今注目したい東京の下町。 カフェやランチ、銭湯で大満足!ディープな魅力満載な【北千住】を楽しめる3軒 FOOD 2018.05.29

古くから宿場町として栄えてきた北千住は、日比谷線、千代田線、JR常磐線が通り、都心へのアクセスも良好なNEO注目スポットなんです。老舗の喫茶店や銭湯から、雰囲気がたまらないベトナム料理店まで、北千住のディープな魅力をご紹介します!

1.〈ミルクホール モカ〉で昭和30年代へタイムトリップ。

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北千住から歩いて20分。千住桜木にある〈ミルクホール モカ〉。オープンしたのは昭和30年代後半。「ミルクホール」とは、明治大正期に流行った、軽食やコーヒーを提供するお店のこと。関東大震災の後、喫茶店に人気が映り変わって行ったそうですが、喫茶店が生まれる前のカフェ的なお店の総称だったよう。

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店内は、モケットソファーのオレンジがあざやか。

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いちばん人気は表の暖簾にも書いてあるコーヒー。オーダーを受けてから豆を挽いてハンドドリップ。お店の中は、時間が進むのがゆっくりなので、この際、外の喧騒は忘れてコーヒーを楽しむのが吉。複数の豆をブレンドした味は実にすばらしく、心なごむ。420円。

〈ミルクホール モカ〉
■電話番号:非掲載
■東京都足立区千住元町38-1
■9:30~23:30(L.O.23:00)/不定休
■14席/喫煙

さらに詳しいレポはHanakoスイーツ担当連載「渋カフェ」をチェック!

2.銭湯? 旅館?キングオブ縁側の景色にうっとりな〈タカラ湯〉

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「キングオブ縁側」の名称で親しまれてから80年近くになる〈タカラ湯〉。昭和13年から北千住で人々を魅了し続けてきたこの〈タカラ湯〉には、店主のこだわりと愛が詰まっている。

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浴室内は全体的にとても広々としていて、混み合う時間でも問題なくくつろげる。また、常設されている薬湯はジャスミン、ワイン、ハーブなど豊富な香りと効能が日替わりで楽しめる。長野直送のりんご湯や、富山県とコラボしたプロジェクションマッピングなど、ユニークなイベントが多様に催されているのも特徴だ。毎週水曜日はレディースデーで男湯と女湯の入れ替えあり。サウナは女湯のみに設置されている。洗い場36席、スタンドシャワー3。

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美しい日本庭園も、魅力のひとつ。こちらは男湯脱衣場から一望できる庭園。奥に小さな滝があり、音も風流。滝の隣の紅葉やアジサイなど、四季折々の表情が面白い。庭師だった先々代が作り上げ、なんと今でも店主自らが手入れしているとのこと。季節ごとに表情を変えるこの空間は、まるで老舗旅館に来たような感覚に陥る。

〈タカラ湯〉
■東京都足立区千住元町27-1 
■03-3881-2660
■15:00~23:00/金休

(Hanako1147号掲載:Photo:Yuko Moriyama,Hiro Nagoya Text:Shizuka Horikawa,Calcium Oshida,Chihok Oi )

3.ベトナムの味を本格再現〈ハノイデラックス〉

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新婚旅行で訪れ、すっかりベトナム料理が気に入ったとご主人。人気店〈ハノイハノイ〉の姉妹店であるこちらでは、お酒を飲むことが大前提。黒板メニューは現地の食べ歩き&現地で購入したレシピを参考に旬の皿を用意。

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「焼き茄子のそぼろあんかけ」(右・900円)に加え、「海老のココナッツ煮」(左・800円、各税込)は現地の酒場では大定番の味。

(Hanako1140号掲載/photo : Tomo Ishiwatari, Yoichiro Kikuchi edit : Mick Nomura text : Kimiko Yamada, Etsuko Onodera )

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