イイお店が増えていた! 今、横浜中華街で行きたい注目のお店4選

photo_Ryo Tsuchida text_Yumiko Ikeda
1. 〈Pâtissières JOGENRO〉
老舗上海レストランが、新たな中華街スイーツを発信。

創業70年を誇る上海料理の名店〈状元樓(じょうげんろう)〉が、2025年2月、ブランド初となる洋菓子の店をオープン。1階は美しいパッケージに彩られた商品が並ぶショップ、2階には、くつろぎのカフェスペースが広がる。
フランス租界時代の上海の邸宅をイメージした空間は、モダンでいてどこか懐かしさも。今回、新たに取り組んだのが、中華のエッセンスをプラスした洋菓子メニュー。〈状元樓〉伝統の自家製餡とレアチーズケーキを組み合わせ、クッキーでサンドした「チーズケーキ月餅」、杏仁やプーアル茶が香る「フィナンシェシノワ」など、華やかなティータイムを彩る逸品が揃う。

住所:神奈川県横浜市中区山下町164
TEL:045-305-6880
営業時間:11:00〜20:00
定休日:水休
席数:23席
2階のカフェの利用は、先に1階で注文と会計を。人気デザートを盛り合わせた「パティシエールアソート」1,980円。
2. 〈双囍 上海本帮麺〉
食べだしたら止まらない! 上海発のローカル麺。

2025年5月に1周年を迎えた、上海本帮(ほんぽう)麺の専門店。本帮麺とは「上海では軽食や朝食に食べるローカルフード。葱油と濃厚な醤油タレをよく混ぜてから食べる麺料理です」と店主。初めて食べるなら「干しエビと葱油のまぜ麺」をぜひ。運ばれてくると、香ばしい葱油の香りが食欲に火をつける。茹でたての細めストレート麺、トッピングの青葱と干しエビ、器の底に隠れたタレをしっかりとよく混ぜる。麺にタレがよく絡み、甘辛い香りに包まれたら食べ頃だ。シンプルでいてうま味とコクがある味わいの虜になること必至。トッピングも多彩なのでバリエーションもお試しを。

住所:神奈川県横浜市中区山下町218-10
TEL:045-900-0408
営業時間:11:00~21:30LO
定休日:火休(祝の場合は営業)
席数:38席
麺のトッピングは、むきエビ生姜炒め、鶏肉辣醤など一品130円~。揚げ肉ワンタン880円など一品料理も。
3. 〈重慶茶樓〉
点心&オリジナルメニューに、ワインを合わせて過ごす時間。

老舗〈重慶飯店〉が贈る飲茶専門店〈重慶茶樓〉が2024年10月、“点心とワイン”をテーマにリニューアルオープン。蒸し物や揚げ物、よだれ鶏やエビのチリソースといった四川名菜を揃えるほか、楽しみなのが17時以降に登場する、ワインとの相性を意識した創作メニューだ。人気は、麻辣をアクセントにしのばせたレバーパテと、ピュアな胡麻油と青山椒を使った海鮮の四川風アヒージョ。前者をスターターとしてスパークリングワインで乾杯し、後者をつまみつつ白ワインを合わせるのが最高。日替わりでグラスの自然派ワインも用意する。

シメに四川担担麺もお忘れなく。

住所:神奈川県横浜市中区山下町185 2・3F
TEL:045-681-0807
営業時間:11:30(土日祝11:00)〜21:00(金土〜21:50)、LOは閉店の1時間前
定休日:無休
席数:104席
モダンに生まれ変わった、広々とした店内。15~17時限定で、中華風アフタヌーンティーセット3,500円も。
4. 〈CAFE シトカ〉
隠れ家のようなカフェでひと息ついてスイーツ補給。

小さな看板をたよりに階段を上がると、木材を使ったナチュラルな雰囲気に包まれる。阪東橋で人気を博した〈CAFEシトカ〉が2025年1月、中華街のビル2階へ移転オープン。界隈の喧騒とは一変しておだやかな時間が流れる。移転前からファンが多いのが、季節ごとに内容が替わるケーキプレートで、6月はブルーベリーを使ったメニューが登場予定。自然ゆたかなアラスカの街・シトカをイメージしたクマのクッキーも愛らしい。
住所:神奈川県横浜市中区山下町232天龍ビル2F
TEL:なし
席数:23席
公式HP:https://www.cafesitka.com/
※営業日時など詳細はHPで確認を。
アイスカフェオレ(テイクアウト可)650円、スパイスクマクッキー100円。