バー初心者でも大丈夫！ 銀座でバーデビューする時に知っておくといい楽しみ方とルール LEARN 2024.04.29
銀座散歩を満喫したあと、最後の店に選びたいのは、オーセンティックなバー。とはいえ、初心者には少し敷居が高いとお思いの方も多いのでは？ バーの達人による楽しみ方指南をチェックして、今宵、新たな扉を開いてみませんか？
バーの達人ふたりに話を聞きました！
「銀座でバーデビューをするなら」
児島さんはお酒関係のお仕事もされており、当店にもたびたび来てくださっていますが、はじめて銀座のバーを訪れた時は緊張しましたか？
仕事関係の方と来ることはあったのですが、一人で入った時は少し緊張しました。でも、怖いというより心地よい緊張感。はじめて行く店ではスタンダードなカクテルを頼むといいと聞いていたので、ジントニックを注文した記憶があります。
定番カクテルはバーテンダーのこだわりが感じられるので、最初のオーダーに最適。飲みたいものが具体的に決まっていない場合は「フルーティなもの」などとリクエストをいただけると、やりがいがあります。
「はじめて来たんです」って言いにくいかもしれないけど、その情報もあるとバーテンダーさんが対応しやすいですよね。こちらは坂上さんのような若いバーテンダーさんがいて、程よくリラックスした雰囲気。レストランで食事した後に立ち寄るのもいいですよね。
「あのお店に行ってきたけどおいしかった」なんて話をいただけると、ご提案するお酒のヒントになって、話も広がると思います。
私は銀座のバーに通い始めた時は「おすすめのバーは？」とお店で聞くこともありましたよ。
銀座は横のつながりが特に強いので、バーでもレストランでも、積極的に紹介させていただいてますね。
あれこれ質問できそうな、お気に入りのバーテンダーさんを見つけて、味方につけるといいかも。バーのマナーを教えてもらったり、好みのお酒を探したり。
児島さんはどのような時に「バーに行こう」と思われるのですか？
一人で過ごしたい時と、あと非日常を楽しみたい時ですね。「今日はいつもより少しおしゃれして出かけたい」っていうような。そんな時に、銀座のバーはぴったり。先日こちらに来た時も、みなさんカッチリした格好はしつつ、程よくくつろいでいらして。特に言葉を交わすわけではないけど、一緒に場を楽しめているな、と感じました。
お店の雰囲気って、ひと晩ごとに違うんです。お客様が増えていくにつれ、場が作り上げられていく。
バーに慣れていない方であれば、少し早めの時間に行くのがいいかも。お客さんがまだ少ない時間帯なら、バーテンダーさんと比較的ゆっくりお話ができるかもしれないから。
一対一だと緊張されるかもしれないですが、分からないことはお話しいただき、会話の中から答えを聞き出せればいいなと思います。まだオーセンティックなバーに行ったことがない方にはぜひ、個性豊かなバーが揃う銀座から始めていただきたいです。一歩足を踏み入れればきっと、素敵な時間が待っていますよ。
はじめてのバー、まずはこれさえ知っておけば
1. 共通のルールはあるの？
お店によるため、バーテンダーに質問を。特に、酒瓶を手に取る、写真を撮るなどは事前に要確認。
2. お酒が飲めなくてもOK？
最近は、ノンアルコールカクテルが充実しているバーも多いので、好みを伝えて作ってもらおう。
3. メニューがないと不安…。
価格が気になったら、気軽に聞いてOK。先に予算を伝えて、その範囲内で収めてもらうことも。
4. 大人数で行ってもいい？
席が空いていれば断られることは少ないが、バーの雰囲気を楽しみたい場合は、少人数がベター。
5. 絶対NGな行動はある？
バーが一番大切にしているのは「場の雰囲気」。それゆえ、携帯での通話はNGのお店が多い。
BAR SEVEN SEASONS
住所：東京都中央区銀座7-5-5 長谷第一ビルB1
TEL：03-5537-5885
営業時間：18:00～2:00（土～24:00）
定休日：日祝休
席数：25席
銀座にありながらリラックスした雰囲気が漂うので、バーデビューにも最適。隠れ家的な半個室も。チャージ1,000円。
2024年5月号特集「銀座と下町」
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No. 1231
