2025年秋の閉店までに行きたい。名古屋の名喫茶〈パスカル青山〉

2025年秋の閉店までに行きたい。名古屋の名喫茶〈パスカル青山〉
2025年秋の閉店までに行きたい。名古屋の名喫茶〈パスカル青山〉
FOOD 2025.05.02
江戸時代から“一服”の習慣が浸透している名古屋。2025年秋に閉店予定ながら、根強い人気を誇る〈パスカル青山〉を紹介します。
photo_Akira Yamaguchi text_Toshiyuki Otake

愛らしさの裏に秘めたこだわりと気品。〈パスカル青山〉

名古屋の〈パスカル青山〉
1971年創業の〈パスカル青山〉。店主の実家が材木業で材料を豊富に使えたそう。木曽の御用林から木工業を発展させた尾張のモノづくりが喫茶店の店づくりの背景に。

オレンジの壁一面の太陽がまず目に飛び込んでくる。メキシコをイメージしたもので、同じ頃一世を風靡した岡本太郎やさんふらわあフェリーにインスパイアされたそう。キーカラーの緑は「目に優しいから」。調度品の多くが革製で、経年により彩度が落ち着き品のある雰囲気に。そして半世紀以上愛されてきた店はこの秋、歴史に幕を下ろすという。喫茶店全盛時代の傑作を目に焼き付けて。

名古屋の〈パスカル青山〉の店内

緑と白のおだやかなコントラストに柔らかなアールを描くアーチ。個性的な意匠も、根底には訪れる人の過ごしやすさを第一に考える気遣いがある。

名古屋の〈パスカル青山〉のコーヒーとトースト

トーストはバター、あん、ジャムから好みの2種を選べる。

information
パスカル青山
パスカル青山

住所:愛知県名古屋市緑区浦里3-328
TEL:052-891-5158
営業時間:7:00~12:00
定休日:日休、ほか不定休
席数:42席

場所は名古屋の中心部から外れた郊外。三角帽子をかぶった子どもを思わす外観もキュート。

※記事内に特段の記載がない場合は禁煙店です。
※20歳未満の方は喫煙可能エリアへは入ることができません。

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