エルメス、シャネル、資生堂…銀座で絶対に押さえておきたいギャラリー3選 CULTURE 2024.04.29

大小様々なギャラリーがある、アートの街・銀座。幅広いジャンルの展示を入場無料で堪能でき、写真撮影が可能なギャラリーが多いのが魅力です。必ず訪れたい銀座を代表するギャラリーを紹介します。

INDEX

1. Ginza Maison Hermès Le Forum

重視するのは“フランス企業らしい寛容さ”。最新展示の国籍を問わない顔ぶれにも見られる。
重視するのは“フランス企業らしい寛容さ”。最新展示の国籍を問わない顔ぶれにも見られる。

作品と建築の化学反応に浸る、毎日訪れたい“生きた”展示空間。

〈銀座メゾンエルメス フォーラム〉キュレーターにQuestion!

Q.ギャラリーの特徴は?
日本初披露のアーティストの紹介など、ほかにないキュレーションにこだわっています。展示空間をより引き立てるのが、建築家レンゾ・ピアノによるガラスの建築。天候や時間で光が変化し、同じ瞬間はまたとありません。

Q.このギャラリーと銀座の関係性は?
銀座という街の一部でありたいという想いは開館時から不変です。例えば、駅に直結したビルの入口を“公共の場”として開放している点。街を行き交う方々にご利用いただいているのは、そんな我々の考えの表れです。

Q.過去の印象的な展示は?
2006 年の改装工事中に行った『天上のシェリー』展です。普通なら閉館するタイミングですが、エルメスは常にアートとあるべきと感じ、彫刻家・西野達さんに依頼しました。

Ginza Maison Hermès Le Forum

住所:東京都中央区銀座5-4-1 8・9F
TEL:03-3569-3300
営業時間:11:00~19:00
定休日:不定休

2. CHANEL NEXUS HALL

©CHANEL
©CHANEL

次世代のアートと音楽に繋がる、ガブリエル・シャネルの精神が息づく場。

〈シャネル ネクサス ホール〉PR部にQuestion!

Q.ギャラリーの特徴は?
芸術を愛し、多くの芸術家を支援したガブリエル・シャネルの精神を受け継ぎ、若手アーティストの展示やコンサートを行っています。「NEXUS」は“結びつき”を意味。これはお客様と芸術が繋がる場という意味です。

Q.このギャラリーと銀座の関係性は?
銀座の街も〈シャネル〉も、伝統と革新を大切にしているところでしょう。日々アップデートされていくこの街で、これからを担っていくアーティストの作品や音楽家の演奏に触れていただく機会を提供しています。

Q.過去のユニークな展示は?
キューバ人アーティストのマベル・ポブレットによる『WHERE OCEANS MEET』です。カラフルな海の写真を素材に用いて、立体的な作品に仕上げる手法がユニークでした。

CHANEL NEXUS HALL

住所:東京都中央区銀座3-5-3 シャネル銀座ビルディング4F
TEL:03-6386-3071

※開館時間など詳細は公式サイトにて。https://nexushall.chanel.com/

3. SHISEIDO GALLERY

野村 在「Soul Reclaim Device (“A portrait of my departed sister”)」
野村 在「Soul Reclaim Device (“A portrait of my departed sister”)」

100年以上、時代と価値を創り続けた、日本で最も古いアートギャラリー。

〈資生堂ギャラリー〉ディレクターにQuestion!

Q.ギャラリーの特徴は?
“新しい美の発見と創造”に取り組み、挑戦的な現代アーティストの作品を展示しています。入選者の制作補助や展示・設営のサポートを行う公募展『shiseido art egg』などにも、そんな〈資生堂〉の考えが表れています。

Q.このギャラリーと銀座の関係性は?
母体である〈資生堂〉は1872年に銀座で生まれました。その初代社長の福原信三が化粧品だけでなく内面からも人を豊かにしたいと1919年にオープンしたのが、このギャラリー。〈資生堂〉は常に銀座と共にある企業なんです。

Q.過去の印象的な展示は?
2016 年に行った写真家の石内都さんによる『Frida is』展です。画家フリーダ・カーロの服や指輪、化粧品などの遺品の写真を展示し、彼女の“生きた証”を残しました。

SHISEIDO GALLERY

住所:東京都中央区銀座8-8-3 資生堂銀座ビルB1
TEL:03-3572-3901
営業時間:11:00~19:00
定休日:月休

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