数:32席
三重県津市の伝説の焼肉店〈つる屋〉の味を受け継ぎ2003年に開店。地元民御用達。どこかレトロさを感じる空間で松阪牛を味わい尽くせる。
“旧居留地在住デザイナー”
わたなべ・けんいちろう/1972年生まれ、横浜市出身。神奈川大学工学部建築学科卒業。家具製作所〈STANDARDTRADE.〉でナラ材と伝統的な技法を用いた家具を作る傍ら、母校の非常勤講師も務める。
3. 天ぷら〈天吉(てんきち)〉

ごま油と落花生油で揚げる、風味豊かで軽やかな天ぷら。
原田幸世子さんが横浜に引っ越してきた22年前から通っている老舗。
「店頭で販売していた店主の原茂男さんのエッセイ『酒と涙と男と天ぷら』を読んでから、そのユーモアあふれるお人柄に触れてますますファンになりました。行列で入れないこともありますが、月1回はお店をのぞきます。天ぷらが揚がるのを待つ間に、玉子焼きを食べるのも楽しみ」。
ごま油と落花生油をブレンドしてカラッと揚げた天ぷらは、良い油の香りが鼻に抜け、軽やかな食感。

住所:神奈川県横浜市中区港町2-9
TEL:045-681-2220
営業時間:11:30〜14:30LO、17:00〜20:30LO
定休日:月休
席数:75席
1872年創業。予約もできるが、ふらっと立ち寄れる店を目指してフリー席も用意する。瓦屋根の日本家屋の佇まいに、ドイツから輸入したレンガを配したハイカラな店内。
“元町で多岐に活動中”
はらだ・さよこ/茶器や工芸品など、日本や世界各地の品々を取り扱うセレクトショップ〈MWLSTORE元町〉を営む。さらにフランスやドイツのお茶を扱うティーブランド〈ananastea/アナナスティ〉のディレクターも務める。
4. 西洋料理〈ル グラン〉

クラシックホテルの味をレストラン街で手軽に。
横浜を代表する〈ホテルニューグランド〉の味を堪能できる西洋料理店。夫婦の記念日にはホテルに宿泊するなど、家族で同ホテルを愛用する武塙さん。こちらにはお母様とよく行くそう。
「落ち着いた雰囲気で、丁寧なサービスとおいしい料理に安心でき、母とゆっくり会いたい時にお邪魔します。シーフードドリア目当てに行くのですが、ナポリタンも食べたくなり、必ず悩みます」。
ホテルと同じレシピで作られる料理を、横浜駅近で味わえる貴重な一軒。
住所:神奈川県横浜市西区南幸1-6-31横浜髙島屋8F
TEL:045-311-9454
営業時間:食事11:00〜15:00LO、17:00〜20:00LO(コースは19:00LO)※ティータイムあり
定休日:休みは施設に準ずる
席数:68席
“生粋のハマっ子作家”
たけはな・まいこ/1980年生まれ、横浜市出身。2024年『酒場の君』(書肆侃侃房)でデビュー。講談社『群像』で「西高東低マンション」、小学館Webサイト『小説丸』で「一角通り商店街のこと」を連載中。横浜在住歴44年。